Hotel & Resort WAKAYAMA-KUSHIMOTO 和歌山県東牟婁郡串本町サンゴ台
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和歌山県串本町の高台にあるホテルの庭にエルトゥールル号のブロンズ像がありました。
エルトゥールル号遭難125周年だった時に行われた追悼行事で、トルコ日本友好125周年事業の一環としてトルコ政府から寄贈されたものだそうです。
遠くには串本町本土と紀伊大島をつなぐくしもと大橋が見えます。スズキの自動車スイフトのCMロケにも使われた橋です。
1890年に紀伊大島沖で起こったトルコ軍艦エルトゥールル号の遭難で島民の懸命な救助活動で69名の乗組員がトルコへ帰還することができました。
過去記事<エルトゥールル号遭難慰霊碑にて【お気楽写真館64】>
この出来事がきっかけで日ト友好の礎が築かれたと言っても過言ではありません。
時は流れ・・・イラン・イラク戦争真っただ中の1985年・・・
サダム・フセイン大統領がイラク領空を飛ぶ飛行機は全て撃墜するとしたタイムリミットまで残り1時間・・・
日本からのチャーター機も来ず、脱出の手段を断たれて空港で足止めされていた在留日本人たちの前に舞い降りたトルコ航空機。
トルコ航空機は日本人全員を乗せて辛くもイラクを脱出することに成功しました。
この出来事に日本政府は全くタッチしておらず、後に駐日トルコ大使は「私たちはエルトゥールル号のご恩は忘れていません」と語ったそうです。
ちょうど遭難した方向に舳先を向けるエルトゥールル号の像。
遭難殉職者に哀悼の意を捧げるとともに串本の皆さんに敬意を表します。
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