無駄なことはない

連日のように、面接だ。

４年前に「事務職」で就活したときは
求人webサイトから応募しても返事が来ないことが多かったし
せっかく送った履歴書が無言で返されることなんか当たり前。
面接までこぎつけるのは、奇跡的なことだった。

ところが今、「資格取得見込み」とした上で介護職に応募してみると
とりあえず、どこでも面接の機会をくれる。
ありがたや～！だ。
お陰で忙しいったらありゃしないが
この年齢で面接していただけることに感謝して
この夏、私は就活の鬼となろう。

一昨日の夜、22歳の男子クラスメート・Ｋちゃんからメール。
「履歴書の志望動機、うまく書けないんです。
アドバイスをお願いできませんか？」

よっしゃ、そういうことなら任せとけ！
日本語ボロボロの彼の原文を校正し、膨らませて
送り返した。

するとさっき、彼から感謝のメールが。
「このまま使わせていただきます。
お礼に、夏休み明けにビールを一杯ご馳走します」

ひゃっほ～い、こんなことでビールが飲めるなら
いくらでも力を貸すわ。

そういえば先週、ある授業で提出したレポートが返ってきた。
私一人だけ、名指しで褒められた。

ライター時代の経験がこんなところで役立とうとは
まったくもって想定外。
これから挑もうとする世界で
文章力（というか執筆好き）が役に立つとは思っていないが
とりあえず、履歴書やレポートを書く上では
大いに助かっている。

作家・遠藤周作さんもその著書の中に書いておられたが
「人間、無駄なことは何一つない」って
これ、本当だわねえ。