ちかさんの元気日記

辛いことを乗り越えて元気に生きている私“ちかさん”の
涙と怒りと笑いの介護記録。

猛暑と闘う、脂肪過多の女たち

2020-08-21 00:40:00 | 日記
23度に設定された事務所の冷房。

援助に駆けずり回って戻ってきたときは心地いいが
落ち着いてデスクワークをしていると
ブルっとするくらい身体が冷えてくる。

設定温度を少し上げたいが
猛暑のこの季節
事務所は過分に脂肪を蓄えた女たちの天下であり
そんな要求が通るはずもない。

数少ない痩せ型は、上着を羽織って耐え忍ぶしかないのである。

しかし今日、中肉中背のボスが身体の不調を訴えた。
「俺、冷房が効きすぎた部屋にいると頭痛がしてくるんだ」

いつもは健康的で疲れも不調も見せない40代のボスが
珍しく弱っている。
ヤバイ! 彼を救わなければ!

私はキンキンに冷えた事務所にいながら扇風機の直風を浴びている
二人の小太り女に言った。

「頼む。ボスがかわいそうだから少し温度を上げて!」

しかしあろうことか、二人は大反撃。
いつもは私を立ててくれるかわいい二人が
猛然と噛みついてくる。

「冗談じゃない!そんなことしたら死んじゃいます」
「ボスも先輩も、いい加減、冷房に慣れてください」
「なんならロッカールームで仕事したらどうですか?」
「そうそう。机もあるから、パソコン持っていけばいいんですよ」

お、おい!なんだ、その言い草は!?

「いやいや、こればかりは譲れないね」
「そーだ、そーだ! 私たちが熱中症で死んでもいいのかーーー!?」

思わず私は叫んだ。
「なんでこっちが我慢しなくちゃならないのか!?
それよりお前ら、少し痩せろーーー!!」

命の危険なこの猛暑。
絶えず鼻の頭に汗をかき
ふぅふぅ言って歩いている脂肪過多の40代女二人は
信頼する上司やその次に偉い私に盾ついてまでも
暑さと闘っているようである。

すみません、ボス。
この季節、彼女たちには勝てません。
私と二人でロッカールームに避難しましょう。


100歳超えは人間超え

2020-08-15 01:20:00 | 日記
一昨年100歳の誕生日を迎えたテルエが
その後圧迫骨折やら肺炎やらで二度入院し
今なお、ウチで元気に過ごしている。

車椅子は自走。
トイレも好きな時に自分で行くのだから
本当にたまげた婆さんだ。

そしてもうすぐ102歳の誕生日を迎えようとしているテルエ。

自力でベッドから車椅子に移ろうとしていた時
彼女は小さくつぶやいた。

「ああ、もう歳には勝てないねぇ」

いやいや、いやいや
あなたはもう十分、歳に勝っている。

100歳を超えると
人間は人間を超えるのだろうか。

小池都知事に勇気をもらう

2020-08-13 01:18:00 | 日記
老眼がひどくなってきたせいもあって
大好きだった小説もすっかり読まなくなった。
バスケットにテニス、卓球、水泳、筋トレと
いつも何かしらのスポーツを楽しんでいたのに
最近は階段さえ遠慮する。

おいおい、お前はババアの門出に立っちまったのか? 
情けねーなあ。

見てみろ、小池百合子東京都知事を。
オリンピック、コロナショックと
彼女が都知事に就任して以来
これでもか!?と言うほど降りかかってくる難題を抱えながら
微塵も疲労感をにじませることなく
日々颯爽と、小綺麗に、
そして冷静な笑みをたたえながらメディアに登場しているではないか。

しかも、彼女は68歳。
お前より6歳も年上なんだぞーーー!

もちろん私だって一生懸命ジジババのために働いている。
でも、家に帰ればおっさんと晩酌をして夕食を食べ
そのあとはソファに身を沈めてNetflixタイム。
ふと気づけば2時間くらい気を失っていた〜!なんて
なんともだらしのない生活である。

小池さんに、そんな余裕はないんだろうなぁ。

おい、お前。
仕事がキツいなんて弱音を吐くな。
68歳の小池都知事があんなに頑張っているんだから。

恥ずかしながら政治経済にはとことん疎い私であるが
小池都知事の颯爽とした姿、ブレない美しさに
毎日、励まされている。

負けずに頑張るぞーーー!