潔さが信条。
服も本も、買うときに迷わない。
どちらも“ここよ、ここ!”と訴えてくる声が聴こえてくるので
(いや、聴こえてくるような気がするので)
迷うことなく、それに決める。
捨てるときも然り。
う〜ん、どうしようか。
この服はまだ着られるし、この本はまたあとで読み返すかもしれないし…
と、ダラダラ思い悩むことがない。
いずれも高いものではないので
無慈悲なほどあっさり処分できてしまうのだ。
しかし、電化製品の購入だけは吟味に時間が要る。
ネットで買うようになってから、尚更だ。
webサイトで機能を調べ
レビューを読みまくり
それでもなかなかポチッとする気が起きない。
購入の決断までに、かなりの時間を要するのである。
この間は
去年から検討していたフットフィットをやっと買った。
(歩行のための筋力を鍛えるヤツ)
吟味すること1年以上。
10万円の給付金をいかに有効活用しようか。
それも併せて考えたから、余計に時間がかかったのだ。
そして、今度は電気圧力鍋。
これも圧力鍋が壊れた2年前からずっと購入を検討している。
電気圧力鍋は多数のメーカーが出しているのだが
レビューを読むほどに、どれがいいか迷いが生じる。
あー、どうすりゃいいんだ!?
それにしても…
私はまるでセーター1枚買うかのように
おっさんという伴侶を選んでしまった。
人生最大の選択だったのに、なぜ、吟味しなかったのか?
いや、吟味などしていたら結婚はできない。
結婚はレビューも保証期間もない人生最大の博打。
だから、面白いんだろう。