なぜか、認知症の女性ばかりが集まってしまった食堂のテーブル。
短期記憶が猛スピードで抜け落ちるミネ
自分の母親がまだ生きていると信じているユキエ
満腹中枢がイカれて人のご飯まで食べてしまうサナエ
時間も金銭感覚もしっかりしているのに自分の部屋だけは覚えられず
いつも人の部屋に帰ってしまうトシ
毎朝毎朝、事務所にやってきては自分のポストの番号を尋ねるハナコ
トシだけはまだ入居1年未満だが
それ以外の5人はもう4年近く同じテーブルで食事をしている。
なのに、なのにねぇ・・・
きのう、そのテーブルの近くを通りかかったときのことだ。
誰が口火を切ったのか、きっかけはナンだったのかわからないが
彼女たちが自己紹介をしている。
「はじめまして。私は山でも川でもなく、森田と申します」(ミネ)
「はじめまして。私は後藤と申します」(ユキエ)
続いて残りの4人も口々に名乗って挨拶を交わすと
ミネが「私は山でも川でもなく、森田と申します」と
振り出しに戻って自己紹介をはじめる。
エンドレスに続く顔馴染みたちの初顔合わせ。
毎日が新鮮な、認知症6人衆である。
短期記憶が猛スピードで抜け落ちるミネ
自分の母親がまだ生きていると信じているユキエ
満腹中枢がイカれて人のご飯まで食べてしまうサナエ
時間も金銭感覚もしっかりしているのに自分の部屋だけは覚えられず
いつも人の部屋に帰ってしまうトシ
毎朝毎朝、事務所にやってきては自分のポストの番号を尋ねるハナコ
トシだけはまだ入居1年未満だが
それ以外の5人はもう4年近く同じテーブルで食事をしている。
なのに、なのにねぇ・・・
きのう、そのテーブルの近くを通りかかったときのことだ。
誰が口火を切ったのか、きっかけはナンだったのかわからないが
彼女たちが自己紹介をしている。
「はじめまして。私は山でも川でもなく、森田と申します」(ミネ)
「はじめまして。私は後藤と申します」(ユキエ)
続いて残りの4人も口々に名乗って挨拶を交わすと
ミネが「私は山でも川でもなく、森田と申します」と
振り出しに戻って自己紹介をはじめる。
エンドレスに続く顔馴染みたちの初顔合わせ。
毎日が新鮮な、認知症6人衆である。
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