ちかさんの元気日記

辛いことを乗り越えて元気に生きている私“ちかさん”の
涙と怒りと笑いの介護記録。

58歳の利用者様

2017-02-14 23:19:14 | 日記
この話はまだしていなかったと思うのだが
去年の11月に、58歳の男性(独身、巨漢)が入居してきた。

まだそんなに若いのに
なぜ介護サービス付き高齢者住宅に入ってきたか?

知らない方のために一応説明すると
年齢的に介護保険の第2号被保険者に当たり
網膜症、腎症、神経障害という糖尿病性三大合併症をもつ彼は
介護サービスを受ける資格を有しているのである。

腎症により週2回透析を受けており
ウチの食堂で提供しているのも塩分、水分、カリウムなどの制限食。
見た目にも悲しい食事で
食堂に案内する私たちも思わず同情せずにいられなかった。

しかし、気の毒だね、とささやきあっていたのも最初の頃だけ。
今では職員の心に
彼を温かくお世話しようという気持ちがなくなっている。

というのも、ヤツは(ここからはヤツと呼ばせていただこう)
私たちが食事に気を配り、透析のための通院を介助しているというのに
早朝からコンビニに行ってサンドイッチや唐揚げ、コロッケを買いあさり
部屋で好き放題に食べているのだ。

さらに
コンビニでエロ本も買いあさる、
お兄さんが運んでくれたパソコンで
1日中「人妻温泉××」とか「熟女が××」といった映像を見る
といった具合に
介護保険料を使ってエロい生活を満喫しているのである。

お兄さんによれば
ヤツは若くして糖尿病の合併症を患ってしまったがために
仕事もせず、人とも関わらず
ひたすらパソコンと向き合う生活を続けてきたらしい。

どーりで!

私たちが話しかけても、返ってくる言葉は「すみませ~ん」だけ。
人と、目をあわすこともできない。

だけどね
そこまで病気を進行させてしまったのは
自己管理ができなかったってことで
現に今も、視力減退、透析治療、足も腐りかけてるほど
症状が進んでいるにもかかわらず
こっそり(いや、実はみんな知ってるけど)
コンビニで好きな食べ物を買って食べてるわけでしょ?

自分で生きようとしない58歳の男を
なんで私たちが世話しなきゃならんのか?
なんでみんなが払っている介護保険料が
ヤツの快適&快楽生活にあてがわれているのか?

腹が立つったらありゃしない。

ウチにとっては大切なお客様に違いないが
私はここで叫ぶ。
お前、出て行け~~~!!!



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