ちかさんの元気日記

辛いことを乗り越えて元気に生きている私“ちかさん”の
涙と怒りと笑いの介護記録。

携帯紛失

2013-08-16 23:20:22 | 日記
困ったぞ。

携帯を紛失してしまった。
どこかで落としてしまったのか
スーパーで買い物をし
帰ってすぐにメールや着信をチェックしようと
ショッピング・バッグを探したのだが
必ずあるべきそこに、なかったのだ。

スーパーで商品の賞味期限を確認するのに
一度、携帯で今日の日付を見た。
それは確かだ。
だからそこまでは絶対あったはずなのに
3回探し回っても見つからず
店の人に聞いても届けはないという。

道も探した。
Gパンのポケットもバッグの中も、何度も調べた。
おっちょこちょいの自分を疑って
冷蔵庫や食器棚も探してみた。
もちろん、家電から何度もコールしてみた。

ない、ない、な~い、出てこな~い!!!

日ごろから携帯に依存した生活ではまったくないので
それほどパニックにはなっていないが
携帯でメールのやり取りをしている相手には迷惑をかけるだろう。
それに何より、ただいま就活中。
応募先からの返事はすべて携帯メールで来ることになっている。
まずい。

とりあえず携帯会社に電話して回線停止の手続きをし
今週から来週にかけて採用・不採用の連絡をくれることになっている2社に
自宅の電話番号を伝えた。

携帯電話を持つようになって久しいが
こんな失態は初めてだ。

ガラケーにこだわってきたけれど
さあ、お前もいよいよスマホを持つ時が来たのだよ―
そんなお告げなのだろうか。


恐らく最後の、Mちゃんネタ

2013-08-16 00:31:09 | 日記
近くに住んでいるのに
このところ全然顔を見ていないMちゃん。
DV夫とようやく離婚が決まったことは
5月6日付けのブログ「おめでとう、Mちゃん」に書いた。
しかしあれ以来、ぱったり・・・
いや、実は何度か「遊びに行っていい?」と電話をもらったのだが
いつもタイミングが合わなかった。
気になりながらも、私から誘うこともなく月日が過ぎた。

そして今日、ふと思い出したMちゃんのこと。

2時間だけだけど、勉強はした。
その後、面接も受けに行ってきた。
おっさんは今夜、前の会社の人に誘われて飲みに行くという。

そうだ、Mちゃんを誘おう!

仕事の帰りに寄らないかとメールを入れると
喜んで彼女はやってきた。

む・・・なんだか、前より化粧が濃いぞ。
それに、一段と逞しく、語気も荒いぞ。

私が就活を始めている話をすると
ケアマネージャーの資格を持つ彼女は
やや高見からアドバイスをしてきた。
「介護の世界は気の強い女が多いから、まともに取り合っちゃダメ。
右から左に聞き流しておきなさいよ。わかった?」

え、32歳が55歳に向かって命令口調?
あんた、私の先輩でも上司でもなかったよね?
確か去年まで
「ちかさん、助けて! ねえ、今から行ってもいい? 私もうダメ~!」
と、大泣きしながらSOSの電話をよこしていたよねえ。

なんでも私と会わなかった数ヶ月間に
仕事で知り合った50代のご夫婦と親密になり
子どものいないそのご夫婦から
“生きがい”といわれるほど母娘ともにかわいがられているそうな。
Mちゃんは彼らを「おとん、おかん」と呼び
娘は「ジジ、ババ」と呼び
夕食を一緒にしているばかりか
そのご夫婦は来るべきMちゃんの娘の七五三のために
参拝に行く神社を調べたり記念写真の予約をしたり
自分たちの洋服まで買い揃えて楽しみにしているのだという。

Mちゃんが夫のDVや女性問題に悩み始めたころ
彼女はよく、私に言っていた。
「ちかさんとダンナさんの老後の世話は私がしてあげるから」。

その言葉の裏にある
「だから娘の面倒を見て。私、頑張って働くから」というあからさまな思いを
私は本当は知っていた。
知っていたけれど、気づかないふりをした。
どんなにかわいいと思っていても
その身の上を気の毒に思っていても
それは違う、と思っていたから。

転職を考えているMちゃんに
そのご夫婦は「夜勤があっても私たちが娘の面倒を見るから心配するな」と言い
挙句の果てに、職場も住まいも自分たちの住居のそばにするよう
薦めているらしい。

なんか、へんな話。
そうは思うが、彼女と娘がそれでいいなら
「よかったね」と言うしかない。
私には、彼女たち母娘を背負う覚悟などないわけだし。

賢い子だし、生命力のある子だし
私なんかが心配することもきっとないのだろう。
ましてや実の親以上に、近くに住む私たち夫婦以上に
信頼を寄せる人たちとめぐり合って
彼らの「老後の面倒は私が見る」とまで言っているのだ。
もう、私が心配することはないのだ。

よかった。
これから先、このブログに彼女が登場することもないだろう。

しかし
出会った4年前は長野から上京してきたばかりで
素顔のかわいいMちゃんが
どんどん化粧を濃くし、睫のエクステが必須アイテムとなり
口調が荒く、汚くなっていく様を目の当たりにして
なんだかなあ・・・と、心配でもあり、やるせなくもあるのであった。