長篠落武者日記

長篠の落武者となった城オタクによるブログです。

妻日

2013年09月17日 | 日記
妻日(つまび)。
妻にとって良い日だった日をさして言う、我が家の方言?です。

専業主婦をしている妻は24時間子どもと離れる暇が無い。
そのため、たまには切り離すことで妻がリフレッシュされる日を長女のみのときは、たまに実行できていました。

が、長男も産まれ、そして、わたしも仕事が忙しかったことから、ここ1年半くらい、そういう日が作れていない状況でした。とてもイクメンなどとはいえない状況に。

16日の台風がやってきた日、車を購入して以来、オイル交換していないことに気づく。
しかも既に1万キロ近く走っており、1年近く経過しそう。

その日の朝は、台風で強風が吹きつけており、雨も酷い。
そして子どもがいる家庭の朝は早い。

「こんな日に外出する人間、まして、オイル交換に行く人間なんていないんじゃないか。」

そう思いついた私は、子ども二人を乗せて、昔名古屋にいるときに利用していた店へ行く。
案の定、
客はほとんどいない。

子どもが多少騒いでも気兼ねする必要は全く無い。
しかも、こうした店はキッズルームを備えていることが多い。そして子連れは私しかいないので子どもがどんだけおもちゃを独占しても構わない状況。

途中、ハロウィン用のお面を作るとお菓子もらえることに気がつき、娘に作らせる。
そんなこんなで1時間半ほど経過。

そのまま近くのホームセンターへ行くが、ここも客が少なく、子どもを連れても気兼ねなく歩ける。

で、併設されているスーパーで食材を買い込み、家に帰ると、数年ぶりに料理を作る。
これでも昔は料理をよく作っていたのですが、妻が出産に伴い専業主婦化してから、冷蔵庫や台所用品に対する妻の管理が強化されて、使いづらくなっていたことから遠のいていたのです。

まぁ、数年ぶりにしては、食べられるものができました。

その後、折角だから午後も子どもを連れ出そうと思い、車に乗せて当ても無く出発。
すると、娘が、
「なに?どこいくの?城?」
と、聞くので、反射的に
「そう。」
と、答える。

で、行き先は岐阜城に。
岐阜城のロープウェー乗り場にある売店に、非常に気になる本があったのですが、買わなかったことを後悔していたので、買いに行きたかったのです。斎藤妙春(さいとうみょうちん)という美濃国の守護代について詳しく書かれた本で、この著者の斎藤道三の本を購入したところ、1次資料に徹底的に拘りぬいた素晴らしい本だったので、どうしても欲しかったのです。

岐阜城へ到着し、信長居館跡の虎口状況などを見て興奮して娘に説明しながら、念願の本を購入する。さすがにこれで帰るのはかわいそうだと思ってロープウェーに乗せる。
ロープウェーの降りた直後にリス園があるので、そこならば娘も喜ぼうて、という計算もある。
案の定、娘はリスに餌をやって満足してました。

その後、岐阜城の模造天守へ向かう。
天守が見えてあと少し、というところで、娘が走り出したものの疲れからか転んで手をすりむいて大泣き。わんわん泣き喚いていましたが「お城やめる?」と聞くと「お城行くぅっ!」と泣きながら主張。
娘は泣きながら天守を登り、そして、降りてきました。

結果的に、この日は、ほぼ1日妻から子どもが離れた日になったため、「妻日」認定された訳です。

ちなみに妻は、たまたま子どもがいない状況で外出しようと化粧をするため自分の顔を鏡で見ていたら、顔のにやにやが止まらなかったそうです。

ま、もう少しこういう日が増やせるといいですけどね。
たまにやった日のことをブログに載せると、
「ああ、また『僕はやったよ』アピールを・・・。」と言われそうです。。。