昨日きょうと、春を思わせるような陽気で、布団を干したり、洗濯をしたり、閉じっぱなしにしていた窓を開けて冬の間に沈殿していた空気を埃ごと追い出すなど、いつになく家事に励んだ。毎夜の散歩も日曜日は休みとした。

手持ちの写真が少なくなって、ますますどうということもない写真を使わざるをえなくなってきた。独り言などどうでもよくて、あくまでも今の牧場の様子を知りたいと思う人には、さらに期待外れになりそうだ。
この写真は第1牧区へ上がる第2牧区の斜面で、雪さえなければ年中ここには鹿の群れが出る。朝、日の射すのが早いため、鹿たちにとってはお気に入りの場所になってしまっているようだ。弁天様の三叉路まで上がって来ると毎朝のように2,30頭の群れを、いまいましい思いで目にすることになる。先日上に行った時も、雪の上の動物の足跡では鹿の歩いた跡が一番目に付いた。猟期も終わったから、鹿はますますのさばるようになる。ただし、有害駆除に携わるの地元の猟友会の会員なら、狩猟は許される
昨日のNHK番組「ダ―ウインが来た」では、鹿が猛毒のベニテングダケを好物にしていたとか。生憎その番組は見逃がしてしまったが、鹿はトリカブト、さらには以前はそうでなかったクリンソウにまで、被害を及ぼすようになった。特にクリンソウについては花ばかりを狙い、というか、近くに口を付けた花がたくさん落ちているから、少なくも食べようとしたことは間違いがない。2,3年前から、クリンソウの大群落は開花を待つようにして鹿にやられてしまい、もう桃色の川が流れるような豪勢な花の様子を目にすることはできなくなってしまった。
中央アルプスの駒ケ岳山頂付近で、ライチョウを繁殖させようとする試みが行われている。乗鞍からヘリコプターで運んできた何組かの親子が、その後何とか無事に育ちつつある様子をテレビで見た。以前には、中央アルプスでは絶滅したと思われていたライチョウだが、雌の1羽が発見されたことがきっかけになって、こうした取り組みが始められたらしい。
乗鞍で折角平和に暮らしていた親子鳥を、と思わぬでもなかったが、こうなったからには中アで是非とも元気に育ってほしい。サルや鹿が餌を求めてかつては生息場としてなかった領域にまで現れるようになり、決してまだ安心できないが、氷河期にこの島国に取り残され今日まで種を絶やさずにきた貴重な鳥だ。しかも、日本列島はライチョウの南限になるらしい。キジ目キジ科ライチョウ属に分類されるように、飛行能力はキジよりか少しマシなくらいで、人をあまり恐れないだけに気になる。
南アルプスでは北岳や仙丈岳で何度か目にしたが、中アでも見たような気がする。
赤羽さん、大多謝。例の番組はどうでした? 本日はこの辺で。

手持ちの写真が少なくなって、ますますどうということもない写真を使わざるをえなくなってきた。独り言などどうでもよくて、あくまでも今の牧場の様子を知りたいと思う人には、さらに期待外れになりそうだ。
この写真は第1牧区へ上がる第2牧区の斜面で、雪さえなければ年中ここには鹿の群れが出る。朝、日の射すのが早いため、鹿たちにとってはお気に入りの場所になってしまっているようだ。弁天様の三叉路まで上がって来ると毎朝のように2,30頭の群れを、いまいましい思いで目にすることになる。先日上に行った時も、雪の上の動物の足跡では鹿の歩いた跡が一番目に付いた。猟期も終わったから、鹿はますますのさばるようになる。ただし、有害駆除に携わるの地元の猟友会の会員なら、狩猟は許される
昨日のNHK番組「ダ―ウインが来た」では、鹿が猛毒のベニテングダケを好物にしていたとか。生憎その番組は見逃がしてしまったが、鹿はトリカブト、さらには以前はそうでなかったクリンソウにまで、被害を及ぼすようになった。特にクリンソウについては花ばかりを狙い、というか、近くに口を付けた花がたくさん落ちているから、少なくも食べようとしたことは間違いがない。2,3年前から、クリンソウの大群落は開花を待つようにして鹿にやられてしまい、もう桃色の川が流れるような豪勢な花の様子を目にすることはできなくなってしまった。
中央アルプスの駒ケ岳山頂付近で、ライチョウを繁殖させようとする試みが行われている。乗鞍からヘリコプターで運んできた何組かの親子が、その後何とか無事に育ちつつある様子をテレビで見た。以前には、中央アルプスでは絶滅したと思われていたライチョウだが、雌の1羽が発見されたことがきっかけになって、こうした取り組みが始められたらしい。
乗鞍で折角平和に暮らしていた親子鳥を、と思わぬでもなかったが、こうなったからには中アで是非とも元気に育ってほしい。サルや鹿が餌を求めてかつては生息場としてなかった領域にまで現れるようになり、決してまだ安心できないが、氷河期にこの島国に取り残され今日まで種を絶やさずにきた貴重な鳥だ。しかも、日本列島はライチョウの南限になるらしい。キジ目キジ科ライチョウ属に分類されるように、飛行能力はキジよりか少しマシなくらいで、人をあまり恐れないだけに気になる。
南アルプスでは北岳や仙丈岳で何度か目にしたが、中アでも見たような気がする。
赤羽さん、大多謝。例の番組はどうでした? 本日はこの辺で。