入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

 「暮秋」 (5)

2015年11月01日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


  11月に入ったというのに、タイトル「暮秋」を変える必要のないような穏やかな秋日和が続いている。そのせいかまだ登山者の姿が絶えない。こんな秋も珍しい、記憶にない。今週後半にはまたCMの撮影があるから、それまで天気は粘って好天を保持してほしいものだ。

 国有林との共用林野となっている、第5牧区の牧柵の修理を一応終えた。明らかに故意に切断したと思われる箇所が何か所もあった。バラ線を緊迫させておくための金具が50メートルくらいの間隔で付けてあるが、そこを片っ端から切ってあるのだ。しかもどういう理由か、4段に張られているバラ線の一番上は切らないで残してあった。
 牧場の管理ではこういう腹の立つことがよくある。バラ線の張られている、立入禁止の立て札を無視して草地に入った親子を注意したら、こちらの注意の仕方が気に入らないといって下に抗議してきた。
 何ら悪びれた態度も見せず、一言もなく、こちらを無視して車に乗ろうとしたから、ちょっと待ての話になった。そもそも、立入禁止の場所に入った段階で、管理の対象になったわけで、そこからは管理者と違反者は対等ではなくなるはずだ。
 にもかかわらず横柄な態度で無視を決めようとしたり、管理者に突っかかってくるから、野生化の進んだ身としては荒れてくる。後味の悪い思いはこっちもしている。中には挑発しつつ、こちらの行動をスマホで撮る者までいた。
 確かに悪気がなく、牧草地と知らず入っていることもある。牧場の中に後から町道(当時)を持ってきたので、ある場所は柵があり、ある草地にはそれがないという分かりずらい面もある。立入禁止の立て札も少ない。そこでお願いだが、三カ所あるテキサスゲート(牛が通れないように何本もの鉄のパイプを一定の間隔で横に並べて固定してある、その上を通過するとガタガタと大きな音がする)内に入ったら、そこからは道路以外は私有地で、森も林も立ち入り禁止だと知っておいてほしい。

 入笠牧場の宿泊施設及びキャンプ場の営業に関しましてはカテゴリー別の「H27年の営業」、「平成27年度冬季営業」を、また天体観測に関心のある方は「入笠牧場からの星空」をご覧ください。
 
 
 

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする