スウェーデン音楽留学サバイバル日記 ~ニッケルハルパ(nyckelharpa)を学ぶ

スウェーデンの民族楽器ニッケルハルパを学ぶため留学。日々の生活を様々な視点からレポートします。

弓の種類と持ち方

2006-10-02 23:32:09 | 授業 楽器
今日はソニアの個人レッスン。
ソニアが今日は「もみじ」を弾いてくれました(こちらでは”lönn löv”と呼ぶ)。ソニアのお父さんのエリック(Eric Sahlström、絶滅寸前のニッケルハルパの復興運動に活躍した)がよく弾いていた曲。実は、エリックは1960年後半頃、大使館に招かれ来日していて、その時に日本で覚えて帰った曲なのだそう。スウェーデンに帰ってからその曲を周囲の人に教えたようで、今でもエスビョン・ホグマーク始め、ウロフ・ヨハンソンなどが今も弾いています。
面白いのは、皆がエリック風に味付けされた「もみじ」を弾くところ。日本バージョンとはちょっとだけ違います。

次はまたもや、弾かない人にはマニアックなお話です。

今日、移弦に違和感があり、ソニアに解決法を聞いてみたところ、
1、弓の問題
2、要、練習
3、持ち方を変える

1は私の弓は軽すぎてコントロールしにくいというもの。
ソニアの弓を借りると、ずっしり重い。重すぎるのも好みがあると思うけど、軽すぎるほうが弾きにくいと思う。うーん、いつか買わないといけないなぁ。

弓の種類
大きくカーブしたオールドタイプのもの(ソニア、ウロフ、ディッテはこれ。多くのウップランド地方のミュージシャンもこれ)
先にいくにつれて弓と毛の間が近くなるバロック弓(二クラスはこれ。楽器によっても使い分けている。私のもどちらかというとこのタイプ)

種類は完全に好みの問題。でも、オールドボウはダブルストップとスウィングがしやすいと言う意見が多い。そしてバロック弓は速い曲をリズミカルに弾きやすいという意見が多い。でも、ヴェーセンメンバーで今度来日ライブもするウロフは早い曲でもオールドボウで自在に弾きこなすし、あくまでも参考程度に。

2の練習は当然ですね。授業で紹介された移弦の練習法はごくフツーのスケール。

3の持ち方。
親指と中指で丸になるような形で持つ。これが基本。バイオリンでも卵を持つようにとかいうあれとほぼ同じ。毎回ウロフがチェックするので結構気をつけてました。
でも今日ソニアに言われたのは、指や手の形に合わせて持つほうがコントロールしやすいので、この基本から外れてもいいのでは?という提案。
ソニアの提案は(指が長い人向け)、人さし指と中指の第二関節(手に近い側)から小指の付け根あたりにかけ斜めに弓を載せ、親指ものせてしっかり握ってからひっくり返し、小指を弓の上に。なので、親指と中指は「こんにちは」できません。
やってみると、確かに。しっかり握れる。

さあーて!
1+2+3=「移弦の達人」になれるか!?
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サーモンのクリーム煮込み

2006-10-02 23:29:26 | スウェーデンご飯
今日のランチ。
これといって名前のあるような特別料理ではないけど、週末の貧乏ご飯から(9/30の記事)解放され、とってもおいしく感じました。
サーモンのクリーム煮込み。
手前の肉は別に味付けがしてあっておいしかった。ブラウンソースがおいしそーに写ってるでしょう!
ジャガイモはしっかりゆでてあるので、フォークでぶすっとさしてナイフで皮をつるんとむくことができます。
(私はよくご飯の写真をとるのでここの人はあきれています。正直、恥ずかしい時も。でも頑張って撮ります!)

そして今日のFIKA(ティータイム)はチェリーパイでした。
ごちそうさま。
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