スウェーデン音楽留学サバイバル日記 ~ニッケルハルパ(nyckelharpa)を学ぶ

スウェーデンの民族楽器ニッケルハルパを学ぶため留学。日々の生活を様々な視点からレポートします。

親がたたくと刑務所行き!?

2006-10-01 19:40:22 | スウェーデンのこと...
タイトルの通り、親が子供を叩くのは違法なんだって。
あるクラスメートが言うには「刑務所行き」。違法は違法でも刑務所はホントかな!?

じゃあ、今まで誰からも叩かれたことない?って聞いたら、
「うん。うちの猫ならよく攻撃してくるけど。」って。
今まで誰からも叩かれずに大人になったそのクラスメートは、人が人を叩くという行為が野蛮で信じられないそう。悪いことして叩くって動物じゃあるまいしって。
そうよね。「叩かれる」経験をしたことがない人の気持ちを想像してみると、理解を超えるよね。

なぜこんな話になったかというと、そのクラスメートはフランス留学経験者。「フランスとスウェーデン、ものすごっく違ってびっくり!」と良く言ってる。私からすると、少しは違うだろうなと思いつつ、同じヨーロッパ、驚くほどの違いがあるのか!?と思ってしまう。
ホームステイで3家族経験したムアによると、1「食事」、2「人の接し方」、3「しつけで叩く行為」。

食事は、フランスだと皿に一品のって(肉なら肉、サラダならサラダで一皿)、しかもやたらチーズ、ミルク、クリームが多かったらしい。スウェーデンだってかなりものじゃ?と聞いたら「もっと」だって。これを上回るのなら確かにげんなり、いや、プックリするだろうね。もちろん料理やシードルにしてもおいしかったといいつつの話。
「じゃあ、食べ物で何が恋しかった?」と聞くと、魚のペーストだったそう。
(スウェーデンには、歯磨き粉みたいなチューブに入って、いろんな魚やザリガニ(!)など種類も豊富(写真)。これをパンなどにつけて食べるとおいしい。)

2の「人の接し方」は、厳密な個人主義に学校でも家庭でも違和感を感じたそう。スウェーデンも個人主義と聞くけど、私の印象では「和」を大事にしていて、日本人との差をあまり感じない。ここにいるアメリカ人のほうが、言動がいかにも外人って感じがする。

3番目が例の「叩く」ってやつ。ホームステイ先のちびっ子が何かやらかすと親が叩いているのをみて衝撃だったそう。逆にホストファミリに「悪いことして、叩かずにどうやって分からせるの??」と聞かれたらしい。「どんな時でも話し合いで解決してきた」と言うとそのホストファミリはそんなことで解決するのか、とびっくりしてたそう。
スウェーデン中の家庭が皆そうだとは思わないと断っていたけど、大多数の家庭がそうなんだろうなと思った。それで特に他の国より問題児がいる訳でもないから、叩くしつけの効果って疑問。

私が中学のとき、大掃除の日は体操服と決まっていて、ブルマを忘れてジャージで掃除をしていたら、先生にほうきで叩かれたりしたけど、それくらのことで叩かれるのって日常だったよなぁ。高校くらいから学内暴力は問題視されて消えていったけど。日本の家庭での意識って昔とさほど変わってないんじゃないかな?
これを読んでくれている人はどう感じているのでしょう

話題が行ったりきたりしてますが、スウェーデンを他国と比べると姿が見えてくる。日本とスウェーデンじゃあっちとこっち過ぎて比べやすいけど、ヨーロッパ内で比べると微妙なとこまで感じます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする