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『たそがれ清兵衛』

2004-04-29 | テレビ・映画・芸能
なんと!もう4月が終わるのかア!春が来たと思ってたらこの調子じゃすぐに冬になりそうだ。

前々から見たいと思っていた映画がこの『たそがれ清兵衛』、監督が山田洋次なら見なくても分かりそうな内容だが、予想通りとても面白く激しい感動はないのだがあとからじわっと染み出てくるような感動があった。

ストーリーはどうってことない、これまで何度も使い古されてきたようなありがちな人情時代劇で、逆に言えばそういうなかでどうしてあのように感動作を作れるのかとても不思議だ。

寅さんなどとも共通する監督のねらいは本人も公言するように「古き良き日本を映像で残しておきたい」ということだろう。山形の方言も庶民のくらしも人間関係においてそこかしこに見え隠れする『武士道』も遠い未来の日本に伝えたい大事な文化なのだ。

これを見ちゃうと同じ武士道ものの作品として『ラストサムライ』の作品としての底の浅さを感じずにはいられない。エンターテイメントではあるけどね。

ところで「清兵衛」って「せいべい」って書くと変換できない、「せいべえい」と書かないとダメです。これが正しいのかな?


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