これまたちょっと古い話題でご容赦くだはい。。
先日 伊豆にお稽古に行った ついでに、現地…伊豆一帯で広く活動されているボランティア活動「影奉仕」に参加してきました。
「影奉仕」=かげぼうし=読んで字の如く、影ながら社会奉仕をしよう、という試みで、その内容は、要するに「ゴミ拾い」です。(^◇^;) 伊豆地方で始まった清掃活動がNPO団体「サプライズ」にまで発展し、そうして伊豆を中心に定期的な清掃奉仕活動を行っている、というもので、まあ これだけならば それほど目新しい活動ではないのかもしれないのですが、活動はそれにとどまっていません。
まずは清掃活動で集められた「ゴミ」を選別してリサイクルすること。たとえば集められた牛乳パックは紙パルプとなって、障害者施設にて しおりやうちわ、ランプなどの製品となるそうです。またプルタブは車椅子を作るために集められ、ボトルキャップはアフリカの子どもたちにワクチンを送る事業に貢献するのだそう。なんと1台の車椅子を作るのにプルタブ約800kg、1本のワクチンを送るために800個のボトルキャップが必要なのだそうで、んん~これは大きな活動にならなければ 達成するのは困難ですね~
また、清掃の活動力を良心のみに依存して期待するだけでなく、「対価」のあり方を模索されているのも面白いことだと思いました。これは「サプライズ」で「ボランツーリズム」と呼んでいるもので、簡単に言えば余暇がある人に「観光」という対価をもって奉仕活動をしてもらう、という発想です。「観光」というものを名所訪問などにとどまらず広く「体験」~「自己の経験値を上げる」と捉えているのが独創的。現状で具体的には、伊豆の老舗旅館(=建物は国の文化財指定)に宿泊させて頂く代わりに旅館の清掃活動をする、などのアプローチが試みられています。これも旅館という小さな閉ざされた空間への奉仕と対価というよりは、将来的に人と人との地域間交流を目指しておられるそうで、すなわち奉仕活動そのものがこのNPO団体にとどまることなく社会的常識になることを期待しておられるのですね。
ぬえも清掃活動を一緒に行いながらお話を聞きましたが「なによりもこの活動中にあるコミュニケーションが一番大切なんですよ」というお言葉に感心しました。それが広がって、最近は外国にまで賛同者が現れているとか…
さて、ぬえはお稽古している伊豆長岡の りんちゃんからこの活動を聞きました。お嬢さんで やはり仕舞の稽古をしてくれている小学5年生の み~ちゃんともども、長岡の「影奉仕」に毎回参加されているそうで、それならば!と ぬえも参加してみたわけです。事前にみ~ちゃんに毎回参加しているの? と聞いたところ、「うん!だって友だちがたくさん来てるし」と嬉しそう。
それで集合時刻の午後6時に伊豆長岡の中心にある「アクシスかつらぎ」の建物…ここは『狩野川能』で毎度使わせて頂いている、ぬえにも思い出深いホールですが、ここの前に集合してみると…ありゃ? こんなに大勢集まるものなの? この日は総勢20名の参加で、み~ちゃんの言葉通りキッズの参加者も7~8名もいます! サプライズのロゴが入った青いベストを着て(←これ、折り畳めば普段はエコバッグになるんですって。伊豆の国市ではレジ袋は有料化されていますので便利かも)、反射板のついたタスキも用意され、交通事故などに遭わない配慮も行き届いています。ぬえだけ真っ黒なコートで浮いていました~…し、それが原因になって交通事故でも起こったら迷惑だったなあ…集合したところで氏名や住所も申告を求められたのですが、これも市からの助成による保険が掛けられているためなのだそうです。なるほど準備万端。
一方、集まった子どもたちは清掃活動が始まるまでアクシスの階段で「グー、パー、ジャン!…チ・ヨ・コ・レ・-・ト」と懐かしい遊びを…(^_^;)
そうして子どもグループ(もちろん引率者あり)と大人グループに分かれて、約1時間の清掃活動をします。決められたコースを1グループ10名ほどで一緒に行動するので、それじゃあ先頭に立つ人以外にゴミは拾えないんじゃないの? と思って ぬえも大人グループに混じって始めたのですが、1時間後にはポリ袋に一杯のゴミが集まりました。へえ、こんなにゴミってあるのねえ。
こうして1時間後にもとのアクシスの前に戻ってきたのですが、残念ながら ぬえはここで時間切れ。翌日は東京で用があるため失礼しました。残った参加者は、温泉につかるのだそうです。なんと、聞けば 伊豆長岡では温泉旅館さんがこの活動に協力してくださっていて、持ち回りで「影奉仕」参加者に無料で温泉への入浴を招待してあげているのですって。ははあ、これも「ボランツーリズム」というヤツですね。少なくとも当地では定着しつつあるようで、なんだか頼もしく感じたのでした。
「サプライズ」って、「サプラ伊豆」なのね。(^◇^;) この団体はもとより伊豆の小さい地域で始まった活動なのですが、「同じ時間 同じ空の下 同じ汗を流そう」ということを目標に持っておられ、それが今や海外にまで発展していこう、という勢いのようです。どうか みなさんも賛同してくださると幸甚です~ (^^)V
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先日 伊豆にお稽古に行った ついでに、現地…伊豆一帯で広く活動されているボランティア活動「影奉仕」に参加してきました。
「影奉仕」=かげぼうし=読んで字の如く、影ながら社会奉仕をしよう、という試みで、その内容は、要するに「ゴミ拾い」です。(^◇^;) 伊豆地方で始まった清掃活動がNPO団体「サプライズ」にまで発展し、そうして伊豆を中心に定期的な清掃奉仕活動を行っている、というもので、まあ これだけならば それほど目新しい活動ではないのかもしれないのですが、活動はそれにとどまっていません。
まずは清掃活動で集められた「ゴミ」を選別してリサイクルすること。たとえば集められた牛乳パックは紙パルプとなって、障害者施設にて しおりやうちわ、ランプなどの製品となるそうです。またプルタブは車椅子を作るために集められ、ボトルキャップはアフリカの子どもたちにワクチンを送る事業に貢献するのだそう。なんと1台の車椅子を作るのにプルタブ約800kg、1本のワクチンを送るために800個のボトルキャップが必要なのだそうで、んん~これは大きな活動にならなければ 達成するのは困難ですね~
また、清掃の活動力を良心のみに依存して期待するだけでなく、「対価」のあり方を模索されているのも面白いことだと思いました。これは「サプライズ」で「ボランツーリズム」と呼んでいるもので、簡単に言えば余暇がある人に「観光」という対価をもって奉仕活動をしてもらう、という発想です。「観光」というものを名所訪問などにとどまらず広く「体験」~「自己の経験値を上げる」と捉えているのが独創的。現状で具体的には、伊豆の老舗旅館(=建物は国の文化財指定)に宿泊させて頂く代わりに旅館の清掃活動をする、などのアプローチが試みられています。これも旅館という小さな閉ざされた空間への奉仕と対価というよりは、将来的に人と人との地域間交流を目指しておられるそうで、すなわち奉仕活動そのものがこのNPO団体にとどまることなく社会的常識になることを期待しておられるのですね。
ぬえも清掃活動を一緒に行いながらお話を聞きましたが「なによりもこの活動中にあるコミュニケーションが一番大切なんですよ」というお言葉に感心しました。それが広がって、最近は外国にまで賛同者が現れているとか…
さて、ぬえはお稽古している伊豆長岡の りんちゃんからこの活動を聞きました。お嬢さんで やはり仕舞の稽古をしてくれている小学5年生の み~ちゃんともども、長岡の「影奉仕」に毎回参加されているそうで、それならば!と ぬえも参加してみたわけです。事前にみ~ちゃんに毎回参加しているの? と聞いたところ、「うん!だって友だちがたくさん来てるし」と嬉しそう。
それで集合時刻の午後6時に伊豆長岡の中心にある「アクシスかつらぎ」の建物…ここは『狩野川能』で毎度使わせて頂いている、ぬえにも思い出深いホールですが、ここの前に集合してみると…ありゃ? こんなに大勢集まるものなの? この日は総勢20名の参加で、み~ちゃんの言葉通りキッズの参加者も7~8名もいます! サプライズのロゴが入った青いベストを着て(←これ、折り畳めば普段はエコバッグになるんですって。伊豆の国市ではレジ袋は有料化されていますので便利かも)、反射板のついたタスキも用意され、交通事故などに遭わない配慮も行き届いています。ぬえだけ真っ黒なコートで浮いていました~…し、それが原因になって交通事故でも起こったら迷惑だったなあ…集合したところで氏名や住所も申告を求められたのですが、これも市からの助成による保険が掛けられているためなのだそうです。なるほど準備万端。
一方、集まった子どもたちは清掃活動が始まるまでアクシスの階段で「グー、パー、ジャン!…チ・ヨ・コ・レ・-・ト」と懐かしい遊びを…(^_^;)
そうして子どもグループ(もちろん引率者あり)と大人グループに分かれて、約1時間の清掃活動をします。決められたコースを1グループ10名ほどで一緒に行動するので、それじゃあ先頭に立つ人以外にゴミは拾えないんじゃないの? と思って ぬえも大人グループに混じって始めたのですが、1時間後にはポリ袋に一杯のゴミが集まりました。へえ、こんなにゴミってあるのねえ。
こうして1時間後にもとのアクシスの前に戻ってきたのですが、残念ながら ぬえはここで時間切れ。翌日は東京で用があるため失礼しました。残った参加者は、温泉につかるのだそうです。なんと、聞けば 伊豆長岡では温泉旅館さんがこの活動に協力してくださっていて、持ち回りで「影奉仕」参加者に無料で温泉への入浴を招待してあげているのですって。ははあ、これも「ボランツーリズム」というヤツですね。少なくとも当地では定着しつつあるようで、なんだか頼もしく感じたのでした。
「サプライズ」って、「サプラ伊豆」なのね。(^◇^;) この団体はもとより伊豆の小さい地域で始まった活動なのですが、「同じ時間 同じ空の下 同じ汗を流そう」ということを目標に持っておられ、それが今や海外にまで発展していこう、という勢いのようです。どうか みなさんも賛同してくださると幸甚です~ (^^)V
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