今日は3.11。。3年目の「その日」です。昨日から気仙沼市内での活動を行っていまして、今日も素晴らしい庭園のある市指定文化財の建物で上演の予定です。。が、ブログではまだお正月~ (×_×) 先を急がねば。。
大島神社はもう何度も奉納をさせて頂いているおなじみの神社で、今回も宮司さんに奉納のお願いをしたところ、とても喜んでくださいました。「今度は泊まりに来なさい」とまで言ってくださって感激。今回はこの日のうちに東京に帰らなければならないので、暖かくなったら、ゆっくりとお邪魔したいと思います。
さて神社に到着すると宮司さんは歓待してくださいまして、いつもの大きくてきれいな社務所に通してくださいました。それぞれのその後の動静など語り合いましたが、よく聞けば、なんと昨年は ぬえたちは一度も大島に渡っていないのですって! これほど気仙沼に通っているのに、なんとも不義理な話で申し訳ないかぎり。。(・_・、)
そうか。。ワキ方や太鼓方まで参加してくれて舞囃子や独吟など奉納させて頂いた、あの夏は去年ではなく、もう おととしの事だったのか。。それほど長く気仙沼に通っているのかとも感慨もありましたが、なんだか あっという間だったような気もします。それ以上に、また来ますからね~ と挨拶しておいて、それっきりにしてしまっている仮設住宅なども数知れずある事も気にはなっていましたが、これほど親切にして頂いている大島神社さまにさえ不義理をしている事を思い知らされて。。東京でのスケジュールや活動資金の問題もありますが、もう少しなんとかしないと。。
気を取り直して、まずはこの日の奉納を全うしようと、ぬえから宮司さんにご提案。。じつは大島に渡るフェリーの中で考えたのですが、前日の大晦日で活動を一応終えたながらこの元日も記録班として同行願った浩乃ちゃんに、せっかくの大島渡航なので、神社でフルートの奉納演奏をしてもらってはどうか、と。
車は本土に残してきたので、不要な荷物は車に置いてきたのですが、聞けば大切な楽器はいつも背中のリュックに入れて担いでいるとのこと。神社の奉納にフルート。。ちょっと違和感もないではないかも、とは思いましたが、知らない神社や宮司さんではなし、思い切って宮司さんにご相談してみたのでした。
宮司さんはすぐに賛成してくださり、それでは、と奉納の準備を始めます。仙台で暮らす宮司さんのお嬢さんもお正月ということで実家に戻ってきておられ、初詣の参拝客のお相手に忙しくしておられます。久しぶりにお話しできました~(^。^)
さて裃に着替えて奉納させて拝殿に昇殿させて頂きます。こちらの神社のご神体は自然の大岩で、祝詞も独特の形式です。これらを拝見するのも1年半ぶりなのか。。まずは正式参拝させて頂き、それから舞囃子『高砂』を奉納上演をさせて頂きました。
今日は参拝客もたくさんお見えだから、いつもと逆に。。神様に背を向ける形にはなるけれども、外に向かって舞ってほしい、という宮司さんのお言葉に従って、外に向いて舞い始めたのですが、亀山のかなり標高の高い場所にある神社の拝殿からは太平洋の大海原が広々と見渡せました。この海には複雑な思いもありますが、海に向かって舞うのは本当に気持ちが良い。。次々に起こる雑念を振り払いながら。。でも、この神社で大勢のお客さまの前で舞うのは初めての体験で、新年をお祝いする気持ちに背中を押されて無事に奉納させて頂くことができました。
さて引き続いて浩乃ちゃんのフルートの奉納演奏です。かわゆいし。
この日は3曲の演奏が奉納されました。フルートってソロでは難しい楽器と思いますが、このときはこの拝殿のたたずまいと不思議な合致があって良かったと思います。初詣のお客さまもとても喜んでおられた模様。終わってから宮司さまも大変喜んでおられ、また来てください、とねぎらっておられました。
大島在住の協力者の方々も初詣に集まっておられ、挨拶も交わして、さて大島神社を辞して、これにて年末年始に渡った活動は終わりました。フェリーが出る浦の浜までまた白幡さんらに送って頂き、こちらにも元日からのご協力に感謝。
浦の浜では花火大会の時にお世話になった(これも おととしなのねえ。。)、ただ1軒再開されたコンビニエンス・ストア「グリーンアイランドおおしま」の菅原さんにご挨拶して、ストアのお部屋でフェリーの時間まで休憩させて頂きました。
。。が。
菅原さんと しゃべりしている間に、ふと見るとフェリーが港に。おお、やって来たか。
。。と、菅原さんが「いや、出航したところだよ。あんたたち、このフェリーに乗らないのかなあ、と思ってたんだけど。。」
おお。
次のフェリー便まで1時間半待ちまして、えー、じつはこの日のうちに新幹線で静岡に帰る浩乃ちゃんの交通が間に合うか大騒ぎだったのですが、ぬえは居眠りしていました。(;^_^A 目覚めると、本土に戻ってから一ノ関駅までがんばって車を走らせればなんとか新幹線に間に合うことがわかったそうで、おお、そうですか。それでは出発しましょう。(^◇^;)
こうして本土に戻り、大急ぎで気仙沼市内の関係者にご挨拶も済ませて一ノ関へ。浩乃ちゃんも無事に新幹線に間に合い、ぬえと笛のTさんは、そこから高速道路を走って、深夜に東京に戻ることができました。
最後はちょっと ドタバタしましたが、まずは無事に活動を終えることができて良かったと思います。ぬえも無事に舞初めを済ますことができました。師家の謡初めはこの翌日ですが。(^_^;)
今回も多くの関係者の方々のご尽力によりまして、活動させて頂きました。改めまして深謝申し上げます。
(この項 了)
大島神社はもう何度も奉納をさせて頂いているおなじみの神社で、今回も宮司さんに奉納のお願いをしたところ、とても喜んでくださいました。「今度は泊まりに来なさい」とまで言ってくださって感激。今回はこの日のうちに東京に帰らなければならないので、暖かくなったら、ゆっくりとお邪魔したいと思います。
さて神社に到着すると宮司さんは歓待してくださいまして、いつもの大きくてきれいな社務所に通してくださいました。それぞれのその後の動静など語り合いましたが、よく聞けば、なんと昨年は ぬえたちは一度も大島に渡っていないのですって! これほど気仙沼に通っているのに、なんとも不義理な話で申し訳ないかぎり。。(・_・、)
そうか。。ワキ方や太鼓方まで参加してくれて舞囃子や独吟など奉納させて頂いた、あの夏は去年ではなく、もう おととしの事だったのか。。それほど長く気仙沼に通っているのかとも感慨もありましたが、なんだか あっという間だったような気もします。それ以上に、また来ますからね~ と挨拶しておいて、それっきりにしてしまっている仮設住宅なども数知れずある事も気にはなっていましたが、これほど親切にして頂いている大島神社さまにさえ不義理をしている事を思い知らされて。。東京でのスケジュールや活動資金の問題もありますが、もう少しなんとかしないと。。
気を取り直して、まずはこの日の奉納を全うしようと、ぬえから宮司さんにご提案。。じつは大島に渡るフェリーの中で考えたのですが、前日の大晦日で活動を一応終えたながらこの元日も記録班として同行願った浩乃ちゃんに、せっかくの大島渡航なので、神社でフルートの奉納演奏をしてもらってはどうか、と。
車は本土に残してきたので、不要な荷物は車に置いてきたのですが、聞けば大切な楽器はいつも背中のリュックに入れて担いでいるとのこと。神社の奉納にフルート。。ちょっと違和感もないではないかも、とは思いましたが、知らない神社や宮司さんではなし、思い切って宮司さんにご相談してみたのでした。
宮司さんはすぐに賛成してくださり、それでは、と奉納の準備を始めます。仙台で暮らす宮司さんのお嬢さんもお正月ということで実家に戻ってきておられ、初詣の参拝客のお相手に忙しくしておられます。久しぶりにお話しできました~(^。^)
さて裃に着替えて奉納させて拝殿に昇殿させて頂きます。こちらの神社のご神体は自然の大岩で、祝詞も独特の形式です。これらを拝見するのも1年半ぶりなのか。。まずは正式参拝させて頂き、それから舞囃子『高砂』を奉納上演をさせて頂きました。
今日は参拝客もたくさんお見えだから、いつもと逆に。。神様に背を向ける形にはなるけれども、外に向かって舞ってほしい、という宮司さんのお言葉に従って、外に向いて舞い始めたのですが、亀山のかなり標高の高い場所にある神社の拝殿からは太平洋の大海原が広々と見渡せました。この海には複雑な思いもありますが、海に向かって舞うのは本当に気持ちが良い。。次々に起こる雑念を振り払いながら。。でも、この神社で大勢のお客さまの前で舞うのは初めての体験で、新年をお祝いする気持ちに背中を押されて無事に奉納させて頂くことができました。
さて引き続いて浩乃ちゃんのフルートの奉納演奏です。かわゆいし。
この日は3曲の演奏が奉納されました。フルートってソロでは難しい楽器と思いますが、このときはこの拝殿のたたずまいと不思議な合致があって良かったと思います。初詣のお客さまもとても喜んでおられた模様。終わってから宮司さまも大変喜んでおられ、また来てください、とねぎらっておられました。
大島在住の協力者の方々も初詣に集まっておられ、挨拶も交わして、さて大島神社を辞して、これにて年末年始に渡った活動は終わりました。フェリーが出る浦の浜までまた白幡さんらに送って頂き、こちらにも元日からのご協力に感謝。
浦の浜では花火大会の時にお世話になった(これも おととしなのねえ。。)、ただ1軒再開されたコンビニエンス・ストア「グリーンアイランドおおしま」の菅原さんにご挨拶して、ストアのお部屋でフェリーの時間まで休憩させて頂きました。
。。が。
菅原さんと しゃべりしている間に、ふと見るとフェリーが港に。おお、やって来たか。
。。と、菅原さんが「いや、出航したところだよ。あんたたち、このフェリーに乗らないのかなあ、と思ってたんだけど。。」
おお。
次のフェリー便まで1時間半待ちまして、えー、じつはこの日のうちに新幹線で静岡に帰る浩乃ちゃんの交通が間に合うか大騒ぎだったのですが、ぬえは居眠りしていました。(;^_^A 目覚めると、本土に戻ってから一ノ関駅までがんばって車を走らせればなんとか新幹線に間に合うことがわかったそうで、おお、そうですか。それでは出発しましょう。(^◇^;)
こうして本土に戻り、大急ぎで気仙沼市内の関係者にご挨拶も済ませて一ノ関へ。浩乃ちゃんも無事に新幹線に間に合い、ぬえと笛のTさんは、そこから高速道路を走って、深夜に東京に戻ることができました。
最後はちょっと ドタバタしましたが、まずは無事に活動を終えることができて良かったと思います。ぬえも無事に舞初めを済ますことができました。師家の謡初めはこの翌日ですが。(^_^;)
今回も多くの関係者の方々のご尽力によりまして、活動させて頂きました。改めまして深謝申し上げます。
(この項 了)
元旦の事を思いお越し含み笑いをしておりました。
とても、とても
言葉ではいい表せない体験をさせて頂きました。
ありがとうの言葉にしか表せません。ありがとうございました。