今日は、二十四節気の一つの“雨水”だと、朝のテレビが言っていた。
“雨水”は、今までは“雪”が降っていたのが“雨”に変わる頃、を言うらしいが、もちろんこれは旧暦でのこと。
未だ雪との格闘に明け暮れておられる雪国の人からは、「何が雨水よ!」と、お怒りの声が聞こえてきそうだ。
又、ここ大阪では逆に、一年を通じて雪がほとんど降らないために、“雨水”が実感を持っては感じられない。
でも、“雨水”という言葉には、日本語らしい繊細でやさしい響きがあって、やっぱりステキな言葉の一つだと、私は思う。
それはともかく“雨水”の今日、偶然にも大阪は、雨の降り続く一日となった。
雨だけれど、今日は西宮のお医者さんに、薬をもらいに行かねばならない。
私は、覚悟を決めて、雨の中を出掛けた。
阪急電車に乗ってしばらくすると、私の(ちょっと離れた)並びの席に(間は空席だった)、バッグを持った女性が座られた。
そしてしばらくするとその女性が、バッグの方に向かって、しきりに何かささやくように喋り始められた。
私は思わず、彼女とそのバッグに、目をやった。
すると、なんとバッグの中に、白黒2匹の犬が入っているではないか!
2匹はとてもおとなしく、バッグの中でじっとしている。
2匹ともまだ2歳だそうだ。
私は、電車の中で滅多に見かけないこの光景を、写真に撮らせてもらいたくなった。
しばらく躊躇したあと、その女性にお願いすると、快く承知してくださった。
西宮に着き、薬局で薬を受け取ったあと、私は昼食をとるために、西宮ガーデンズに向かった。
西宮ガーデンズは、百貨店やレストラン・文化施設などを併せ持った、一大商業施設だ。
私は、4階のお店で、牡蠣フライ定食をいただいた。
そして、その後、雨の中を性懲りもなく、“ガーデン”に出てみた。
お天気のいい日には、ここは家族連れでにぎわう場所なのだが、今日は当然ながら人影は見えず、噴水がむなしく省エネモードで水を噴き出してい
た。
ここに数多く植えられているオリーブの木も、雨に濡れそぼち、わずかに葉を残した木の枝には、雨滴がいっぱいだった。
私は早々にガーデンズを後にし、雨の中をひた走る電車に乗って、帰路についた。
帰りの電車では、ワンちゃんにも猫ちゃんにも、出会わなかった‥。
素敵な西宮ガーデンズ! 何時頃出来たのでしょうか?
オリーブの木って大きいんですね。 最後の2枚の写真がとてもイイです♪ 静けさを感じさせてくれて(雨のせい?) 心癒される思いがしました。
西宮ガーデンズ、いつできたのかなあ?かなり前ですよ。まあちゃんが北海道に行かれて余り経たないうちだったんじゃないかしら?オリーブの木、たぶんイタリアなんかのは、もっと大きくなるんだと思います。