数日前、気温は低くてまだ寒いのに、ベランダから空を見上げると、その空に、冬の青空とは何か違うキラメキを見つけた。
日の光が何だかキラキラしていて、空だけには、もう春が来ている感じがした。
この間姉と食事をした時その話をすると、姉も同感だと言って、こんな季節のことを「光の春」と言うらしいと、教えてくれた。
「光の春」かあ!
いい言葉やなあ!
昨日も、カーテンを開けると、その「光の春」の「光」がいっぱい、部屋の中に差し込んできた。
ベランダに出ると、光は、ビルにあたって、その壁面を輝かせている。
部屋に差し込んだ光で、(この間友だちにもらった)“プラスチックの雪だるま”(下の写真)が、左右に元気よく揺れ始めた。
雪だるまの土台の部分にソーラーパネルがついていて、太陽や照明の光を感知して、ユラユラと動くのだ。
友だちによると、この人形は、“100均”のお店で買ったんだそうで、当然ながら、代金は、100円なり。
100円だけあって、見場は決してステキとは言えないけれど、わずかな光でもユラユラ揺れ、強い光を受けると、必死で大きく左右に揺れる。
その一生懸命な姿を見ていると、思わず笑みがもれてくる。
なんとも、かわいい!
そこで私は、この雪だるまに、“ユラちゃん”と名前を付けた。
今日はちょっと曇りがちだけれど、“ユラちゃん”は少しの光を感知して、ガンバッテ揺れている。
それを見ながら私は、ひとり微笑んでいる。
今日あの2つの鉢を移動させたら、すぐに光 (陽射し) がなくなってしまいました。
こっちには、降る雪の光、ダイヤモンドヘッドがあるけれど、それではお花は元気になれません。 光を分けてくださいナ。