今までの新梅田シティへの散歩だったら、前回のブログで終わるところだった。
ところが今回は、里山などを散策している間に突然、「しばらくぶりに空中庭園に上ってみよう!」という気持ちが、ムクムク
と起こってきた。
“空中庭園”は、新梅田シティができた時(1993年)に、その中心の建物として「スカイビル」が建てられ、その屋上に造ら
れたものだ。
スカイビルは、地上40階(173m)の2棟のビルからできていて、その2棟が173mの空中庭園で繋がれている、という、
ちょっと変わったと言うか、斬新な形をしている。
スカイビルのてっぺん部分を真下から撮ったもの。一番上の白い所が、空中庭園。
私はスカイビルができた当初、空中庭園と聞いて、てっきり屋上が庭園になっているものだと思って、大喜びした。
でも、その期待を持って1500円の入場料を払って上った空中庭園は、コンクリートでできた円周状の展望台になっている
だけで、草木一本生えてはいなかった。
文句言いの私は、「空中庭園っていう命名はおかしいんと違う!?」と大分息巻いたが、どなたの賛同も得ることができず
仕方なく鉾を納めたが、その後は一切空中庭園には上らなかった。
でも先日は、散策を終える時間が3時前くらいになったので、もしかしたら空中庭園から淀川に沈む夕陽を見ることができ
るのではないかと、思ったのだ。
私は夕陽の沈む時間を考えて、3時過ぎに、空中庭園に上るための行列に並んだ。
私が行った時、すでにかなりの人が並んでおられたが、メチャメチャ多いというわけでもなく、3回目かのエレベーターに
乗ることができた。
エレベーターはすごい速度でぐんぐん上がって行く。
最上階の確か2階下でエレベーターは終わり、そこからは空中エスカレーターで40階まで上がる。(このエスカレーター
が、なかなかスリルがあった。)
エレベーター内部にはその時の高さが表示される。 エレベーターを降りた後、この空中エスカレーターに乗る。
40階には「空中庭園」の標識があり、そこでは、既に見学を終わって降りてきた人たちが、飲み物を飲んだりしながら、
休憩しておられた。 (その場所は天井が鏡になっていて、天井に映る逆さの人影が面白かった。)
そこから私は階段を使って、いよいよ空中庭園に上がって行った。
早速下を見ると、淀川をはさんで、手前に大阪市北区の町並みが、向こう側には大阪市淀川区辺りの町並みが見える。
夕陽が落ちる淀川河口の方角を見ると、夕陽の時間にはまだ間があるけれど、河口付近がかすかに光っていた。(ずい
分アップにして撮った。)
(次からは、上から眺めた風景の写真を、時間の経過にしたがって、載せていきます。)
淀川河口から大阪湾へと続く情景
大阪北西部 (逆光なのでボンヤリとしか写らない)
淀川に架かる十三大橋 (ここら辺りはまだ太陽が当たってクッキリ見える)
空中庭園のカップルと、遠くに小さく見える飛行機
西日を受ける、淀川北部の町並み
太陽が次第に低くなって、大阪湾も輝き出した。