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銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

そんなに残念がらないで

2016年10月02日 | Hの生きる喜び、それは

3泊4日、秋の尾瀬に行ってまいりました

2年前の6月、水芭蕉の尾瀬に行った際
「次は秋の尾瀬に行きたいわ」のお声を受けて迎えたこの日

待ちに待った、秋の尾瀬です!

わくわく、そわそわしながら天気予報を見つめた1週間
無情にも、秋雨前線の影響で、尾瀬は行く前からずーっと雨
歩き始めたその瞬間から、しとしと降り出して・・

結局、しとしと、時にざーっと降る雨と共に歩いた2日間でした

でも・・・

人の気配の感じない尾瀬ヶ原の静けさ

霧に煙ったブナの森の幻想的なこと

木々、草原、雲、山の雨に濡れた艶やかさ

色づき始めた草もみじに、ツタウルシの鮮やかなこと

雨でしか出会えない数々の自然の美しさ

こんな尾瀬にはなかなか出会えません

でも・・・

「雨で残念だったな」「もみじ、まだやね」
「道が雨で歩きにくくて大変だった」

「晴れてたら良かったのに」
「あと1週間遅かったからもみじがきれいだったのに」

ついそう思ってしまった自分にうんざり

自然なんて、ひとつの表情が全てではないし
季節や天候や一瞬のタイミングで、すっかり変わって当然

ひとつのイメージにとらわれて、「良かった」「悪かった」なんて、
言えるはずもない

マイナスイメージを膨らませたってしょうがない
その中で、プラスを見つける方が得に決まってます

私たちを迎えてくれた現地の人たちの優しさを思い出します

尾瀬を案内してくれたガイドさん
何度も歩いている道にもかかわらず、私たちが歩く直前に
実際歩いて下見をしてくれていました
「蜂の巣なんかがあったら危ないですからね」

山小屋のご主人
別館の相部屋ではなく、本館(新館)の個室を使わせてくれ
夕食時には白ワインのボトルを1本あけてくれました

雨で濡れたカッパやザックなど、乾きやすいようストーブを焚いてくれ
夜中に、濡れた登山靴にはそっと、乾いた新聞紙をつめてくれていました

檜枝岐温泉のご主人
雨の中尾瀬に入った私たちを心配して
下山後、お電話をいただき、「無事行けましたか、大丈夫でしたか」と

 

だから、、、

何も残念がることないのです
晴れてたら見られない、幾つもの表情に出会えたのですから
染まり始めたもみじを誰よりも早く見られたのですから
雨の中、がんばって歩ききったという自信がついたのですから
現地の人が私たちを心配し、心を寄せてくれたのですから

山小屋のご主人が、下山後連絡をくれました

「旅行って、あまり順調にいくよりも、大変な思いをしたりして
あの時はひどい雨の中歩いたよね、って話すごとに
記憶に刻まれ、時が経つごとに忘れられない思い出になったりしますよね」

尾瀬の自然、迎えてくれた人たち、ご参加の皆さまのがんばり、
そして雨というサプライズを与えてくれた天候
全てに、ありがとう、と言いたいです

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バス旅行、オーダメイド旅行のご相談は…
銀のステッキ旅行
TEL 0797-91-2260(平日9:00~17:00)
■銀のステッキは会員制の「旅サロン」を主催しています。
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大人の社会見学 in 東京

2016年10月01日 | 見かけだおしNのつぶやき

赤坂迎賓館に、まさかの参観拒否をうけ、泣く泣く出発した東京。

 

急遽、テーマを変えて、「東京の残すべき建物めぐり」に。

 

まずは、今年世界遺産に認定された「国立西洋美術館」

 

ガイド案内で、ル・コルビュジェ国内唯一の建物を興味深く見学されました。

何気に素通りしていましたが、なるほど世界遺産に認定された理由がありました。

 

東京ステーションホテルも連泊で、特別に建物の説明も受け、

お馴染み赤レンガの辰野金吾の駅舎に寛ぎました。

 

2日目は、いま何かと話題の築地。

ひときわ異彩を放つ「築地本願寺」へ。

設計した伊東忠太、とは、、、

怪獣に魅せられた建築家。

なんと、今はなき、関西ではお馴染みだった阪急梅田のコンコースのデザインも

彼の作品だったようです。

覚えてます?改装前の阪急百貨店前の、かのゴージャスな空間です!

 

 

動物の楽園です。

 

赤坂迎賓館に代わる、この度のハイライト。

「防衛省の市ヶ谷台ツアー」

厳しいセキュリティチェックを経て、日本国の防衛中枢部を見学しました。

驚きは、案内人の号令です。

普段、歩けなーい、とエレベーターやエスカレーター頼りのお客さまが、

二列歩行!と指示が飛ぶと、背筋もぴしりと伸びて?

キビキビ歩かれたのです。階段の昇り降りもしっかりと。

これは、添乗としては学び多い体験となりました。

私もこの戦法で、統制を・・・!?

 

東京(極東)裁判が行われた大講堂。

三島由紀夫が、大演説のあと割腹自殺した舞台です。

最終日は、国会議事堂へ。

臨時国会が始まってしまい、まさか、ここも参観不可⁉︎

当日までやきもきしましたが、ルートを少し変更して見学へ。

足早ではありましたが、建築美としても価値のある「石の博物館」。

大理石多用の、圧巻の石造物を目のあたりにしました!

赤煉瓦の旧法務省の建物や、赤坂プリンスの旧李家の建物など・・・

 

 

アールデコのインテリアも素敵です。

あれこれ、普段観光では訪ねないような場所へご案内したものの、

やっぱり、、、、

「迎賓館赤坂離宮」へ行きたかったようー

皆さんの心の叫びでしょう。

門から見た迎賓館は、はるか遠く・・・そびえ立っていました。

一般参観が始まったものの、迎賓館の目的は、やはり海外の要人を迎える場所。

まさかの、VIP来日で、ツアー出発の僅か7日前に参観不可の無情な知らせ。

 

旅行社としては、難しいツアーとなりました。

 

メイン不在のまま、お付き合いくださったお客様にお礼申し上げます。

でも、皆さんいいお顔です。

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