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銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

今治タオルがやってきた

2012年09月14日 | のほほん同志Aの日常

午後7時、1泊2日のツアーが無事終了。

いつものお店で夕飯を食べて、家路をてくてく。

ようやくたどり着いた自宅で
ドアを開けるや重い荷物を放り出し、やれやれ…。

そういう夜、旅の疲れに酔いも手伝って、
いつも私は風呂に入るのが面倒になります。
入ったら入ったで、出るのが億劫になります。

でも今日はちがいました。

いそいそと風呂を沸かし、
パパッとカラスの行水。
そして、さっき放り投げた旅行カバンの中から
●●を取り出して…。


●●とは、「今治タオル」でできた部屋着。
まっさら、おろしたて!
今日、まさに今治タオル工場で買ってきたばかりの新品です。

今回たずねたのは、愛媛県。
旅のメインは、かつて世界一の銅産出量を誇ったともいう
新居浜の別子銅山でしたが、
個人的に、それ以上にうわぁっと高揚したのが
今治でお邪魔したタオル工場でした。


恥ずかしながら当初は
「タオルとは?」の定義すらあやふや。

それでも、自らお出迎えいただいた社長さんに
タオルのタから教えていただき、
つづいて全員で揃いの帽子をかぶっていざ現場へ。

巨大な機械で糸をまくところから
目に見えないほどの高速で
ガンガン音を立てフル稼働する織機や、
最後の縫製過程まで見せていただくうちに
すっかり今治タオル・ファンに。


印象に残ったのは次の2つのコトバ。

「問屋さんに任せて売ってもらうのではなく、
 大切にタオルを作って、大切に1枚1枚届けていきたい」

そんな思いから自社ブランドを立ち上げたという社長さん。

「朝起きたときから、夜眠るときまで、
 タオルを通してライフスタイルを提案していきたいんです」

その言葉どおり、ショールームには、
大中小のタオルはもちろん、
タオル地のシャツやワンピース、マフラー、
ランチョンマットやバスローブまで、
「こんなのが毎日の暮らしにあるといいな」
そんな素敵な商品が並びます。


そして、最後。
お待ちかねの工場直営アウトレットショップでのお買いものタイム。

もうこの頃には購買意欲は大いに刺激されていますから…。

みなさん必死!

「タオル詰め合わせ50枚セット」を
コレイタダクワと大人買いする方まで。

私も負けじと(?)、あわててどかっと購入。

自分で区切った買い物時間でしたが(添乗員ですから)
あと10分ほしかった…。


さて、カラスの行水後にすっぽりかぶってみた部屋着は…

素肌でいるより気持ちいい!

そう、今治タオルは洗わずそのまま使います。
そのことが、今治タオルの質の良さを物語っているのです。


ところで、タオルとは何ぞや?

今なら答えられます。

身近にあるもの、何も知らないんだなぁ
そう思うと同時に
いわゆる観光名所でも何でもないのに

旅ってなんておもしろいんだろう

そう感じた愛媛1泊2日の旅でした。


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TEL 0797-91-2260(平日8:30~17:00)
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ほら吹きおじさん

2012年09月10日 | 見かけだおしNのつぶやき
何も吸収するのが嫌、というか億劫

頭に、耳に、目に
とにかく入ってくるものを拒む時期が周期的に起こります
怖いことについ最近まで、何度目かの周期にありました

これは最悪ですね、いろんなことに敏感でなくては
ならない仕事にありながら、
まあ、自省をこめてのカミングアウトです

何とか最近、ようよう本を読むようになりました

以前は、活字中毒でした

って、高尚な意味でもなんでもなく、
週刊誌でも、タブロイド版の三面記事でも
(私は特に芸能情報が好きなのです)

なんでもかんでも文字を追っていたい、時がありました

とにかく、私、退屈しい~なんです
「ぼんやり」が苦手

本を読んで、さらに飲んで、そんなぼんやりは大層好きなのですが・・・

で、久しぶり、本をガツ読みしました
本質がイラっちですから、楽しみ読みができません
全て一気読みです
どんな、長編大作も!
結論知らずに、また明日ね、なんて気性が許しません
なので、大抵不眠です

また、急にスイッチが入ってしまって、寝不足の日々が続いています

今日の夕方は、少し秋風でした、ね
少し、秋らしい内容で・・・読書の話でも

本で泣くって、そうないです
でもこれは、号泣でした

重松清の「ほら吹きおじさん」

昭和の家族って、親戚縁者に、なんだか、気の抜けた人がいませんでした
いわゆる厄介者です
どんなに、完成度の高い(どういうのを言うのか?!)家族でも
突き詰めると、はみ出し者が居たりして・・・
疎んじたりしながら、でも家族・親類というひとくくりの中で
悶絶しながら、でも、他人ではない、そんな感情に囚われ身動きできない・・・
優しくない、優しさ
家族だけの愛の在り方

昭和の日本って、こんなんだったよね~

煙草のヤニまみれの、粗雑な人
そこいらにいました
私の子供の頃でも確かに・・・

おじさん、いやオヤジか、

まあ泣けました


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9月号ご案内、発送完了しました!

2012年09月07日 | Hの生きる喜び、それは
二十四節気の中でも私が好きなもののひとつ、
今日は「白露」です。
日中の蒸し暑さは相変わらずですが、
今朝の涼しい秋を思わせる風は
間違いなく「白露」を感じさせます

暑い暑いと、口癖のように言っていた今年の夏
やはりきちんと季節は移ろうようで・・・

そんな「秋」を感じられるお便り、
今日、旅サロン9月号を発送完了しました!
秋満載の冊子は、新コースも含め
過去最大ページ数となり、ずっしり…とした
重量感を持って完成しました

一日かかる発送作業も、今や
若人たちがシャカシャカと進めてくれるようになり、
お手伝いもとんとご無沙汰していたので、
今日、久しぶりに作業スタッフに紛れ込みました

少しぐらいは、とパンフレットのセットを手伝い始めた矢先
「痛っ!」
やってしまった・・・
紙でシュッと手のひらをスライス

絆創膏を貼って、再び参戦するも
再び「痛っ…」
またやってしまいました…

もう、全くの役立たずなので、このまま退散しましたが
どうやらこれは、私が不器用なだけではないようです

持ってみると、ズシッ… パンフレットの重みと存在感が
少々牙をむいたようでした

皆さまも封筒からパンフレットを取り出される際は
充分お気を付けて下さい!

外は暑くても、
封筒の中では既に秋の風が吹いています~


*土曜、日曜、祝日は定休日です
受付は平日8:30~です
お電話、お待ちしております♪

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トワイライトと浪花節

2012年09月06日 | のほほん同志Aの日常
たとえば、舞台の幕が上がる前、
ロビーで開演前の興奮に身をおくひととき。

または、行きつけの店で餃子を注文し、
焼きあがるのを待つひととき。

あるいは、久しぶりの友人との再会を
指折り数え、待つ数週間。

何かを待つ時間というのはいいものです。


残暑厳しかった今年の夏。
暑さが苦手な身としては、
まだかまだかと待ちかねた秋の気配に
ようやく朝晩は包まれるようになってきました。

そして、秋となれば
私が毎年、心待ちにしているツアー、
「トワイライトで訪ねる秋色の北海道」です。

トワイライトとは大阪発・札幌行の寝台列車。
日本海に太陽が沈んでいく夕景(トワイライト)をご覧いただきたい。
そんな願いをこめて名づけられたというとおり、
列車は夕刻、日本海沿いをひた走ります。

この季節、ちょうど時刻は少し早めの夕食どき。
食堂車でフレンチコースを召し上がりながら、
車窓に流れる風景を見つめて…

食堂車がほぼ日本中の列車から消滅するなか、
トワイライトではこんな贅沢な時間を過ごすことができるのです。


トワイライトの魅力はひとこと、
北の大地への到着を待つ時間にあると思います。

大阪を正午に出発した列車が
札幌に到着するのは、翌朝の午前10時すぎ。

今や飛行機なら伊丹・千歳はぴゅんと2時間。
でも列車はその10倍(!)の時間をかけて
ゆっくりゆっくり北上するのですから。

私はこの時間を長いと感じたことがありません。
むしろ、至福のひととき。
文庫本を数冊、交互に読み、飽きたらぼんやり車窓を眺め、
時折うつらうつらとまどろみ、そして時計と地図を眺めては、

あと、もう少しで大好きな北海道――と再確認。
 
その感覚がたまりません。

きっと待つことが好きなんでしょうね。

思えば私の人生、待つことばかり。
待って、待って、待ちくたびれて…。

信号待ちはできないくせに
楽しみ先にあると思えば
待って待って待ちとおす
(急に浪花節)


せっかちさんには不向きかもしれません。
でも、日ごろ忙しい方にこそ乗っていただき
浪花節のひとつでも感じていただきたい、
それが私の思う、正しいトワイライトの楽しみ方です。


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■トワイライトで行く秋色の北海道
 9/19(水)~9/22(土祝)

いったん満席となっておりましたが、
お取消しがあり、現在3名様のお席がございます。
一度は…と思われていた方、ぜひお問い合わせください。

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ドラえもん、100年後に会いましょう

2012年09月04日 | Hの生きる喜び、それは
原稿、原稿 パチパチパチ
校正、校正 チェック チェック
ここ1週間、こんなことばかりしていましたから
(言い方失礼!当然の仕事です)

何か、楽しい事ないかな~と
パソコンを眺めていると、
ニュース画面のトップに
「今日9月3日はドラえもん生誕100周年!」
とデカデカと出ているではありませんか

「あ! ドラえもん100周年ですって」
つい仕事中にも関わらず、大声出してしまいました

すかさず先輩方
「100周年?ドラえもんって、昭和生まれ?
未来から来たんじゃなかった?」
「アニメ始まって100周年ってこともないでしょ
藤子F不二雄さん、そんな昔の人じゃないし」

よーく見ると、
100周年「前」

つまり、今日から100年「後」に、
ドラえもんは誕生するのです

未来の道具を次から次へと出してくれて、
夢のまた夢の世界と思っていましたが
それも、もう100年後のことなんです

ドラえもんに関しては
語っても語っても語り尽くせないほど
感動のエピソードもあれば、
泣けるストーリーも、笑えるストーリーもあり
私の子供時代の青春スベテです

幾つか泣けるストーリーがあるのですが、
やはり最終回は…

実際はどの最終回が本当なのか分からないくらい
色んな最終回バージョンが出回っているようですが
その中でも私が好きなのがこのバージョン

ある日、ドラえもんがピタッと止まってしまいます
もともと、ロボットですからね
異変に気付いたのび太
「ドラえもん!どうしたの?動いてよ」
かけ声もむなしく、どうやってもドラえもんは
ピクリとも動きません

仕方なく、未来のドラえもんの妹ドラミちゃんに連絡
すると、思いもかけない言葉が…
「電源が切れてしまったようね
電源を取り替えることもできるけど
そうすれば、のび太さんとの思い出が全て消えるわ」

のび太は悩みます
走馬燈のように、ドラえもんとの思い出が
頭の中をかけめぐり、そして一つの答えを出します

「大切な思い出は消したくない
ドラえもんは、このままにしておこう
そしていつか…」

-月日は流れて十数年

勉強が全くできず、テストで0点ばかりのダメのび太が
猛勉強し、何と、天才科学者になっていたのです

最先端のロボットを開発する科学者です

のび太の研究室にいるのは、
そう、横たわっているドラえもん
スイッチを握る科学者のび太

ドラえもんを作った科学者というのは、実は
…もうお分かりですね

後半ちょっとウソっぽいですが

私は、のび太という人間が大好きなのです
勉強苦手、運動苦手、得意なことは何もなし
そんなのび太が、いざとなれば
命をかけて友人を守り
勇気と正義の人になり
思いやりのある、優しい子にもなれる

最後、命がけでドラえもんに
自ら会いに行ったのです
道を切り開いていったのです

世界にダメな人間なんて一人もいない

のび太は自分で言っています
「もしもしぼくがいなくなったら…。ぼくは絶滅するんだ!!」
(「のび太は世界にただ一匹」より引用)

人間一人の死を「絶滅」と表現するあたりが、
実にのび太らしいです

単に言葉の使い方を知らないだけかもしれないですが、
きっとのび太は、自分がいなくなることを
「絶滅」と言うことで、人間一人一人の命の重さを
実感し、そしてもっとお互い
大切にするようになるのではないか、
と期待したのかも…しれない


でも、こうとも言っています
「のんびり行こうよ、人生は」
…らしいですね

のび太はのび太らしく、
あなたは、あなたらしく
無理せずのーんびり
生きていきましょうよ


ドラえもん、100年後はどんな世界ですか
100年後に、会いましょう!

***************************************
川崎の 藤子・F・不二雄ミュージアムが
今日、1周年を迎えました
日時完全予約見学で連日大人気のようです
ドラえもん、のび太に会いたい方は
是非一度お出かけ下さい!
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