銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

由布院・黒川、湯けむりの旅

2011年12月11日 | Hの生きる喜び、それは
九州を、いえ、日本を代表する名湯「由布院」
人気では今や日本トップクラス「黒川温泉」
この、ふたつの温泉をめぐる贅沢な添乗に同行させていただきました

東北の秘湯・温泉大好きの私
その地位は揺らぐことはなかったのですが、

あっさり、首位を返上
なぜって、最上の湯とおもてなしに、本当に感動したんです
そう感じたのは私だけではなく、
年間ナンバーワン「由布院」、ナンバーツー「黒川温泉」
と、アンケートに堂々書いてくださったお客様もおられ、
噂に聞いていた人気に偽りなし、と確信したのでした

まずは「黒川温泉」
熊本県阿蘇、山間にある温泉地
到着した頃はすでに日暮れに近く、
ポッ、ポッとお宿の灯りがともり、これだけで良い雰囲気
お宿のスタッフのあたたかいおもてなしを受け、
早速、黒川温泉ならではの湯めぐりへ
これが、黒川温泉の魅力の一つなんです

入湯手形を持って、宿とは別の宿の露天風呂へ
今でこそ、その他の温泉地で「湯巡り」なるものが一般的に
おこなわれるようになってきましたが、
そもそもこの方法を一番最初に始めたのが黒川温泉です

黒川温泉には、30近くの温泉宿がありますが、
宿によって泉質が異なっているので、湯めぐりには最適
歩いてめぐるもよし、送迎バスを利用するもよし

この湯めぐりを第一に楽しみにされていたお客様もおられ、
「まずは、○○へ行って、その帰りに○○、
 送迎バスの時間も調べてきたよ
 翌朝に宿泊場所の温泉にゆっくりつかって…」
綿密なるプランが出来上がっていました

「それでは皆さま、湯めぐり行ってらっしゃーい」
とお見送りしていると・・・、
「何言ってるの!あなたも一緒に行きましょ
ここの湯は最高なんだから~ 
温泉の報告、しないといけないでしょ、ほらほら!」
と、あれよあれよという間にご一緒することに

渓谷沿いの静かにたたずむ旅館に到着
川に手が届きそうなほど近くにある露天風呂に身をしずめ、
ぽわ~んと湯けむりに包まれていると、
仕事ということをすっかり忘れてしまい…(イカン!)
あ゛~ いい気持ち・・・(添乗中!)

温泉が素晴らしいことは言うまでもなく、
旅館のスタッフのさりげない気遣い
つかず離れずの対応
それぞれの旅館が、それぞれの個性を活かし、
自然と旅館に満ちるアットホームな雰囲気が
どの旅館にもあって、
一言で言えば、“居心地が良い”温泉なんです

リピーターが多いのも納得
12月の平日、紅葉も終わり、雪の季節もまだ、こんな閑散期にして
どの旅館もほぼ満室状態、この人気にも納得です

そんなこんなで黒川温泉は、私の中での温泉ランキングトップに躍り出ました

そして続いて由布院「亀の井別荘」へ

由布院と言えば、
「玉ノ湯」「亀の井別荘」「山荘無量塔」が御三家として有名
由布院の街中は、年々新しいショップやカフェが並び、
いつの間にか若者の街、のように様変わり
ですから、由布院の醍醐味を味わうには、
御三家に宿泊してこそ味わえる、とされているようです

では、皆が憧れる理由とはどこにあるのでしょう
最高級のお料理? 最上のおもてなし? 伝統と格式?
…う~ん、そのどれもが違うようで、当たっているようで…
言葉で表せない何かがあるような気がします
「気品」と「誇り」でしょうか

大型旅館がひしめく温泉街が一般的であった時代に、
「これではこれから生き残れない」と、
高い目標と志をもって、各旅館がそれぞれ個性的な宿作り進め、
由布院全体の復興につなげていったという話は有名です

復興、街作り、その大きな役割を果たした中心人物が
「亀の井別荘」と「玉ノ湯」の社長です
その使命感を今も感じているのでしょうか

一瞬のすきも見せない、隅々にまで気を配ったもてなし
湯と料理に関しては、言うまでもなく超一流(お客様談)
レトロ喫茶「天井桟敷」、レコードが流れる「談話室」など、
いずれの場所も、寛ぐためにある、癒しの空間

華やかさや、虚飾を全て取り払った後に残る、
温泉宿としての真髄が光る、名旅館


この冬一番のプレゼントとなった旅でした
願わくば、再び、この地に戻ってこれますよう…
(来年3月にも同ツアーを設定しています…!
 詳細は下記までお問い合わせ下さい)


我が街再発見の旅「鶴瓶独演会」「万作萬斎・新春狂言」はコチラ
http://ameblo.jp/arailuka/entry-11063422737.html

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