銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

旧海軍兵学校の詩

2011年12月12日 | 見かけだおしNのつぶやき
タイトルでいうと
「広島・ふたつのMUSEUMを訪ねる」

ウッドワン美術館&大和ミュージアム

でも・・・・
私、添乗員の興味の矛先は
江田島の旧海軍兵学校でした

この週末の二日間
広島へのバス旅行に出ました

ご参加の多くが「ウッドワン美術館の開館15周年記念」
を楽しみに来られました

でも

旅の終わりのアンケートには・・・
「江田島渡れて、思いのほか、感じ入りました」
そんな感想をいただきました

例えば、鹿児島の知覧
沖縄のひめゆりの塔

泣けて、泣けて

「楽しい観光旅行に、こういうのはパスしたい」
「行程に入れないで欲しい」
そんなお声を聞きます

「でも・・・」
と、私が反論した時、こう言葉がかえってきました

「それは、あなたが戦争を知らないからよ」

・・・・

それでも、その場所に、その歴史があるのなら
やはり訪ねたい、ご案内したい

今回も、初日の美術館が目当てだから・・
2日目の行程には乗り気でないお客様もチラホラ

さて、私にとって二度目の訪問となった江田島
旧海軍兵学校の特別見学会

目当てがありました

真っ先に向った、その展示物
もう一度、読みたい、と思ったのです

読みたい

ソロモン海の 水平線上に浮かぶ積乱雲が 墓標であり
夜空にかがやく 南十字星が 十字架であった”


これ、どこに書かれていたと思います

零戦機の座席です

平均年齢19歳という若者が残した
遺書の数々
もちろん、涙なくして読むことはできないものばかりです

でも

私が感じたことは・・・悲しみではなく

「なんとも自分の精神年齢は低いのか」

恥ずかしさでした

達筆な文体、ウィットに富んだ文面、そして
恭しいまでに美しい文章

そうです、ものすごい日本語力、国語力に圧倒されました

これが二十歳になる前の、若者の言葉ですか
詩情さえ感じる、美しい言葉が溢れていました

ここは、もはや「文学館」です

先の「あなたが戦争を知らないから」

確かにそうです

なので、
私を含め、若い方には、ぜひ足を運んでいただきたい
ある意味、国の重要文化財的な場所のように思えたのです

思想とか、そんな面倒くさいことではなく
シンプルに

感動させられる、場所でした



■追記:旅のアンケートより一部抜粋

~こんな日本が確かにあったんだ
私も負けずに頑張っていかなければ~


これ、齢80歳の方の言葉です

・・・・

負けます



我が街再発見の旅「鶴瓶独演会」「万作萬斎・新春狂言」はコチラ
http://ameblo.jp/arailuka/entry-11063422737.html

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