銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

天の国、木の国、川の国 天川村 

2023年07月20日 | Hの生きる喜び、それは

遠い、やっぱり果てしない秘境の村だ

と再認識したのは、奈良県天川村

標高1,500m級の峰々が連なる大峯山系は”近畿の屋根”とも呼ばれ、
山は険しく、谷は深く
昔は人が住むような場所ではありませんでした

「天川村」という村の名前も
神々が棲む高天原(たかまはら)からきたといわれるほど
神聖な聖域であり、秘境でした

今や、トンネルが開通し、交通の便がよくなったとはいえ、
高速を降りてからが、遠い

ぐねぐね山道をこえ、着いたと思えば小さな集落を抜け
ふたたびぐねぐね山道を登り、ようやく着いたと思えば、また小さな集落
まだぐねぐね山道、、、無限ループのような山道に
眼がくるくるまわりそうになりながら、

ようやくお昼到着

もう、ここまで来れただけで十分

村の入口は「天の国、木の国、川の国」と書いてありました

みたらい渓谷の緑は深く、山も深く、
写真を撮ってもその良さが伝わらないのが残念

荒々しく削られた石灰岩の渓谷に、ゴロゴロと巨岩が転がり

息をのむほどに透明度が高いエメラルドグリーンの水
曇り空でもこの色が伝わります

違う世界に通じてそうな、渓谷にかかる橋

天に向かって、ぐんぐん上るよ小さなモノレール
面不動鍾乳洞に向かう力強い乗り物です

洞川(どろがわ)温泉街が、山々にすっぽり囲まれている様子がよく分かります

乗り場からしてこの角度、ぐんぐん急斜面になり真上に向かって登っていくような感覚に
「これにずっと乗りたかったの!」と
これに乗るためだけに参加してくださった方もいたほどでした

鍾乳洞の中は年間通じで8度
洞窟に入ると、吐く息が白かったのには驚き
何万年級の自然の芸術でした

大峯山へ登る修験者の方々を受け入れてきた洞川(どろがわ)温泉街
どろがわ、なんていう名前ですが
無味無臭のやわらかくて気持ちのいい単純泉で
温泉好きからも人気の高い温泉です

山に森に川に水、そして温泉
どれもこれも天の恵み

天川村は、まさに、天の村

「天の国、木の国、川の国」でした

帰路、当然ながら、はるばる来た山道を戻り、やっぱり目をくるくる回しながら
現実世界に帰っていきました

皆さまはというと、、、

「酔ったの?私は全然大丈夫よ」「山道?全く平気」
「一日遊ばせてもらって楽しかったわ~」

すがすがしいほどにスッキリしたお顔に
尊敬のまなざしで見つめる私

でも、遠いことが分かっていてもまた行きたくなるんですよね
ですから、きっとまた来年も計画すると思います

そして目をくるくる回しながら
天川村ってやっぱりいいわあ、なんて言っていると思います

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