銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

個人旅行にハマる日ースペイン編ー

2018年05月28日 | 見かけだおしNのつぶやき

今回、初めて銀ステ個人旅行にトライされたお客様。

旅の後半、

「正直、私たち二人に添乗員さんだけって、

どんな展開になるか不安だったのも確かなの」

あ、そうなんですね。でも不安は私の方でしたが、、、

だってお二人にご一緒するのは、ほぼ初めてですから。

「でも、コレはハマりそう」

え?個人旅行にですか?

「贅沢だけど、自分たちペースで、気ままにできるのってやっぱりいいね」

 

この度スペイン旅行に、ご夫婦お二人でお出かけいただきました。

 

ご主人曰く、アルハンブラ宮殿で、どうしても見たかったアーヴィン滞在の部屋。

『アルハンブラ物語』を読んで、この地にのぞまれました。

「ツアーだと、じっくり見られなかったと思う。

自分だけの思入れだから。でも、個人旅行だからこそ、

『アルハンブラ物語』の世界に浸ることができました」

 

【アメリカの外交官であったワシントン・アーヴィンが、スペインへ赴任中に

アンダルシアを旅した際、当時廃墟となっていたアルハンブラ宮殿に

様々な人が住み着いていた中、自らも居を構え、

そこに住まう人々から聞いた宮殿にまつわるミステリアスな伝説や、

時にユーモアな逸話がまとめられた作品が「アルハンブラ物語」】

 

さらに奥様からも、

「トレドに期待していたけど、今回の旅程の中で一番期待ハズレだったかな」

ああ、わかります。

 

実は、行程上、時間短縮のため、現地オプションツアーに参加したのですが、、、

さらに私では、歴史的案内もできないので、せめて一ヶ所くらい、

プロのガイド案内も入れてみたらいいかな、との思いもあってのこと。

でも、うーん、確かに。

トレドの街は、狭い路地裏に迷うのが醍醐味。

奥様の好きそうな焼き物のお店や、ここでしか手に入らないお菓子のお店、

何より駅舎のタイル装飾の素晴らしいこと、

それらにご案内したかった。

でもOPツアーは、点から点への移動ばかり。しかも急ぎ足。

今時、行きたくないような土産屋の立ち寄りも付いているんですね。

なるほど、今更ガッテンしました。

「ヨーロッパって、どこも景色似ていて飽きる」と仰る方ありますよね。

これでは、確かにそうなりますね。

添乗員として、ちょっぴり楽をさせてもらったものの、

何度か訪ねたトレドの魅力が、伝わらなかったのは残念でした。

ここも、手を抜かず?自由旅行でご案内すべきでした、反省。

 

今まで各国、さまざまな場所へ旅されてきたお客様。

それでも、このレベルの(もはや英語が話せない)案内でも、

「気ままな個人旅行」に

ハマりそう、と仰っていただきました。

 

旅は、やっぱり点ではなくて、

そこへ行くまでの過程、ケ・セラ・セラが醍醐味ってことなんですよね。

 

帰国後、事務所に出ると、

昨年スペインにご一緒いただいたお客様より、

「あなたのカラダいつ空いてるの?」と、

お電話をいただきました。

ちょっと嬉しかったのは、

「日程は、お宅に合わせないとね、そちらの人繰りも大変でしょうから」

 

ありがとうございます。

うちの所帯といいますか、今の状況まで鑑みていただき、、、

お気遣い、すみません。っていいのか、これって。。。

 

個人旅行に添乗員が同行する旅、ニーズがある限り、

頑張ってみようと思います。

だって、私自身が本来、「旅」と思う定義。

“手配しない”

あっ、言っちゃった。

そんな日が来るかもしれません、ってさすがにないか?

それこそ、旅行会社が無くなる日でしょうから。

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さて今年最後のご案内です。
毎回好評の『作州武蔵魍魎亭』の山菜料理。
追加分設定、第三段は、

5月30日(水)に予定しております。
ぜひ、ご一緒下さい。

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銀のステッキ旅行
TEL 0797-91-2260(平日9:00~17:00)
■銀のステッキは会員制の「旅サロン」を主催しています。
■公式ホームページ:http://www.gin-st.co.jp

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