夕方、あるお客様から一本の電話。
『ディズニーランドのツアー、あなたが添乗だったって、聞いたよ、意外ね~』
『ご参加の皆さんも困ったんじゃない?』
はい。かなり。
よく、ご理解いただいているようで、
確かに、私の添乗は、ダメでした。
詳細は、別にして、不向きであったことは事実。
その最たる理由・・・
ホテルの売りは、ランド内にあること。
確かに立地を含めて、いいホテルでした。
でも、エレベーターです、私が常に囚われたのは、、、
たいがい、エレベーター内は一人の世界ですよね。
ささいなことを無で思う心静かな時間。
なのに、なのに、
エレベーターは、私が入ると同時に、
「一階だよ~」
「三階だよ~」
いちいちアナウンス、しかもありがたやミッキーの声。
最初は気にならなかった私も、回を重ねるごとに
「だよ~」「だよ~」と、ミッキーの裏声?に
腹がたってきたわけで、、、
この次元がもはやスタッフにいわせると、
最悪!だそうです、私のような客は、、、でしょうね。
連泊ゆえ、日常的に繰り返されるミッキーの甲高いアナウンス。
分かってる、ちゅうねん!
最終日あたりは、もうケンカごしの私。
もちろん独りごと。
エレベーターで一人、ぶつぶつ。
『夢の世界から今すぐ立ち去れ~!!』
ディズ二ー的に、そう魔人にいいわたされ
遠く空の彼方に吹き飛ばされそうですが、、
無視、無視、と強気の私に
ある一組の家族が同乗。
『一階だよ~』
相変わらずミッキーが、なんかのひとつ覚えで、、、
また、私のドス黒い心の叫び、
「同じこと言ってんじゃ、、、」
と、悪い人(私)の声にかぶせるように
『わぁ~ミッキーだ、ミッキーマウスの声だ!』
天使の声が。
『そうよ、ミッキーは良い子にしてると、
声をかけてくれるのよ』
その天使の声の母。
・・・
その時、エレベーターの閉塞感のなかでしっかり認識しました。
失った時間、失ったものの大きさ。
そして、もう取り戻せない、そのことの重大性も。
ディズニーランドは夢の世界、なるほど・・・
先のお客様、
『11月のディズニーの添乗はあなたじゃないよね』
はい、私ではないです、ご安心下さい。
ちゃんと夢の世界のマナーを心得たスタッフがご一緒します。
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