銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

ランドの寛容=失ったもの、イコールじゃないな

2015年05月21日 | 見かけだおしNのつぶやき

夕方、あるお客様から一本の電話。

『ディズニーランドのツアー、あなたが添乗だったって、聞いたよ、意外ね~』

『ご参加の皆さんも困ったんじゃない?』

はい。かなり。

 

よく、ご理解いただいているようで、

確かに、私の添乗は、ダメでした。

 

詳細は、別にして、不向きであったことは事実。

その最たる理由・・・

 

ホテルの売りは、ランド内にあること。

確かに立地を含めて、いいホテルでした。

でも、エレベーターです、私が常に囚われたのは、、、

 

たいがい、エレベーター内は一人の世界ですよね。

ささいなことを無で思う心静かな時間。

なのに、なのに、

エレベーターは、私が入ると同時に、

「一階だよ~」

「三階だよ~」

 

いちいちアナウンス、しかもありがたやミッキーの声。

最初は気にならなかった私も、回を重ねるごとに

「だよ~」「だよ~」と、ミッキーの裏声?に

腹がたってきたわけで、、、

この次元がもはやスタッフにいわせると、

最悪!だそうです、私のような客は、、、でしょうね。

 

連泊ゆえ、日常的に繰り返されるミッキーの甲高いアナウンス。

分かってる、ちゅうねん!

最終日あたりは、もうケンカごしの私。

もちろん独りごと。

エレベーターで一人、ぶつぶつ。

 

『夢の世界から今すぐ立ち去れ~!!』

ディズ二ー的に、そう魔人にいいわたされ

遠く空の彼方に吹き飛ばされそうですが、、

無視、無視、と強気の私に

ある一組の家族が同乗。

 

『一階だよ~』

相変わらずミッキーが、なんかのひとつ覚えで、、、

また、私のドス黒い心の叫び、

「同じこと言ってんじゃ、、、」

と、悪い人(私)の声にかぶせるように

 

『わぁ~ミッキーだ、ミッキーマウスの声だ!』

天使の声が。

『そうよ、ミッキーは良い子にしてると、

声をかけてくれるのよ』

その天使の声の母。

・・・

その時、エレベーターの閉塞感のなかでしっかり認識しました。

失った時間、失ったものの大きさ。

そして、もう取り戻せない、そのことの重大性も。

 

ディズニーランドは夢の世界、なるほど・・・

 

先のお客様、

『11月のディズニーの添乗はあなたじゃないよね』

はい、私ではないです、ご安心下さい。

ちゃんと夢の世界のマナーを心得たスタッフがご一緒します。

 

★6周年記念旅行 丹波へBBQランチ ご案内はコチラ★

フェイスブックいいねお願いします

***************************************
貸切バス・オーダメイド旅行のご相談は…
銀のステッキ旅行
TEL 0797-91-2260(平日8:30~17:00)
■銀のステッキは会員制の「旅サロン」を主催しています。
■公式ホームページ:http://www.gin-st.com 

*************************************

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする