銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

80歳になったら…

2014年12月11日 | のほほん同志Aの日常
珍しく体調が悪い日々。
とにかく肩がこって、腰も痛く、
体ががっちがっちに痛くてなりません。

そのせいなのか、1日を終えるころにはくたくたで、
布団に入ると一瞬で眠りにつき、一瞬で朝がきてしまいます。

はたらいて~眠るだけ♪ というRCサクセションの歌のまんま。

これまで病気らしい病気もしたことがなく、
体の不調というものを感じたことがなかっただけにこれはなかなかショックで、

「あ~こうして体の自由がきかなくなっていって、最後には動かなくなるのね」

と哀しい思いで実感しています。

そんなときにふと思い出した、岸和田にお住まいの、あるお客様のお顔。

80歳を超える年齢で、南米に、カムチャッカに、モンゴルに、ご一緒くださいました。

「足はなんとか動きますねん。頭はもう、わややけど」と言いながら。

岸和田のだんじりを見ようと自宅の屋根によじのぼり、
滑り落ちて骨折したのが70代半ばのころ。

その後、80代に入られてからは海外ツアーで必ずお部屋をご一緒させていただき、
まるで修学旅行の女子高生のように、就寝前のおしゃべりも楽しみでした。

私が80歳になったらこんな感じなんだろうな

そう感じたのは、カムチャッカのホテルでの朝食時。
血圧のお薬をおもむろに出されたかと思うと、
カップに残っていたミルクティーで、そのままごくんと飲みこまれました。

私もふだん、一年を通して手放せなくなった花粉症の薬を
コーヒーや牛乳でごくんと飲みこんでいるのですが、
添乗員としては一応、

「あれ、お水お持ちしましょうか?」 と聞いてみたところ

「そんなん、おなかに入ったら一緒ですやん」 とあっさり。

そうそう、一緒ですよね~!
もう、他人とは思えないシンパシーを感じたのでした。

ここ2~3年は、海外ツアーのたびに「もうこれが最後と思てます」と言いながら、
先日のモンゴル旅行が終わった時には「南極にはまだ行ってない…」と呟かれ、
周囲を唖然とさせておられました。

このところ久しくお電話がなく、
さすがのあの方も、もう遠出はしんどいのかな?と
自分の不調にあわせて思っていました。

ところが、とんでもない!
今日、お電話がありました。

「あの、来年のトルコ、行かせてもらいます」と。

「足はまぁ動くんですが、頭はもう、わやですねん。
 頭がぼけてて足が達者やなんて、一番たち悪いですけど」

あぁ、まだまだご健在!

私も調子悪いなんて言ってられないなぁ
そう、大いに勇気づけられたのでした。


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