野田さゆりのつぶやき日記

日々の暮らしの中で思うこと

予算が可決

2021-03-14 02:04:51 | 議会や町の動き







これは令和3年度の予算概要説明の主な事業のページです。
町のホームページで詳細はご覧下さい。

今回から予算審査特別委員会で審議されました。
そうそう1日目には予算の総括質疑。これは5人の議員。
特別委員会は1日目一般会計、2日目特別会計、その後議員間討議。
3日目討論、採決。
最終日の本会議で特別委員会委員長の大賀議員から委員長報告後、討論、採決。
初めてのやり方でしたから、迷いつつ、でも予想以上に皆さんがガンバリ、
質疑もいっぱいでした。ほぼ全員が質疑しました。
議員間討議も入れると全員が発言しました。
これって当たり前のようだけれど、すごいことかも。(*^_^*)

鳩山町予算審査特別委員会 委員長報告
審査経過及び結果について
(1)3月8日の委員会について
11人の委員及びオブザーバーとして議長、関係する執行部説明員等の出席の下に、
令和3年度一般会計予算の審査を行いました。
主な質疑の内容については、次のとおりでした。

・個人町民税の減額についての質疑に、急速な少子高齢化により減少傾向にあったが、
令和3年度は、新型コロナウイルスの影響もあり、大幅な減少となった。
この影響による減収額を約1367万円と見込み、
前年度比でマイナス4215万円としたということでした。

・ふるさと納税を原資とする、まちづくり応援寄附金が3倍に増えている理由はとの質疑に、
令和2年度実績2700万円を踏まえ、ゴルフの1日利用券等の返礼品を増やし、
意欲的に取り組むとの答弁でした。

・町営路線バスは、地方創生事業の滞在回遊型観光、小さな拠点づくりを
視野に入れているのかという質疑に、上熊井農産物直売所や泉井交流体験エリアを活用し、
町外の方も引き寄せ、バスに乗っていただく施策を今後検討していきたいとの答弁でした。

・町道1号線の農地影響詳細調査委託料300万円について、何を調査するのかという質疑に対し、
令和2年度に行った農地の水利等への影響調査に基づいて、どういった整備が可能になるのか、
詳細な調査を行うとのことでした。
これについて民間のコンサルタント会社の調査報告を議会にも求めるものでした。

・町道56号線については、ここまで用地測量など第1期工事を含めて、
総額5579万円の支出となっている。
さらに今回の予算計上額を加算すると、1億721万円になる。
当初の計画における事業費総額3780万円に対して、ここまでかけ離れた予算執行について、
どのように考えているのかという質疑に、今後の見込み額については7000万円程度、
計画から超過している状況との答弁がありました。
町長に対し、担当課にしっかり事業予算の総額を認識させ、資金管理を徹底させるよう、
求める意見がありました。

・泉井ため池改修工事について6893万円、3箇所の整備工事を行うということだが、
計画による位置づけが一切示されていないのでは、との質疑に、
第2期活性化取り組み方針の先行事業という形で、予算計上したとの答弁がありました。

・デマンドタクシーの運行経費に、運行支援業務委託料も含まれているようだが、
どういった内容のものかとの質疑に、町外運行に係る支援業務、委託料398万9000円を、
今回追加で見込んだ。交通事業者との調整も含めた、町外運行や土日運行を開始するための
運行計画の作成、経費、運輸局に提出するための書類の作成経費などをコンサルタントに
委託するとの答弁でした。
デマンドタクシーの台数を増やす計画はないのかとの質疑に、今回は計画にないとの答弁でした。

・アライグマの回収・処分業務委託料の増額理由はとの質疑に、現在、職員が行っている
回収・処分業務を事業者によって実施する経費との答弁でした。
アライグマにかかる危険性、職員の精神的負担を鑑みて、事業者に委託するとのことです。
被害状況や捕獲状況を的確に分析し、創意工夫が出来るような業者を
適切に選定していただきたいとの意見がありました。

・『幼児児童教育の今後のあり方町民検討委員会』について、既に組織されている
『公有財産利活用及び公の施設管理運営町民検討委員会』で、昨年12月に答申が出ており、
町立幼稚園については、小規模改修の現状維持と、幼児教育無償化による、
園児減少の推移を注視していくこととなっている。
これら2つの委員会の関連性、整合性についてどうなのかとの質疑には、
『公有財産町民検討委員会』の意向を受けて、『幼児児童教育の町民検討委員会』が
動き出すことになるとの答弁でした。
2年間検討して、1年間の準備期間とのことだが、棚ざらしにして
園児の減少を待つだけなのではないか、との厳しい指摘がありました。

・給食センター管理費が320万円増加している理由についての質疑には、
トラックタイヤの交換および給食調理業務の簡単な作業を
外部に委託することも考えている。
毎年、調理員の募集をかけているが、集らない状況との答弁に対し、
児童、生徒が減少しているにもかかわらず、
毎年電気料が上がったとか、人件費が上がった等、
追加経費が掛かりすぎで、計画性がないという指摘がありました。

(2)3月9日の委員会について
11人の委員及びオブザーバーとして議長、関係する執行部説明員等の出席の下に、
5件の特別会計予算と水道事業会計予算の審査を行いました。
主な質疑の内容については、次のとおりでした。
・国民健康保険特別会計予算
保険税が2000円値下げと言うことだが、値下げの原資はどこか?と言う質疑に対し、
国保の財政調整基金を取り崩して、影響は600万円程度の減収とのことです。
基金残高については、3億4千万円とのことでした。
特定健康診査、委託料の増額は、自己負担1000円を無償化し、町負担とするものでした。

・農業集落排水事業特別会計予算
泉井地区の農業集落排水について、活性化が進む上で16年前は見込んでいなかった
許容量について、どう考えているかとの質疑に対し、現在720人、81%の加入率で、
まだ20%ほど余裕がある。
ある程度逼迫した状況になった場合は、今後の施設整備・再整備も視野に入れながら
検討していくとのことです。

・介護保険特別会計予算
この度、1号被保険者の介護保険料の基準額を200円値下げして、
月額負担3800円となることに対し、介護保険管理委員会で審議を行わず、
書類返送のみの採択を安易に求めたことについて抗議があった。
これについて町長から、1月に県から調整交付金が交付される旨、連絡があり、
それに基づいて、基金とも合わせて検討の結果、介護保険額の軽減をすることとしたもので、
委員会に置いて十分な説明がなされなかったことについてのお詫びがありました。
さらに、委員から調整交付金が入るからと言って、値下げをするということに対し、
交付金の主旨にそぐわないとの指摘があり、さらに3年後の9期の計画では、
保険料が4462円となることにより、結果、いきなり662円の
大幅な値上げになると予想されることを危惧するとの指摘がありました。

・水道事業会計予算
老朽管更新工事を進める中で、内部留保資金が減っていくことを明らかにし、
水道料金の突発的な値上げを懸念する質疑に対し、料金の改定については
令和4年度には赤字との見込みが示されており、経営成績を勘案しながら、
準備は進めていかなければいけないとのことでした。

(3)3月10日の委員会について
11人の委員及びオブザーバーとして議長、関係する執行部説明員等の出席の下に、
予算案7件について討論および採決を行った後、3日間の審査を終了いたしました。

以上が委員長報告。


議案第19号 令和3年度鳩山町一般会計予算に対する付帯決議

昨年の3月議会における「財政健全化と起債残高減少の取り組みに関する決議」を受けて、
町債残高削減計画を策定し、町長の予算編成方針に町債残高の削減に取り組むことを明示して、
予算案に反映させたことを高く評価する。
さらなる住民福祉とその基盤となる安定した財政運営のために、予算執行に当たっては、
下記のことに留意していただきたい。

                 記
1.北部地域活性化事業について
多額の費用をかけて整備した「泉井交流体験エリア」、「上熊井農産物直売所」については、
施設完成をもって良しとせず、指定管理者と共に地域住民及び広く町民も巻き込んでの
北部地域活性化につながるよう、積極的な町のリーダーシップを発揮していただきたい。
第二期活性化取組み方針の検討も始まるが、地元の思いをしっかり受けとめつつ、
第一期の反省を踏まえて、今後の財政運営に破綻を来たすことがないよう、
町民が充分納得できる方針策定を求める。

2.デマンド交通について
多くの町民の願いである、デマンド交通の町外運行が視野に入ってきたことは、評価できる。
今後も安心して暮らし続けられる鳩山町にすべく、土日運行の検討も含め、
住民の足を確保するための施策を総合的に展開していただきたい。

3.事業資金の管理について
事前に事業計画を示さず、場当たり的な予算の計上が見受けられる。
執行に当たっては、議会が提案する事業資金管理表を活用し、総事業費を常に念頭に置いた、
適切な執行管理を心がけることを求める。
今後の事業検討に当たっては、総事業費・スケジュール等を事前に議会に提示することを求める。
以上、決議する。


賛成・反対討論は7人。これもまた圧巻。昨年度も7人でした。(*^_^*)
他の議会で職員が賛成討論を書いていると新聞で報道されていますが、鳩山は皆さん自前です。

私は賛成討論しました
安心して暮らし続けるためには、足の確保が必須要件です。
多くの住民が不安を抱える中で、今回、デマンドタクシーの町外運行等が
具体的に検討されていくことに期待します。

アライグマの回収処分に918万円という多額の予算が付きました。
これまで職員の皆さんが、危険性と精神的な負担を背負いつつ、
行ってこられたことを業者に委託するためとのことです。
この思い切った判断は良かったと思います。
これまで関わってこられた職員の皆さんのご苦労に心から感謝します。
と同時に里山環境プロジェクトは石坂の森、
生態系保護協会東松山・鳩山・滑川支部は熊井・赤沼地区で捕獲しています。
生態系保護協会支部においては、この4年間で鳩山町全体の捕獲数826頭のうち、
約40%の330頭を捕獲・回収・処理されています。
東松山環境管理事務所管内の2018年・2019年を比較すると対前年比88%と
鳩山町は唯一減少しています。
これは地道な取り組みがあったからこそと思います。
埼玉県アライグマ防除計画には、目的として生態系被害・農業被害の防止と
明記されています。
アライグマの防除という目的の遂行状況を客観的に判断する指標として
CPUE算定の導入を検討すべきと考えます。
アライグマの生態がよく分かり、適確な判断・分析・創意工夫ができ、
費用対効果があがる業者を選定し、鳩山町の生態系被害・農業被害を
防止していただきたいと思います。

総合相談支援窓口により、様々な問題をワンストップで対応する体制が
鳩山町では出来ていますが、
国は社会福祉法の改正により、重層的支援体制整備事業を創設し、
介護、障害、子ども、困窮の相談支援にかかる事業を一体として実施するとしています。
鳩山町においても8050問題、ひきこもりなど心配や問題を抱えた方々もおられます。
またコロナ禍において、ますます問題が深刻化し、生活困窮などに直面している方もおられます。
社会の中で孤立してしまわないよう、町としても相談体制の更なる充実、参加支援、
支え合える地域づくりをすすめて下さい。
一人一人に寄り添い、必要な支援に結びつくように適切な対応が行われることに期待し賛成します。



ここまで読んで下さったあなたはエライ。
でもどうぞ!
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全会一致で採択されました!「鳩山町におけるパートナーシップの認証制度および性的少数者に関する諸問題への取組みに関する請願」

2021-03-14 01:25:04 | 議会や町の動き

ご報告が遅くなりました。
今回は日程的にもかなりハードで、議会中はとてもブログを書いている時間がなく、
お待たせしました。


一番にお知らせすべきはこれですね。
レインボーさいたまのフェイスブックからコピーさせていただきました。
(画面が黒いのは自分の目を保護するためなんです)
「鳩山町におけるパートナーシップの認証制度および性的少数者に関する諸問題への取組みに関する請願」は
全会一致で採択されました。
3人の方が賛成討論してくれました。
小さな町であるから余計にLGBTQの方々は息苦しい暮らしをされているかもしれません。

委員会での請願審査の折には、難しい質疑であったと思いますが、委員からたくさん
質疑が出ました。担当課職員、紹介議員の中山議員と私で答弁しました。
傍聴に来て下さったレインボーさいたまのSさんにも休憩時間に、議場に来てもらって
お話を伺いました。
議員有志勉強会で、事前に請願者SさんとレインボーさいたまのSさんにお話を伺い、
理解が深まっていたと思います。
ある議員から、ご自分の頃には鳩山中学校は女子もスラックスをはいていたと。
中学校のアルバムを見せてもらいました。
教育が変わるのが大事なことだとも。
現に辛い思いをしている子どもたちがいるかもしれない。

多様な人の存在を認め合える素敵な町になるように、プッシュプッシュ!

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