調査員の「目」

 日常の何気ない雑感とつれづれ日記。

Soffice&Solid(ソフィス&ソリッド)S905黒ストレートチップ

2014-01-02 | オシャレ系
 2014年1月2日靴セール初買い参戦記【結局正規品】の通り、セールには関係なく、TradingPost(トレーディングポスト)と世界長ユニオン(旧ユニオン・ロイヤル)が組んで創ったオリジナルブランドSoffice&Solid(ソフィス&ソリッド)のS905(銀座店限定)黒ストレートチップ(47,250円)を購入した。
 
 私にとっては何と言ってもつま先部分への絞りがスクエアすぎず、丸すぎず絶妙なバランス感覚が最高で美しくエレガントに感じられた。試し履きをしても甲の部分が少し余裕があり履き皺が出来てしまいそうだが、幅やサイズ・踵部分は非常にぴったりはまった。つまり、好意的に解釈すれば(笑)トレーディングポストで吸い上げた顧客要望がラスト(木型)へ反映できている、ということか。使っている革もアノネイ社のボカルーカーフ、造りも柔らかくて耐久性にこだわったボロネーゼ式グッドイヤー製法で世界長ユニオン(旧ユニオン・ロイヤル)ならではのmade in JAPANによる安心感・信頼感がある。
 そして、靴に詳しい人じゃないとあまり知られてないので持っている人が少ないのが嬉しい。海外ブランド・インポート物だとこのくらいの革や造りにこだわると関税や為替の影響で普通に7万以上かかってしまうので、とりあえずクロケット&ジョーンズのオードリーやハラムを買える余裕が出るまでには4万円台でこのレベルなら全く問題ないだろう。

 私もエドワードグリーンやジョンロブが何足も買える余裕があれば「国産・日本製」というだけで見向きもしないだろう。ある意味、洋服や靴は車と似たようなところがあるかもしれない。外車に乗っている方からすれば、「日本車」ってだけで「はぁ?」っていう感じだし(笑)。まあ、それは結局は個人が満足すれば良い話なのでどうでも良い(私も海外高級ブランド物も履いてみたい 笑)。

 さて、自分がこの靴を買おうと情報収集しようにもTradingPostのホームページ以外は個人のブログなどでも有益な情報が乏しく困った(海外ブランドの靴は結構あったけど)。誰かの参考になればとの思い、写真関係をたくさんアップしておく。

TradingPostの袋


箱。

SHETLANDFOXは箱からこだわっているようだが、Soffice&Solid(ソフィス&ソリッド)はあまり箱にはこだわりが感じられない。ここが販売専門店のTradingPostがアドバイスしてあげるべきポイントだと思うのだが・・・。

上から。


前から。


右足斜め前から。ストレートチップのつま先から右足側側面、踵方向までの綺麗な美しさが最も現れるポジション(笑)。丸過ぎず・角張り過ぎず中庸を心得てシャープ感があり革質も良さそうで非常に満足。実際触っても堅くない。


何か車好きの人みたいだ(笑)。実際、車を見るときのポジションって人それぞれベストポジションがあると思う。真正面やら右後方からがセクシーだ、など・・・。

右足斜め後ろから。


右足左側面から。


右足右側面から。


踵。いわゆるヒールカップ。これは他の靴との比較があった方がよいな。一つだけみてもわからない。

 
■後日追記 スコッチグレインH9046のヒールカップとの比較
左:Soffice&Solid(ソフィス&ソリッド)S905
右:スコッチグレインH9046(匠シリーズ)


両足。右前から。


■後日追記 革質比較
左:Soffice&Solid(ソフィス&ソリッド)S905
右:スコッチグレインH9046(匠シリーズ)


左:スコッチグレインH9046(匠シリーズ)
右:Soffice&Solid(ソフィス&ソリッド)S905


 スコッチグレインのH9046(匠シリーズ)は1年前に購入したものだが、やはりコストパフォーマンスが高いなぁ・・・(笑)。履き皺もそれほど目立たず(あるけど)、適宜靴磨きをしているからか革の光沢感が結構ある。対してSoffice&Solid(ソフィス&ソリッド)S905のアノネイ社のボカルーカーフはしっとりした光沢感という感じ。両方とも良い。

 靴底。半カラス仕上げ(底の地面にふれない部分のみを黒塗りした仕上げ)かつヒドゥンチャネル仕上げ(一般的な普及品で見られるような靴底上部U字溝部分の縫い糸が隠れている)。これは手が込んだ仕事らしい。こういう見えない部分のこだわりは好きだし、職人さんに敬意を表したい。こういったこだわりの靴底を見ると、もうシングルソールの靴は履けない・・・。
 ※スコッチグレインH9046は通常のソール仕上げ


Soffice&solid by Union Royal since1952
と刻印されている。

 1952年(昭和27年)と言えば、サンフランシスコ講話条約締結の年(形式上だが主権回復の年)だ。ユニオンロイヤルは歴史があるなぁ~。そういう意味ではsince1872の1872年(明治5年)創業の大塚製靴はもの凄い歴史だ(笑)。
 今回は買わなかったが、OTSUKA M-5の黒ストレートチップも非常に惹き付けられる。時間がかかるので待てなそうだけど造りのこだわりは半端なさそうだ。なんせ皇室御用達を謳っているし・・・。


 実際に履くとこんな感じ。ビジネスで必要なスマート感がある。外回りだがどこの企業へお邪魔しても問題ないだろう(笑)。


 さすがに甲が完全フィットした訳ではないので、早速薄い履き皺が出来てしまった・・・(汗)。試し履きしただけなのに革が弱いのかな・・・大丈夫か?

 大事に大事に履いていこう。

 

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (通りすがり)
2015-07-25 21:00:15
勉強になりました。
ちょうど今匠オデッサで24.5を履いております。
ジャストだとスコッチは25ですが、コレだとすぐ閉じきってゆるゆるのなのが確定なので、24.5でエイジングしております。
そこで今一足追加を検討してまして、本日シェットランドフォックスのアバディーン25,ソフィス&ソリッド25.5を履いてまいりました。
比べている画像を拝見したところサイズが違うような気がします。
よろしければサイズをスコッチとソフィスのサイズを教えていただけないでしょうか。
またソフィスは前部のインソールが普通の革じゃない用にに感じたのですが、耐久性などはどうでしょうか?
また良い点、悪い点などご教示願えますでしょうか。
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Unknown (管理人)
2015-07-26 16:43:21
通りすがりさん

コメント有り難うございます。

>>サイズをスコッチとソフィスのサイズを教えていただ>>けないでしょうか。

 スコッチは26.5でソフィスは9です。今思うとソフィスのサイズが合っていないと思います(笑)。

ソフィスのインソール前部分の素材は分かりませんが、確かに土踏まず部分までと違う素材ですね。

個人の感想を書いてみます。

・購入後、数カ月はソール部分が滑りやすかった
 今は購入してから1年半が経過しているので問題ないですが、少し傾斜があったコンクリート道路で滑ってしまったことがあり、お気に入りのスーツのパンツが少し破れてしまったことがありました。通勤時の地下鉄の通路でもスピードスケートのマネができる程滑ることができ(スーッと本当に滑りました)、それ以来、印象が悪くなりました。ですが、今でも履いています。
・靴磨きをしても結局さほど光らない。アノネイの革でも種類が色々あると思いますが、同じクリームを使ってもスコッチの方が光りました。
・革が柔らかい、屈曲性が高い(「く」の字に曲げられます)、私の手持ちの靴の中で少しだけ軽い気がきます
・私が買ったときは税込47,250円でしたが、今は税51,840円・・・。
 
 ご参考まで。
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Unknown (通りすがり)
2015-07-26 21:51:35
ご回答ありがとうございます。
9てことは27?27.5?どちらなんでしょうか?
イギリス、アメリカ似たような微妙なズレ規格で分かりづらいですよね(笑)
沈み込みはどうです?
結構沈みますか?それともユニオンなので少しですか?
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Unknown (管理人)
2015-07-27 19:58:19
通りすがりさん

ソフィスは27cmだと思います。
週1回弱の登板ですので、天候などを考慮しても少なくとも概ね50日以上は履いていると思いますが、それほど沈みこんだ印象はありません。
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Unknown (通りすがり)
2015-07-27 21:29:27
ありがとうございました。

結果7で購入しました。
どうやらウィズがc.dらしく、柔らかい強い足で、24.5のスコッチでも強引に入っているようです。
本当は店員はもうワンサイズ上げたいそうです(笑)がタイトなのがいいようです。

スコッチには無い土踏まずのフィット感が感動しました。
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Unknown (通りすがり)
2015-07-29 22:13:55
滑るのはよくわかりました(笑)
ハーフソール貼ることにします。

早速一文字縫い目前辺りに細かい皺が入りまして少し泣きそうです。
履き皺の位置から盛り上がった影響だとはおもいますが

履いて1日で気付いたんですが普通のグッドイヤーのインソールの革より匂いが出そうな気がしました。
休ませることが大切そうな靴ですね(笑)
ペルフェットも興味あるのですが、愛知に無いのが残念です。
長文失礼致しました。
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