500 MILES (ch.o1)

俳優チェ・ミンシク氏ファンが綴る覚え書き+韓国旅+勉強ブログ。

ソウル・ハプチョンの旅(3日目の4)

2006-08-30 | 韓国旅行記(旅程)
校門の玄関は開いていました。インターフォンもなさげなので中に入ってみる。
広がる運動場・・・「リリリンリリリンどいてください~」の運動場やんッ!!

真っ先に目に入るのは映画でも印象深く出てくる、この石碑。

チャヌク監督が男●●みたいとおっしゃってた石碑(苦笑)。
鉄棒は実際あるもので、平行棒だけセットだったんですね。

はやる気持ちを押えて、まずは誰かに見学の許可を貰わないと・・・怪しい不審者になってしまうんで。職員室らしきドアを開けると、3人の先生方が事務処理してはりました。コトを告げると、かなり無表情に「あぁ、良いですよ。」と。お仕事中にお邪魔して申し訳ないです(汗)。てか、急な来訪者を怪しまなくて良いのでしょうか???

(校舎の写真は現像できてないので後ほど。
まだ確認できてないのですが、学校のすぐ横にあった廃屋は、もしやオ・デス家???雰囲気がよく似ていたので・・・)


「アジョッシ、ただいまー!」
「おぉう!(←寝てはった)どうだった?」
「気分は最高よ^__________________^」
校舎内には入れなかったけど(夏休みのため鍵がかかってるし)、写真も見つけれなかったけど、撮影から3年の月日を感じさせず、あの『オールドボーイ』の世界を十分堪能できましたよ。


帰り道、トンネルを抜けたところで急に雨が。
「夕立ちだ。しばらくしたら止むから大丈夫だよ」
「夕立ちの反対は何ていいます?」
「ケイゾクピ!(=継続雨)」(そのままやんか^^;)
しばらく走ってたら、ホンマに止みました。

「運転、疲れました?」
「あぁ(笑)」
まぁ、仕事とはいえ満足にしゃべれないやつ相手にしてくださってるしね、、、。
急に仁川から全州まで車で送ってくださったKオンニのことを思い出しました。
あの時も3時間半、辞書を片手に・・・ワタシは勉強になって楽しいのだけど、相手は神経を使って大変だろうなと。

そんなことを考えてると会話に少し沈黙が出来て、アジョッシがおもむろにラジオをつけました。
タイミング悪いことにヤスクニ関連のニュース・・・。
昨日見たニュースでも、KTXで流れたニュースでも、常にトップニュース。特集もあったり、新聞も一面。今や報道媒体で、このニュースにぶち当る確立は非常に高かったのではありますが。

何だか重く空気を感じたところに、、、
「明日は休日だ。光復節だよ」
「もちろん知ってますよ。パリロ・・・」
「これは(ラジオを指さし)・・・韓国人みんなNO!だ
真面目な顔ではなく、強張った顔でもなく、ぎこちない笑顔で。
ワタシも・・・この問題に関しては・・・。
韓国や中国に誤解を与えてしまうのも無理ないと思う。
でも、ここで「ワタシもNO!」と明るく答える気持ちになれなかった、、、。勇気がなかったのかなぁ。

なかなか答えないワタシに、アジョッシが「どう思う?」と聞いてくる。
まだピヨピヨな単語力で、このデリケートな問題をどう答えたら良いのだろう。
もちろん、こんな時に辞書でゆっくり調べていられない。

「ワタシには・・・韓国人の友達がいるじゃないですか。そして、アジョッシのような方々に出会うと、、、うまく韓国語で表現できないけど、一言。カスミアパヨ・・・」

果たして、よく伝わったのでしょうか。
(テグまで帰るバスの中で、出てこなかった単語をモーレツに辞書で調べて反省大会!!)

その後も目に入ってきたハングルを口に出し、アジョッシの解説が入るというプチ留学が再開。どうか・・・どうかワタシに韓国文化を1つでも多く教えてジュセヨ~!


そして、とうとうスタート地点であったハプチョン停留所に戻ってきました。
最後までアジョッシは「切符売場のアジュンマに「テグまで」と言うんだぞ」とか「テグ行きの地域バスに乗って、テグに着いたら・・・」と帰路を心配してくださるんだけど、行きと同じルートだから大丈夫ッスよぅ^^;
笑顔で手を振って別れました。あー!楽しいアジョッシで良かったー!


帰りのバスも、やはりバス停もない箇所で停まる・・・うーむ、謎だと窓にへばりついて観察してみる。
すると、運転手様と乗ろうとするハルモニとで、ごっつい勢いでケンカが始まった。
たぶんワタシの訪韓史上最強のケンカだと思う。
それはそれは壮絶なバトルじゃった・・・(@昔話風)。
それを2列目の特等席で、あたかも「また始まったか・・・」というジモティ的な態度で、しかし胸中は「な、なんや?なにゴトや??こっちまで被害及ばさんといてぇや?」と不安に見物してました。
風呂敷に包んだデカイ荷物を持ったハルモニ。見るからに手伝ってあげたくなるデカさだ・・・。それを指さし運転手様は怒鳴っているようだ。
聞き取れる単語は「犬」「鳥」そして「アイゴー」そのくらい。速すぎて、トゲがありすぎてワカンネー(汗)。
しまいには無理に乗り込もうとするハルモニの荷物だけを奪い取り、外に投げ捨てた。
ひぃぃぃッ、お、恐ろしい、、、。
結局、ハルモニはブツブツ言いながら下のトランクへ荷物を自分で入れ、ワタシの斜め後ろに座られましたよ。とにかくワタシは外国人であることを悟られないように・・・って、さっき携帯で日本語喋っちゃったよッ!!(みんなチクんなよーッ!!)
そのハルモニはテグ西部市外バスターミナルに着く手前、信号待ちする運転手にまた一言二言怒鳴り、勝手に降りていった・・・。そして交差点で路商しているアジョッシに、あたかも友達のような感じで愚痴をこぼしてた・・・。
日本はもちろん、ソウルでもなかなか見れない人間劇場。嗚呼、エネルギッシュや。


テグの西部市外バスターミナルに着いたときは、もうバテバテバティストゥータで。とてもじゃないけどテグ観光する気になれませんでした。まぁまた来れば良っかと。(『拳が泣く』のラスト決勝戦が撮られた場所にも行きたいね。トンデグから近そうやった)
明日は遊ぶ約束をしたので、真っ直ぐソウルへ帰ることにしました。
腹減ったので駅構内にある全州ピビンバを。って何処の名物食っとんねんッ(笑)。
いやぁKTXは速いねぇ♪(ここで東京千葉の大停電のニュースを知りましたとさ)


最後に、突然「ハプチョンに行く!」ということで大変ご心配をお掛けした方々へ。
それだけ、まだ私の韓国語が拙く頼りない人間だからでありまして、もっと安心して送り出してもらえるよう今後精進していきたいですね^^
お世話になった全ての皆様にカムサハムニダ!