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500 MILES (ch.o1)

俳優チェ・ミンシク氏ファンが綴る覚え書き+韓国旅+勉強ブログ。

南楊州総合撮影所/旧ソウル総合撮影所(その6)

2006-03-18 | 韓国旅行記(ソウル以外)
民俗村セット。
日本のパンフレットには、よく「映画『スキャンダル(스캔들-조선남녀상열지사)』の撮影地」と紹介されていますが、元は『酔画仙(취화선)』のために作られたセットです。
その看板を読んで、『スキャンダル』の”ス(스)”の字も書かれていなくて安心しました(笑)。


画像が相変わらず悪いので、訳を書いてみると・・・


「民俗村セット」(민속마을세트)

<酔画仙>
監督:イム・グォンテク (2002年 第55回カンヌ映画祭 監督賞受賞) 俳優:チェ・ミンシク、アン・ソンギ、ユ・ホジョン、キム・ヨジン、ソン・イェジン(※看板は”ヨジン”と誤字)

世俗的な生を、超越な天才画家を、”酒に酔い画を描く神仙”だという”酔画仙”として表現します。
1850年代、政治的で荒廃していった朝鮮末期、世道政治に染まっていない新しい世間を夢見ていたキム・ソンビは、袋だたきにあっていた乞食少年チャン・スンオプを救い出しながら、朝鮮末の天才画家チャン・スンオプと一生を置き、その芸術魂を鼓舞してくれたキム・ソンビの長い因縁が始まりました。

<民俗村セット>
民俗村セットは映画『酔画仙』のために2001年10月、映画振興委員会と(株)テフン映画社が22億ウォンの予算で共同制作した野外セットで、19世紀末ソウルのチョンノの通りを再現しています。総2765坪の規模に瓦26トンと・・・

云々、そんな説明。
確か総制作費の3分の2を、このセットの予算に当てたとか。

1番下には<酔画仙の違う撮影地>として、ここ以外の撮影地場所が記されています。

南楊州総合撮影所/旧ソウル総合撮影所(その5)

2006-03-18 | 韓国旅行記(ソウル以外)
階段を上がれば板門店セットですよーという看板。<全部ハングル表記
この八角亭もイ・ヨンエ氏のシーンで使われていました。

八角亭に上がると、遠くに『酔画仙(취화선)』の民俗村セットが見えます。
そこまで行くのに、ちょっと休憩。
民俗村セット手前のスペースでは、また新しいセット(ちょっと古い時代の街並)を建設中。何の映画で使われるのでしょう?、、、大道具さんに聞けば良かったと後悔。
下の駐車場の横の広場で、幼稚園児が集団でお弁当食べてました。やっぱり各弁当にキムチ入っとるんかな、、、(気になる)。
本物の板門店は韓国・北朝鮮国籍の者は行けないので、このセットで勉強するんだそう。ソウル市内から1時間半ちょっとなら、まさに遠足にもってこいのローケショーンでしょうに。
そんな光景をオリオンのチョコパイを食べながら望んでいました。たらふくッ!

南楊州総合撮影所/旧ソウル総合撮影所(その4)

2006-03-17 | 韓国旅行記(ソウル以外)
映画『JSA』のために作られた板門店オープンセット。
はるばるヤンスリまで来た理由は、やはりこのセットのため。
『JSA』は、韓半島のことを知れば知るほど胸が痛くなります。(逆を解せば、全く興味がない人にはオススメしにくいかも)
今でも何度見ても涙してしまう傑作ッ。
同じ南北を扱った『シュリ(쉬리)』『ブラザーフッド(태극기 휘날리며)』より、ずっとずっと好き。なので想いも強い訳で・・・。

撮影からもう4年ぐらい経っていたので、荒れた感じは否めませんでしたが、遠めから見れば映画そのままでしょ?あぁ、あの強烈に印象に残ったラストシーン。。。
ソン・ガンホ氏とイ・ビョンホン氏のパネルが出迎えてくれましたが、写真で残すにはちょっと邪魔(苦笑)。

向こうに見えるのが北朝鮮の板門閣。現在、本物の板門閣は3階建てに増築されているそう。
国境線は撮影時より違う気がしました(黄色くなってたよ)。
まぁ何か理由があるんでしょうね、、、てことで飛び越え、階段駆け上りダッシュ!(息切れ)
板門閣はホリボテではないのだけど、建物ではないことを確認(どーしても裏が気になったのさッ)。階段上部に座って、下から友達に写真を撮ってもらいました。「北だけは行かないでおくれ」といつも言っている親に見せたら、少しビビるもすぐバレました(苦笑)。

今度は本物を見てから、また来たいですなぁ。

南楊州総合撮影所/旧ソウル総合撮影所(その3)

2006-03-17 | 韓国旅行記(ソウル以外)
大道具・小道具倉庫は、人が1人通れるような通路があり、その両脇を所狭しと色々な撮影道具が並べられています。別に「手を触れないで下さい」なんていう注意書きや「立入禁止」ロープもなく、ぺーぺーなADが大道具・小道具を探しに来た気分。何か1つぐらい小さいのパチっても分からな・・・いやいや良いコは駄目ですけどね(笑)。
こんなに間近で撮影道具を見られるなんて貴重もんです。

展示コーナー(ここはショーウィンドウに収められている)では、『シルミド(실미도)』で使われた軍服やソル・ギョング氏の母親の写真や、『風のファイター(바람의 파이터)』の小道具なんかもありました。


そこで掲げられていた太極旗(テグッキ)。
こうして見ると色々なデザインを経ているのだなぁと、
白地に赤丸の国民は思いました。
画像が悪いですが、その違いが分かりますでしょうか?

下には歴代の大統領の肖像画。
左からイ・スンマン(이승만)→ユン・ボソン(윤보선)→パク・ジョンヒ(박정희)→チェ・ギュハ(최규하)→チョン・ドゥファン(전두환)→ノ・テウ(노태우)→キム・ヨンサム(김영삼)→キム・デジュン(김대중)→ノ・ムヒョン(노무현)
(ノ・テウ大統領がないのは、今まさに撮影で使われているから?)

ワタシは『大統領の理髪師(효자동 이발사)』を観て、こういった政治背景も知っておくべきだと思いました。こうして見ると、パク・ジョンヒ大統領役だった方の顔ソックリや(!)。

南楊州総合撮影所/旧ソウル総合撮影所(その2)

2006-03-14 | 韓国旅行記(ソウル以外)
入口を上がって正面にあるでっかい建物が「ヨンサンジウォングァン(映像支援館)」。

さすがにスタジオ内は見学できないのですが、韓国映画の歴史が分かるミュージアムや大道具・小道具・衣装などを保管している倉庫、法廷セットなどは自由に立ち入ることが出来ます。(日本じゃ考えられないフリーさッ)

まずミュージアムから入ってみました。
今までこのヤンスリ撮影所から生まれた数々の作品を年表でまとめて紹介。こうして見ると知らん作品ばっかり。
ちなみに、この写真の中からはミンシク氏作品が1つだけありますよー。どーれだ♪<レベル3
あと特撮の模型や、『リベラメ(리베라 메)』で実際使用した消防服の展示も(※訂正:勘違いしていました。正しくは”出演者の等身大パネル”です)。『シュリ(쉬리)』関連も何かあったなぁ、、、あとOSTの試聴もありました。

ただ説明文はハングルのみで、英語表記すらなかったかと思います。

南楊州総合撮影所/旧ソウル総合撮影所(その1)

2006-03-12 | 韓国旅行記(ソウル以外)
2005年9月に行ってきました、いわゆる”ヤンスリ撮影所”。
今まで3000以上の作品が、この撮影所で作られたそう。<現地アジョッシ情報
今はパジュとかに分散気味ですが、でも今も韓国映画の聖地に変わりないでしょう。

ソウル市内からバスに乗り、ハンガン沿いを1時間30分。
さらにタクシーで20分の山奥にあります。
サイトで下調べしてたくせに迷いました(苦)。

というのは、地下鉄1号線「清涼里(チョンニャンニ)」駅前から2228番のバスに乗るのですが、停留所案内図で2228番の路線図を見るに”循環バス”のように書かれていて、しかも「ヤンスリ」の文字が見当たらない(汗)。
不安になって複数人に訊くも「技師様に聞け」と言われ、技師様に「ヤンスリ行きますか?着いたら教えてください」とお願いしたら、「終点だ」って冷たく返されました(苦)。確かにバス車内の路線図では、終点が「ヤンスリ」と書かれてるし、車体前面にも「ヤンスリ」と表示されてありました。停留所の路線図がややこしいちゅうねん・・・。
途中から乗ってきたアジュンマが技師様に「ヤンスリまで」と言ってたので、常にこのアジュンマをマークして一緒に降りれば大丈夫♪と、寝る余裕もなかったです(帰りは気が緩んで爆睡/笑)。でも気分は映画『オー!マイDJ』の世界で楽しかったなぁ。

終点ヤンスリについたら、そこからタクシーで20分くらい。
自然いっぱい、四方八方を山に囲まれた・・・何となく冬は避けたいなぁと思うような所です(苦笑)。

見学時間も入れたら往復6~7時間を費やしてしまいましたが、金銭的には
「バス1000W+タク9000W(2人分)+入場料3000W+タク9000W(2人分)+バス1000W=14000W」(※約1400円)
と、ひそかに太秦映画村の入場料より安く上がってたり(笑)。


ということで、施設内を少しずつご紹介。

まず、この写真は1スタ。
正面ゲートを通って、しばらく上ると右手に見えます。
いくつかある中で、1番広いスタジオなのかなと思ったり。(例えば『オールドボーイ』のペントハウスセットが作られたのもココ)
隣に、2と3スタの建物があります。

ここは中の様子が全く伺えませんが、総合案内館内にある方のスタジオでは、何かのアクションシーンを撮ってはるのが隙間から見えました。