昨夜のファミリーディナートピック。
(毎週金曜日の夜は、家族で知恵やバリューについての話をしています。我が家は今のところ特定の宗教に属すということはないのですが、宗教的テキストからも大いに学ぶことがあると思っています。)
継続するということ(Four Sages Debate What the Most Important Idea of Judaism Is By Y.Y. Jacobson Pinchas 5769 , July 6 2009を参考に):
ユダヤの賢人達がユダヤ思想(Judaism)の中で最も重要な教えは何かと話し合う。それぞれが聖書から引用しつつ:
1.「自分を愛するよう隣人を愛せよ」だ!
2.「人は神のイメージに似せて創られた」に違いない!
3.「神は一つ」なはずだ!
そこへ、一人の賢人が言う。4.「子羊を朝一匹、夜一匹生贄にする」であろう!
そして最終的な結論としては、4ということに落ち着く。(Authors Introduction to Ein Yaako,1492年より)
1.2.3.はそのコンセプトがいかに様々な方面へインパクトを与えたかを考えるとき、納得しやすいもの。
1.「自分を愛するよう隣人を愛せよ。”you shall love your fellow man like yourself“(Leviticus Chapter 19, Verse 18)」
集団社会、人の間で生きる上での理想として、社会学的な志向性をもたらした。
2.「神が人を創った日、神は人を神のイメージに創った。” on the day that G-d created man He created him in the image of G-d.“(Genesis Chapter 5, Verse 1)」
全ての人々は神に似せて創られ、全ての人々が神性を宿している。自身は本来神に限りなく近い存在なのだという心理的志向性、心理学的な影響をもたらした。
3.「主は私達の神、主は一つ」“the Lord is our G-d, the Lord is One.“
一神教の始まり、神は一つという神学的なインパクトをもたらした。いくつもの神がどちらがどちらより優れていると競うなど、神同士の覇権争い・ヒエラルキーといったストーリーに溢れていた世界に、大転回を与えたコンセプト。(私自身は、神は一つであり、その一つの神が森羅万象に表れているという考えと、日本の八百万の神とは同じようなものだと感じてます。八百万の神の背景にあり、それまで言葉で言及されることのなかった全てを司る一つの根源的な存在に、ユダヤ教は初めて言葉を与えた。エジプト神話やギリシャ神話などの多神教、その背景にある根源的な一つの存在に言及し、表に引き出した。)
人類に大きなインパクトをもたらした1.2.3のコンセプト、ではなぜ4の「子羊を朝一匹、夜一匹生贄にする」がそれらの上をいくほど重要だと?
4は、日々繰り返し遂行し続けるということを象徴している。朝も夜も、日々継続し続けること。それは、朝=光に溢れ順風満帆なときも、夜=闇に覆われ苦しく辛いときも、いいこと続きで飛び上がり風を切って進むときも、洒落にならないこと続きで落ち込みとてもそんな気分じゃないというときも、繰り返し繰り返し。
1.2.3は一つにもまとめられる。「全ての人は神性を宿し、神は一つ、よってあらゆる人々は神と共に一つに繋がっている、あなたを愛するように隣人を愛するとは、自分も含む全ての人々に宿る神を見出すことから可能になる」と。そしてこのコンセプトは、確かに素晴らしくインスパイヤリングになり得る。今までどれほどの人々が、よ~しと燃え上がり、情熱溢れ、時に奇跡的な出来事に触れ、体験し、エクスタシーにメルトダウンし、それでも日々の継続を、朝も夜もの継続を、人類は今だかつて果たしてきたことがない。
インスパイヤーされてからしばらくの間、祭りや祝いや特別な出来事など日常から離れた時、そういった一時だけでなく、何でもない日常、日々の暮らしの中で、朝に夜に遂行し続けること。そんな日常の中での積み重ね、継続、そこに最も重要な教えがあると。
(毎週金曜日の夜は、家族で知恵やバリューについての話をしています。我が家は今のところ特定の宗教に属すということはないのですが、宗教的テキストからも大いに学ぶことがあると思っています。)
継続するということ(Four Sages Debate What the Most Important Idea of Judaism Is By Y.Y. Jacobson Pinchas 5769 , July 6 2009を参考に):
ユダヤの賢人達がユダヤ思想(Judaism)の中で最も重要な教えは何かと話し合う。それぞれが聖書から引用しつつ:
1.「自分を愛するよう隣人を愛せよ」だ!
2.「人は神のイメージに似せて創られた」に違いない!
3.「神は一つ」なはずだ!
そこへ、一人の賢人が言う。4.「子羊を朝一匹、夜一匹生贄にする」であろう!
そして最終的な結論としては、4ということに落ち着く。(Authors Introduction to Ein Yaako,1492年より)
1.2.3.はそのコンセプトがいかに様々な方面へインパクトを与えたかを考えるとき、納得しやすいもの。
1.「自分を愛するよう隣人を愛せよ。”you shall love your fellow man like yourself“(Leviticus Chapter 19, Verse 18)」
集団社会、人の間で生きる上での理想として、社会学的な志向性をもたらした。
2.「神が人を創った日、神は人を神のイメージに創った。” on the day that G-d created man He created him in the image of G-d.“(Genesis Chapter 5, Verse 1)」
全ての人々は神に似せて創られ、全ての人々が神性を宿している。自身は本来神に限りなく近い存在なのだという心理的志向性、心理学的な影響をもたらした。
3.「主は私達の神、主は一つ」“the Lord is our G-d, the Lord is One.“
一神教の始まり、神は一つという神学的なインパクトをもたらした。いくつもの神がどちらがどちらより優れていると競うなど、神同士の覇権争い・ヒエラルキーといったストーリーに溢れていた世界に、大転回を与えたコンセプト。(私自身は、神は一つであり、その一つの神が森羅万象に表れているという考えと、日本の八百万の神とは同じようなものだと感じてます。八百万の神の背景にあり、それまで言葉で言及されることのなかった全てを司る一つの根源的な存在に、ユダヤ教は初めて言葉を与えた。エジプト神話やギリシャ神話などの多神教、その背景にある根源的な一つの存在に言及し、表に引き出した。)
人類に大きなインパクトをもたらした1.2.3のコンセプト、ではなぜ4の「子羊を朝一匹、夜一匹生贄にする」がそれらの上をいくほど重要だと?
4は、日々繰り返し遂行し続けるということを象徴している。朝も夜も、日々継続し続けること。それは、朝=光に溢れ順風満帆なときも、夜=闇に覆われ苦しく辛いときも、いいこと続きで飛び上がり風を切って進むときも、洒落にならないこと続きで落ち込みとてもそんな気分じゃないというときも、繰り返し繰り返し。
1.2.3は一つにもまとめられる。「全ての人は神性を宿し、神は一つ、よってあらゆる人々は神と共に一つに繋がっている、あなたを愛するように隣人を愛するとは、自分も含む全ての人々に宿る神を見出すことから可能になる」と。そしてこのコンセプトは、確かに素晴らしくインスパイヤリングになり得る。今までどれほどの人々が、よ~しと燃え上がり、情熱溢れ、時に奇跡的な出来事に触れ、体験し、エクスタシーにメルトダウンし、それでも日々の継続を、朝も夜もの継続を、人類は今だかつて果たしてきたことがない。
インスパイヤーされてからしばらくの間、祭りや祝いや特別な出来事など日常から離れた時、そういった一時だけでなく、何でもない日常、日々の暮らしの中で、朝に夜に遂行し続けること。そんな日常の中での積み重ね、継続、そこに最も重要な教えがあると。
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