靴下にはそっとオレンジを忍ばせて

南米出身の夫とアラスカで二男三女を育てる日々、書き留めておきたいこと。

許すということ

2012-03-18 01:13:35 | 思うに
許す。あんなことをされたと何度も反芻して燻り続ける怒りの炎。相手にとってだけでなく、自分にとってもとてつもなく重い気持ち。許す、その途端目の前の景色が晴れ渡る。見えなかった地平が現れる。

どうしても「許せない」ときの究極の「こつ」は、「全てに意味がある」という考え方。相手は何らかのメッセージを伝えるためにそうしているのだという見方。メッセージを読み取り、次へと生かす。自身と「内の良心・無限」との問題。相手はまた相手自身の学びの過程にあり。

相手に何かをされることで痛みを体験したのなら、今度は自身が他者に対して決して同じようなことをしないと決める機会。そして同じような痛みを体験した人々の気持ちに深いところで共感でき、解決するためor/and同じことが起こらないようにと動き始めこともできるかもしれない。

ジョセフが兄によって奴隷に売られ、雇い主の妻の嘘により牢獄に閉じ込められ、それでも全てのことがあったからこそ結果的に多くの人々を飢饉から救うことになるという旧約聖書の物語を思い出す。それぞれがそれぞれの役割を与えられ動いている。許し、開かれた視界の中で起こり続けることを精一杯最大限生かしていく。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ブンた)
2012-03-18 05:41:51
相手はまた相手自身の学びの過程にあり。
これ心に響きました(*´∀`*)
返信する
ブンたさんへ、コメントありがとうございます! (マチカ)
2012-03-21 00:53:26
私もこの言葉に救われています。

ありがとうね。またお茶でも!今日も良い日をね。
返信する

コメントを投稿