靴下にはそっとオレンジを忍ばせて

南米出身の夫とアラスカで二男三女を育てる日々、書き留めておきたいこと。

テレビ関係者とのインタビュー

2014-02-15 23:59:06 | 思うに
今週は、世界の「日本人妻」に密着取材した様子を流す民放のバラエティー番組の関係者と、スカイプで話す機会がありました。といって、我が家が出るということではなくて、あくまでもこちらの生活についての「情報収集」のためのものです。友人への密着か、アラスカには来ないかということになります。

現代の日本のゴールデンタイムに流される人気番組を「作る側」の視点に少し触れ、かなりインスパイヤリングな一時でした。

しかし、毎週毎週違う土地や国の「日本人妻」密着取材編集したものを流すのを可能にするというのは、ものすごいことだろうなと想像します。やり取りからも「時間との闘い」という様子が感じられ。この方達は寝ているんだろうかと。ロケ地が決まったら二週間後くらいには現地入り。そしてそれまでにできる限り情報集め、様々な場への取材手配し、その間にもノンストップに違う地でロケしつつ! そうして 「見せられるもの」を毎週毎週紡ぎ出し続けていく。すごい日常ですね。


画像なし音声のみのスカイプで45分程のインタビュー。その関係者の方、終始穏やかで静かな雰囲気。私は日常の小さな出来事、様子、気づきなどを時に質問を受けつつ話すのですが、柔らかなフィルターが広げられ、そこにひっからない言葉はさらさらと通り過ぎていく。そして何気なく発した一言が、そのフィルターに触れることで、瞬く間にストーリーが溢れ出す瞬間があって。日常に散りばめられた「創造の原石」を探しているような感覚になりましたよ。

このフィルターは人によって違って、その方の持つフィルターは「民放のバラエティー・エンターテイメント」というものなのだけれど、フィルター自体がどうということよりも、このフィルターを柔らかくも鋭く見つめ続けるその方の姿勢に大いに学びました。

テレビの「やらせ」が問題になり、今はブログなどで当事者が簡単に声をあげられる時代、当事者側から「自発的に出てくるもの」をとても大切にしていると感じました。

「作る側」の躍動に触れ、静かな興奮と共に床に就いた夜でした。


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