去年の冬頃から、家の中の空気が良くないと言い出した夫。出張から帰宅したとたん、咳を始めたりということも。カビが原因なのじゃないかと、バスルームの隅などに見られるものを、カビ研究所なるものに送って調べたりもしたのですが、家屋によく見られる「普通のカビ」とのこと。
カビ研究所によると、それら「普通のカビ」が起こしうる症状として、「ハイパーセンシティビティー」なども含まれていて、夫曰く多分自分はそれなのじゃないかと。そして一旦そうなってしまうと、清浄な空気の中で過ごし癒す必要があると。今まで周りが花粉症!と騒いでいても、一人へっちゃらだった夫、今回は逆で症状が出ているのは夫のみ。
窓のさんが少し黒ずんだり、バスルームの隅に出てくるカビ以外には、どこにもカビは見当たらないのですが、見えるところはふき取ればいいものの、古い家は壁の中にびっしりカビが生えていることもあると聞いたり。
まあ本当にカビが原因かは定かではないのですが、とにかくこの家には何かあると感じる夫。確かに60年代前の建物には、アスベストや鉛が使われているわけですが。引越しも考えたのですが、去年の夏引っ越したばかり! それにこの大家族が入り込める物件をそうそう見つけることも困難。
幸いこちらは外に一歩出れば澄み切った空気。夏は窓を開け放つことで問題なしなのですが、冬はそうもいきません。締め切って何ヶ月も生活することに。
さてどうしたものか・・・。そこで冬に向け何とかしていこうと少しずつリサーチを始めました。そして見つけたのが、NASAのClean Air Study。その中でも「植物がいかに空気をきれいにするか」について。
これは宇宙ステーションの空気をきれいにするための研究としてとして始められたもので、どの植物がどんな化学物質を吸収するか、どの植物か酸素を多く排出するかなどがまとめられています。この研究に基づいた、こんな実験もTEDにまとめられています。
この講演によると、インド、デリーで大気汚染のため肺機能が低下したKamal Meattle氏が、職場にNASAの研究に基づき特定の植物をおいたところ、自身が回復しただけでなく、他の職場に比べ、雇用者全体の目の不快さ、頭痛、呼吸器系機能の改善がみられたと。そしてインド政府にもデリーで最も空気がきれいな建物と認定され、その実験結果が2008年9月に出版され、政府公式サイトにも掲載されていると。
その「特定の植物」というのが、Areca palm、 Sansevieria, Money plantの3つ。前の2つは主に酸素を多く放出し、3つ目は化学物質を吸収するのだそう。
そこで、この3つ、そして、他にもNASAの研究でトップリストにある植物を少しずつ集めています。これが冬に向けての我が家の「屋内空気清浄化プロジェクト!」です。(笑)
他に覚えておきたいことなど整理すると:
・NASAの実験についての批判として、締め切った個室で化学物質を含んだ風を2時間吹きつけ、どれほど吸収されるかと測定したため、普通の家屋で空気の動きのないところに植物を置いた状態でも同じように吸収するのか?というものがあるのですが、その点も考慮し、風の吹き出る空気清浄機のそばに植物を置いてみたり。(笑)
・面白いことに、光合成により葉から酸素が放出されるのかと思いきや、酸素排出には土のオーガニズムが大きく関わっているそうで、土の表面積がなるべく広くむき出しになるよう注意するといいということ。
・Money plantをMoney treeと間違え購入し、返品なんて出来事も。ボタニカル名をしっかりとさせておくのが大切ですね。ちなみにMoney plantのボタニカル名はPachira aquatica。
・170 ㎡(1,800-square-foot)の部屋に15から18の直径20センチほどの鉢の植物を置くのが目安とNASA。Kamal Meattle氏によると、夜酸素を放出するSansevieriaは寝室に腰までの高さのものを1人につき6鉢ぐらい!が目安と。
・管理が面倒なものも。例えば、Areca PalmはKamal Meattle氏によると、一日一度葉を拭く必要がある。
・空気清浄のほかにも、加湿効果のある植物もあり、乾燥冬のアラスカにはもってこい。
・虫が発生したら? それこそ土の中のカビはどうなるんでしょうか? という疑問も。おいおい調べていきます。
ところで、その効果は? 先のインドでの実験が15年かけての結果に対し、こちらはまだ何ヶ月かといったところで、効果も何もないともいえるのですが、それでもプラシーボ効果なのか、よくなってきてる気がすると夫。実験・リサーチ続けます。
空気の清浄もですが、緑が身近に溢れているというの、なんだか心が落ち着きますね。
春先には、家の中、ジャングルになってたりして・・・。
グリーンハウスへ植物ハント。
この日の収穫は、
Peace Lilyと、
花が素敵
Philodendron。
返品するMoney tree。Money plantはこんな風に幹がねじれておらず、葉っぱももっと丸っこい。
Areca Palm
Areca Palmを拭く次男と三女。
「植物拭く」、子供達のお手伝いリストに加わりました。(笑) 子供達、一つ一つに名前つけてます・・・。
プロジェクト前から家にあり、調べて空気清浄植物としてトップに来ていると分かった、Spider plant。
Sansevieria
姑の舌(Mother-in-law's tongue)や、スネーク・プラントとも知られている。すごい名前!
カビ研究所によると、それら「普通のカビ」が起こしうる症状として、「ハイパーセンシティビティー」なども含まれていて、夫曰く多分自分はそれなのじゃないかと。そして一旦そうなってしまうと、清浄な空気の中で過ごし癒す必要があると。今まで周りが花粉症!と騒いでいても、一人へっちゃらだった夫、今回は逆で症状が出ているのは夫のみ。
窓のさんが少し黒ずんだり、バスルームの隅に出てくるカビ以外には、どこにもカビは見当たらないのですが、見えるところはふき取ればいいものの、古い家は壁の中にびっしりカビが生えていることもあると聞いたり。
まあ本当にカビが原因かは定かではないのですが、とにかくこの家には何かあると感じる夫。確かに60年代前の建物には、アスベストや鉛が使われているわけですが。引越しも考えたのですが、去年の夏引っ越したばかり! それにこの大家族が入り込める物件をそうそう見つけることも困難。
幸いこちらは外に一歩出れば澄み切った空気。夏は窓を開け放つことで問題なしなのですが、冬はそうもいきません。締め切って何ヶ月も生活することに。
さてどうしたものか・・・。そこで冬に向け何とかしていこうと少しずつリサーチを始めました。そして見つけたのが、NASAのClean Air Study。その中でも「植物がいかに空気をきれいにするか」について。
これは宇宙ステーションの空気をきれいにするための研究としてとして始められたもので、どの植物がどんな化学物質を吸収するか、どの植物か酸素を多く排出するかなどがまとめられています。この研究に基づいた、こんな実験もTEDにまとめられています。
この講演によると、インド、デリーで大気汚染のため肺機能が低下したKamal Meattle氏が、職場にNASAの研究に基づき特定の植物をおいたところ、自身が回復しただけでなく、他の職場に比べ、雇用者全体の目の不快さ、頭痛、呼吸器系機能の改善がみられたと。そしてインド政府にもデリーで最も空気がきれいな建物と認定され、その実験結果が2008年9月に出版され、政府公式サイトにも掲載されていると。
その「特定の植物」というのが、Areca palm、 Sansevieria, Money plantの3つ。前の2つは主に酸素を多く放出し、3つ目は化学物質を吸収するのだそう。
そこで、この3つ、そして、他にもNASAの研究でトップリストにある植物を少しずつ集めています。これが冬に向けての我が家の「屋内空気清浄化プロジェクト!」です。(笑)
他に覚えておきたいことなど整理すると:
・NASAの実験についての批判として、締め切った個室で化学物質を含んだ風を2時間吹きつけ、どれほど吸収されるかと測定したため、普通の家屋で空気の動きのないところに植物を置いた状態でも同じように吸収するのか?というものがあるのですが、その点も考慮し、風の吹き出る空気清浄機のそばに植物を置いてみたり。(笑)
・面白いことに、光合成により葉から酸素が放出されるのかと思いきや、酸素排出には土のオーガニズムが大きく関わっているそうで、土の表面積がなるべく広くむき出しになるよう注意するといいということ。
・Money plantをMoney treeと間違え購入し、返品なんて出来事も。ボタニカル名をしっかりとさせておくのが大切ですね。ちなみにMoney plantのボタニカル名はPachira aquatica。
・170 ㎡(1,800-square-foot)の部屋に15から18の直径20センチほどの鉢の植物を置くのが目安とNASA。Kamal Meattle氏によると、夜酸素を放出するSansevieriaは寝室に腰までの高さのものを1人につき6鉢ぐらい!が目安と。
・管理が面倒なものも。例えば、Areca PalmはKamal Meattle氏によると、一日一度葉を拭く必要がある。
・空気清浄のほかにも、加湿効果のある植物もあり、乾燥冬のアラスカにはもってこい。
・虫が発生したら? それこそ土の中のカビはどうなるんでしょうか? という疑問も。おいおい調べていきます。
ところで、その効果は? 先のインドでの実験が15年かけての結果に対し、こちらはまだ何ヶ月かといったところで、効果も何もないともいえるのですが、それでもプラシーボ効果なのか、よくなってきてる気がすると夫。実験・リサーチ続けます。
空気の清浄もですが、緑が身近に溢れているというの、なんだか心が落ち着きますね。
春先には、家の中、ジャングルになってたりして・・・。
グリーンハウスへ植物ハント。
この日の収穫は、
Peace Lilyと、
花が素敵
Philodendron。
返品するMoney tree。Money plantはこんな風に幹がねじれておらず、葉っぱももっと丸っこい。
Areca Palm
Areca Palmを拭く次男と三女。
「植物拭く」、子供達のお手伝いリストに加わりました。(笑) 子供達、一つ一つに名前つけてます・・・。
プロジェクト前から家にあり、調べて空気清浄植物としてトップに来ていると分かった、Spider plant。
Sansevieria
姑の舌(Mother-in-law's tongue)や、スネーク・プラントとも知られている。すごい名前!
こちらは小さなハエが観葉植物の土からわくことがあるのですが、土を変えるなどの対策の他に何か有効なものがあったらお知らせしますね。
グリーンシティーと呼ばれているんですね!本当ですね、草の根レベルで。
先週末株分けした植物たち、元気に育っています。環境を変えて大丈夫かなと心配したのですが、三日もたたないうちに、根をはり、新しい芽が顔を出しと、その生命力に圧倒されています。
「まずは一軒の家から」、このmirumiruさんの言葉、心に留めておきます。ありがとうございます。今週もよい日々をお過ごしくださいね。
バンガロールは、グリーンシティと呼ばれる緑の都市です。それでも開発続きで大木が伐採される中、草の根レベルでできるグリーン促進をしていきたいものだと思います。
まずは、一軒の家から。