靴下にはそっとオレンジを忍ばせて

南米出身の夫とアラスカで二男三女を育てる日々、書き留めておきたいこと。

その境地は独自の形で

2011-06-27 00:00:49 | 思うに
自身の内にもぐっていくと、たどりつく境地がある。

意識しているにせよしてないにせよ、誰もが知っている境地。


その境地は、様々な「形」で表される。宗教的スピリッチュアル的な形であったり、音楽、絵画、文学などの芸術といわれる形であったり、スポーツや科学などの形であったり。生活に体現された思いやりや他への共感などの形であったり。

人の数だけ表される「形」がある。

その境地が表された形に触れると、人は感動し、忘れていた何かを思い出したような気持ちになる。


その境地につながる「管」のようなものがある。人の数だけあるその「管」を通ることで、その人独自の形は自ずと生まれる。「管」はその境地を、その人の生い立ちや運んできた命に合った表し方へと加工する。

その管を詰まらせるのが「エゴ」。

「エゴ」を掃除し、管の通りをスースーにしていくこと。それが誰にも与えられている「才能」を磨いていくということでもあるのかもしれない。


管を掃除すればするほど、多様に突き抜けた形が生まれる。

そんな「独自の形」にあふれ、「その境地」があらゆる分野に表された世界、そんな世界がこれから必要なのかもしれない。


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