足立区民のくらしと新年度予算

2016年02月17日 16時40分01秒 | 日記

足立区の2016年度予算(案)の「あらまし」が発表されました。

今日の午前中、地区の宣伝カーで区の予算の内容を馬島・島根地域6か所で宣伝しました。

買い物支援削減・施設縮小計画づくり公園トイレ廃止・介護予防は総合事業へ移行

2730億円の予算
 予算規模(一般会計の総額)は2730億円で、昨年より56億円ふえて過去最高です。

 特に国庫・都支出金が61億円増、特別区交付金(都区財調)が21億円増、区民税収入が12億円増(見込み)と入ってくるお金の増えるのが第一の特徴です。
区民そっちのけで溜め込む
 その中には国民健康保険(国保)「基盤安定」という名目で9億9千万円が入ってくるのに区民の保険料を下げるためには使わず区の「繰り出し金」を7億2千万円減らすなど、区民の暮らしはそっちのけで、区財政を溜め込む姿勢が随所に見られます。
基金は1303億円に
 国保料は2月3日の運営協議会で値上げの方向が示され、今後値上げする条例が提出される見込みです。
 区民生活をさらに圧迫するものです。

 一方で区財政はさらに貯金(基金)が溜まり過去最高の1302億円になることが明らかになりました。
 また、借金(区債)は減っていますので、財政に余裕が広がります。
築30年で施設建て替えるのか
 しかし近藤区長は1月29日の議会への予算説明でも「今がいいからとは言ってられない」と危機感をあおり、「未来へ確かな道筋をつけるため」と言って様々なくらしを削る姿勢を示しました。
 「区の施設は築30年以上が7割」「施設更新経費は2倍」とお金がかかるから大変と強調しましたが、築30年で建て替える施設などありません。今後2倍の経費が必要というのもオーバーです。 

お金の使い方かえれば区民の生活支えられる
 「買い物難民」対策削減、施設縮小計画づくり、公園トイレ廃止で介護もサービス削減の可能があります。

 こうした区民に冷たい予算案に対して、日本共産党は、お金の使い方を変えれば区民の暮らしは支えられると、対案を示してがんばります。