2016年度から10年間の足立区内の優先整備路線(案)についての申し入れ

2016年02月10日 17時04分14秒 | 日記

2月5日、「2016年度から10年間の足立区内の優先整備路線(案)」についての申し入れを行いました。

2016年度から10年間の足立区内の優先整備路線(案)についての申し入れ

足立区長 近藤やよい 様

                          2016年2月5日 日本共産党足立区議団

 東京都は昨年12月、「東京都における都市計画道路の整備方針(第四次事業化計画)(案)」を発表しました。

環境メガロポリス構造等を実現するとして2016年度から「今後10年間で事業に着手する」優先整備路線(案)が公表され、進められようとしています。

この中には歓迎すべき路線もありますが、整備には1m1000万円の経費がかかり、今回足立区内の優先整備路線は14路線で全長6950メートル、合わせて695億円規模の莫大な税金が投入される事業です。ただでさえ学校や地域学習センターなど施設更新の時期にあたり経費がかかるなか、施策の優先が問われる重大な問題です。

道路現況が全くない住宅密集地域に道路をつくる計画や道路があっても拡幅が必要な計画で、住民追い出しにつながります。さらに足立区では第三次事業化計画で事業認可に至らなかった路線全てが第四次にあげられたことも問題です。第三次の10年間で事業認可に至らなかったということはそんなに急ぐことがなかったり、必要でなかったなど何か問題があったからにほかなりません。そもそも70年前に作られた都市計画道路をそのまま進めるのではなく、見直しも含め、不要不急の観点や住民合意を第一に進めることが必要です。

日本共産党区議団はあらためて第三次事業計画の検証を行った結果を公表することを求めるとともに、以下の路線については、区施行については取り下げること、都施行については東京都に対し優先整備路線から除外するよう求めることを要望します。

                    記

【都施行路線】

≪都‐57≫140号線(道路現況のない西綾瀬や綾瀬一丁目に綾瀬川と高速道路を斜めに抜ける計画 560m)

≪都‐76≫261号線(赤山街道の車両通行が大幅に制限され、交通が分断されるため、見直しを 赤山街道以西側 900m)

【区施行路線】

≪区‐60≫253号線(環七付近では25mの道路幅で大師門前が分断される。意見が2分されている 補助253号線~西新井大師裏~門前までを抜ける道 250m)

≪区‐61≫254号線(道路現況なし 木造密集地域の関原のど真ん中を分断する 関原1・補助136号線~梅田5・補助138号線 800m)

≪区‐62≫255号線(道路現況なし 第3次事業計画でできなかった道路をさらに延長して第4次にあげているが、検証されたのか大いに疑問 

梅島環七~梅島1 680m)

≪区‐65≫区画街路8号線(道路現況なし 木造密集地域に住民を追い出して道路を計画 西新井栄町1~梅田・138号線 220m)

≪区‐68≫竹ノ塚駅付近広場(広場の計画のなかにはURがあり、建替え予定や退去する予定もない。階下の商店や住民からも反対の声あり 

東口7090㎡) 

                          以  上

 

私の担当地域が3つも入っています。

 ≪区‐61≫254号線、≪区‐62≫255号線、≪区‐65≫区画街路8号線です。

 まさに木造密集地域で道路現況がない所なので、本当に道路が必要なのか?道路先にありきの決め方になっていないか?地域住民の声を充分聞いて欲しいです。私も地域のみなさんの声を聞きに行きます。