鼠丼

神の言葉を鼠が語る

<810> 240730 トイレを掃除してくれる方に挨拶を

2024-07-30 18:48:59 | 日記

 毎度!ねずみだ。

 通常どこの会社でも同じだろうが、うちの会社も清掃業者と契約していて毎朝トイレに行くと業者の方がトイレを正装してくださっている。

 往々にしてそうなのかもしれないが、(それともたまたまなのか)清掃してくれている方はまだ若い女性である。東南アジア出身と思われる顔立ちで、こちらから「おはようございます。いつも綺麗にしてくれてありがとうございます。」と声をかけると片言の日本語で「オハヨウゴザイマス。アリガトウゴザイマス。」と返してくれる。

 若い女性の前でパンツをおろすのは恥ずかしくはないか、と問われると勿論恥ずかしいので、朝はうがいと洗面(汗かきなので、この時期は会社に行くとまずうがいと洗顔を済ませる。)だけにして、トイレを出るやいなや尿意をがまんして他のトイレに行くようにしている。
 
 最近では朝トイレで顔を洗っていると「オハヨウゴザイマス。」と向こうから声をかけてくれるようになった。何人かでローテーションを組んでいるようで、違う女性であることも。いずれも東南アジア系の顔をしているが、みな挨拶してくれるようになった。

 私の知る限り(恥ずかしいのも手伝ってか)彼女たちに挨拶するのは私だけだ。彼女たちの間で「朝3階のトイレで掃除していると挨拶してくる日本人がいる。」という話が出ているかもしれない。もしかしたら「そのうち下半身を見せつけるかもしれないから注意しないとね。」と噂しているかもしれない。まあお見せするほどのものではないので、残念ながらその機会はないだろう。

 彼女たちは家族のもとを離れ、遠い異国の地でトイレ掃除を生業にしているのかもしれない。恥ずかしいのを我慢して男性トイレも掃除しなければならないのは抵抗があるに違いない。それでも生活を切り詰めつつ、最低賃金の中から家族に送金しているのだろう。

 そんな彼女たちには敬意を払わなければ、と考えている。

 かくて私は今日も「トイレに来たのはうがいが目的なのであって、決して排尿するために来たのではないのだ。」という顔をしつつ、本当は尿意を我慢しながらうがいと洗顔を済ませると他のトイレに向かうのだった。初めから他のトイレに行けばよいのではないかという突っ込みをうけそうだ。まさにその通り。

 じゃ、また。