鼠丼

神の言葉を鼠が語る

<723> 人生の意義と言えば

2018-02-06 21:05:53 | 日記

 毎度!ねずみだ。

 最近、と言うよりも生まれてこのかたずっと考えている。人は何のために生きているのか。
 人間というのは実に自分勝手であり、自分の幸せ(もっと刹那的に言えば、楽しみ)のために生きている。いや生きるべきである。すべての人達が幸せを追求するべきで、幸せになる権利を持っている以上、幸せに対しては貪欲になって欲しい。

 よく耳にするのが「どうせ私なんて」というつまらない言葉である。価値観の多様化を目の当たりにして「これこれこういう生き方が幸せな人生だ。」などと言うつもりは毛頭ないが、それにしても幸せに対してもっと前向きに頑張ってもよいと思う。
 少し前にテレビ番組で、日本人の非婚率がどんどん高くなっている一方でほとんどの独身者が「結婚したい。」と考えている、というような内容を放送していた。その一方でいわゆる「婚活」をしているかと言えばそうでもなく、自分の趣味のためだけに時間やお金を使っているのが実情らしい。そんな生活を繰り返していて結婚ってできるのだろうか。実に疑問。

 先ほども書いたが価値観が多様化している中、結婚だけが幸せ、でない事は周知の事実だが、結婚したいのであればもう少しやることがあるのではなかろうか。もしかしてボーっと空を眺めていたら上空から運命の人が降ってくるとでも思っているのだろうか。運命の人が向こうからやってきていきなり「あなたをずっと探していました。今すぐ結婚してください。」と言ってくれると心のどこかで考えているのだとしたら、大きな間違い。

 よくたとえ話に出すのだが、おいしい果実を手に入れたいなら梯子をかけて自分の力で登っていく必要がある。それすらしないでなんとなく「結婚したい。」などと考えているのであれば勘違いも甚だしい。
 みな年齢を重ねる毎に自分の商品価値が下がっていくのを認めるべきである。次から次へと若くて美しい若者が現れてくる中で自分が選ばれると妄想するより、自分で梯子をかけて木に登りほかのだれかがおいしい果実をもぎ取る前に自分でその果実を手に入れるしか方法はない。

 まあ結婚だけが生きる意義ではないので、結婚こそが幸せではない、と考える人はそれでも良い。私も昔はそんな風に考えていた。しかし運命の人が現れどうしてもほかの男に渡したくなかったので、自分の幸せのために(なんて自分勝手な奴だとののしられても構わない。)奥さんに頭を下げてプロポーズしたのだ。だから一生かけて彼女を幸せにしなければ自分を許せない。彼女の幸せこそが自分の幸せだと愚直に考えている。

 というような事を、先ほどのテレビを見ながら彼女に話したことがあったが、彼女は、どうしたの?と何か気持ち悪いものでも見るような顔で言った。

 じゃ、また次回!