鼠丼

神の言葉を鼠が語る

<648>

2014-06-15 01:20:04 | 日記
 毎度!ねずみだ。

 ウチはDINKS(Double Income No Kids すでに死語?)なので、土曜日の朝はゆっくり過ごすことができる。遅めに起きて朝食を作るのだが、目玉焼きにソーセージを載せたものとトーストが基本メニューである。コーヒーはレギュラーをドリップで。

 目玉焼きは固焼きにならないようにしている。黄身はあくまでも半熟でなければならない。フォークをプツリと刺した時に黄身がトロリと流れ出さないといけない。そのためには火加減と蓋がキモになる。早めに蓋をしてしまうと白身の膜で白くおおわれて黄身の主張がないがしろにされてしまうし、遅すぎると黄身の周囲の白身に火が通らない。
 火力を上げすぎると白身のいちばん外側が焦げてしまいカリッカリになってしまう。かと言ってまったく焦げ目がつかないのもなんだか寂しい。これがまた気を使わせる。

 目玉焼きに添えるソーセージもあまり火を通しすぎてカリカリになってしまうのはよろしくない。適度に肉汁が残っている状態が望ましい。

 レギュラーコーヒーはスターバックスのハウスブレンドを購入して飲んでいる。いろいろ試してみたがここのハウスブレンドが夫婦ともにいちばん気に入っている。バランスが非常にとれている。注ぐお湯は沸騰したてだと香りが飛んでしまうので、少し冷ましてから。いっぺんにお湯を注ぐのではなく、最初に少し入れたら30秒ほど蒸らす。それから少しずつすこしずつお湯を注ぐ。5-6回に分けて注ぎ150mlくらいでやめておく。せっかくのコクが薄くなるのを防ぐためである。

 ここまでは私の役目。

 奥さんはこの間にサラダを用意している。トマトはマストアイテムで、最近よく食卓に上るのはシャキシャキの水菜と合わせて梅のノンオイルドレッシングを少しかけたもの。

 出来上がる時間に合わせてパンが焼ける。パンは都営新宿線の曙橋駅近く「満(みつる)」というパン屋で買っている小麦入り食パンの6枚切り。実に旨い。焼くのが勿体ないほど旨い。(関係ないがここの豆アンパンは必食。)たまにVIE DE FRANCEの紅茶のスコーンがローテーション入りしている。

 床に敷いたラグに直に座り、コーヒーの香りを嗅ぐ。それからおもむろに目玉焼きの黄身にフォークを刺す。私はさきに黄身を食べる派で、奥さんは最後まで黄身をとっておく派だ。
 他愛の無い会話をして、ゆっくりと時間が過ぎるのを満喫している。奥さんも私もフルタイムで働いている中で、唯一贅沢に時間を使うのが土曜日の朝食かもしれない。

 こんな朝食があと何回とれるかな?と奥さんに聞くと「死ぬまで。」と事もなげに答える。