昨晩雪が降り、積もっているところがあるという情報だったので、もし積もってたら明るいうちにチェーン巻きたいので早めに出たが、古戸から先ところどころ運動場のライン引きの粉みたいに白くなっているだけだった。いつもの様にまずは温泉へ。開業20周年で宝くじの様な紙を貰った。4/1に当選番号が発表され、ipad、入浴券などが当たるそうである。当たらないだろうけど、発表日まで紙を保管しておこう。入浴後、レストランから食事を済ませた地区の人達が出てきて、挨拶した。
舞堂(花宿)に入ると、もう「地固め(扇)」が始まっていた。「地固め」では2人の舞子が直角で移動したり、平行線で進む向きは逆とか、特徴ある所作がある。重い太鼓の音が身体の中まで響き、酔いしれる。
当地区の売店は2カ所あり、飲食料が充実している。外では三陸産焼きホタテが売られていて、早速食べた。山で美味しい海の幸を食べられるのが面白い。
当地区ではこの後に「鎮め」が行なわれるのが不思議なところ。その後に「地固め(やち)」。僕が自分の中で「太鼓のおじさん」と呼んでる人の隣で「歌ぐら」を唱えてみた。知らない歌もあるし、同じ歌でも文句が地区によって異なるので面白い。
ところどころで奉納舞である「宝の舞」が入る。
「花の舞(扇)」。まずは花笠が採り物で舞う。3人舞では神座の前でかがみ、2対1で反対向いて採り物を振るのが特徴である。
その後に花笠を着け、扇を持って舞う。
「同舞(盆)」。
舞と舞との間に鬼の囃子でせいと衆が舞う。子どもの舞を見守る役の人は囃すことがあまりないけど、当地区では囃しながら見守っている感じ。他地区では「てほへ」の囃子声を違う地区の人が出していることが多いと思う。「てほへ」は舞子に向けてのものなので、指導兼舞子のエネルギーを活性化させていて、舞子と地区の人によるせいと衆の関係がいいなあって思う。
「花の舞(扇)」?同地区花祭り公式HPの式次第には書いてない。ちびっこが大人に担がれながら登場し、舞庭に立つ。
「同舞(湯桶)」。
「同舞(舞い上げ)」。
前の晩に行なわれた下黒川地区で集団風邪が発生し、大変だったと聞いた。舞習いの時に広まった様である。下粟代地区での舞習いでも風邪で来れなかった子どももいたし、花祭りには時期柄のそういう困難があるんだなあ。
「一の舞」。数人上半身裸になり、思いっきり榊で叩かれていて、ミミズ腫れになっていた・・・。一番手の人にだけ強く叩かれたけど、耳を叩かれるとものすごく痛いなあ(苦笑)
「山見鬼」。鬼の面には血管みたいな線が描かれているし、囃子が早く、スッスッと顔を横に動かし、勢いよく鉞を突き出し、当地区の鬼様はとてつもないパワーの持ち主の様である。
少し落ち着き、「三ツ舞(扇)」。
「同舞(やち)」。3人が交差したり、採り物を色々な形で操るところが儀式的で見入ってしまう。
しばし休憩した。こたつに入り、囃子を聴きながら仮眠するのも幸せである。「しゃくし、すりこぎ」。今年は味噌が水っぽく、顔に塗られたらすぐ滴ったよ・・・。その後、「巫女」、「ばばあ」が加わり、巫女を襲おうとするしゃくし、すりこぎをばばあが防ぐ。
「四ツ舞(剣)」。時間が押していたけど、省略があったのかどうやら例年通りの時間に終わりそう。
いよいよ最後の盛り上がりどころである「湯ばやし」。今年も湯が撒かれた後にバケツで水が何回も投入され、それを浴びて冷たかった!
舞庭が水浸しになり、おがくずで給水。
「朝鬼」。面披露があるのも同地区の特徴。
「獅子」。時々高く頭を上げた。同地区は素面の舞はしっとりしてる方だけど、面の舞は激しい感じがする。ゆわぎを咥えたり、熊笹を咥えて湯を撒いたりする。
「しめおろし」で静かに花祭りが終わった。
地区の人によるお礼の挨拶があり、こちらも感謝しながら舞堂を後にした。
坂宇場地区の親子と別の少年を温泉に入った後に食事し、館内にあるカラオケに行った。村民の貴重な娯楽の場であろう。カラオケなんて久し振り。とにかく知ってる曲を探して歌ったけど、楽しかったなあ。花祭りの地の人と交流できることが嬉しかった。花祭りを通して、その地の人とよその地の人との交流が生まれ、人、その地お互いに何らかのメリット、楽しみがあればと思う。同地区には通い続けるカメラマンがいて、交流も深い様である。
さあ、もう2日後には下粟代の花祭りだ。
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