強い雨音で目が覚めた。外を見ると、白くなっている。これではへりが飛びそうにない。でも、濃霧注意報は発令されていない。「なんでだろう?」と思った。
日曜日は船の「予備日」となっていて、前日欠航したり、翌日欠航見込みで、船が出せれそうなら出航する場合もあるという。特別に船が出ることに期待した。午前7時の運航情報発表を待った。しかし、残念ながら「本日は運休日です。次回の運航予定日は5月25日(月)です」というテロップが流れ始めた。テレビで港のライブ映像を観て、「明日は無理で、今日ならまだいけるんじゃない?」と勝手に思った。
※写真は昨日撮影
信号点検の3人も今日のヘリに乗る予定という。4人でヘリの運航判断を待った。その前にレンタカーを返却しに行った。「これじゃあ定期便は飛ばないよ。そのまま車借りてていいから、もし夕方にヘリが飛ぶ様だったら、ヘリポートに乗り捨てでいいよ」と言われた。定期便が欠航した場合、夕方に臨時便を出す可能性があるそうである。精算後に車で宿に戻った。
運航判断は8時50分頃に出るという。その時間が来て、先に3人の方に欠航の情報が入った。欠航の連絡が電話であるというので掛かってくるのを待ったが、一向に掛かってこなかった。ヘリの東邦航空に電話を掛けた直後、おかみさんから「ヘリポートに電話して」と声が掛けられた。自宅の電話番号が登録されているので連絡が取れず、宿に僕が泊まっているか問い合わせがあったそう。予約の際に「携帯の番号も教えて下さい」と言われたので、そうしたんだけどなあ。おかみさんから教えてもらった番号でヘリポートに電話を掛けたら、「もし夕方に臨時便が出るとしたら乗りますか?」と訊かれたので、もちろん「乗ります」と答えた。
まずは臨時便が出るかどうかの連絡を待ったが、程なくして「出す」という連絡が来た。でも、1日駄目だろうなあ・・・。雨と霧じゃあ外でやる事もないから、車を返却してお酒を飲む事にした。
午後3時過ぎ、やはり臨時便も欠航という連絡が入った。夕方の臨時便も駄目だった場合、早朝に臨時便を出すことがあるそうだが、明日は早朝にチャーター便が設定されているそうで、定期便のキャンセル待ちか船しかない。脳天気な僕も、実際に帰れない状態になったらしょげたわ(汗)
延泊となり、夕食を。しゃぶしゃぶだった。「なんで濃霧注意報が出ないんだろう?」と口にしたら、歯医者さんが「これは霧でなくて雲がぶつかっているものだから、霧ではないんだよ」と言われた。青ヶ島は山が海の中から突き出している様なものだそう。3人のうちの1人と食事後も僕の部屋で飲んで、明日の運命を待った。