俺にも一言、言わせろ

世の中、腹の立つことばかり。真面目に生きてる一人として、一言述べさせていただきます。連帯を求めて、孤立を恐れず。

群馬県のホテルでも耐震強度偽造問題

2005-11-27 12:31:14 | Weblog
世の中、何が原因で壊れるのか解らない。
ローマは一日にして成らず、と言うが、壊れるスピードはどうだったのだろう。
日本でも平家の栄枯盛衰はいかにも早かった。
源氏の頼朝の時代も、あっという間に北条氏に奪われてしまう。
江戸幕府も、わずか10数年で瓦解してしまう。

今回の姉歯設計事務所のデータの改ざんは、現代における瓦解の始まりかもしれない。
すなわち、耐震構造を無視した設計により、色々な建物が建っている。
それが震度5の地震でみんな崩れてしまうという意味である。

そもそも、今回の姉歯事件は氷山の一角ではなかろうか?
考えてみるに、設計事務所はもっと権威があるところで、建築一級士という頭脳を売り物にしているところ。

どんなゼネコンが来ても、
「そんな、要求は呑めない」、と追い返してもいいはず。
ところが、そうすると注文が取れない。
事務所の資金繰りが大変ということになり、ついつい、ゼネコンの言いなりになってしまうと言う。

ゼネコンは、何とかコストを落とし、利益を確保したいと思うし、もっと注文をとりたいと考える。
そこに、本来の品質、信頼を投げ捨ててしまう。

この設計事務所は調べてみると、色々な県でホテルなどのデータを改ざんしていることがわかってきた。
ホテルにしてみるとえらい話である。
その日から、営業停止となる。
そして、倒産。
新たな経済危機を引き起こしかねない。

国家検定で、一級建築士制度を決めたが、その人たちが崩れ始める。
また、市の行政機関にも審査・登録機関がある。
そこもいい加減。
建築後、検査会社がチェック。
それもいい加減。

はたして、どんな仕組みを作れば、耐震構造の建物がちゃんとできるのであろうか?