俺にも一言、言わせろ

世の中、腹の立つことばかり。真面目に生きてる一人として、一言述べさせていただきます。連帯を求めて、孤立を恐れず。

アビバ ついに倒産!

2005-01-26 00:14:45 | Weblog
先日、1月18日、パソコン教室のアビバが倒産を宣言した。
正しくは、会社更生法適用を申請したということである。
アビバは、名古屋を本拠地として、パソコン教室をスタートさせた。
パートナーは、何と宮崎交通や、鬼怒川のホテル、北海道の会社で、
異色のグループであった。
最初は、加藤茶を使い、続いて、ガッツ石松を使って、テレビコマーシャルを打った。
いずれも、資格を取得ということで、転職や再就職のお手伝いという、
的を得た戦略。
一時期は、いつも満員で、全国拡大展開を図った。
その背景としては、国策であるIT推進や、自己啓発に対する支援があって、
多くの人々は、パソコンをお国の費用で勉強できた。

この企画は、あまり評価はされなかったが、
おかげでパソコンの普及が随分進んだと思う。
当時の森首相は、主な業績はないが、このIT推進だけは立派な業績と評価する。

いつの時代も、教育は地味な分野で、その結果が良かったと評価されるのは、
何十年か後のことである。
一方、小泉は、自民党を壊すとか、道路公団を壊すとか、
はたまた、郵政省の民営化だとか、話としては小気味がいいが、
すべて、中途半端。
対決ムードを作り、パフォーマンスだけはいいが、果たして、
この人は真面目に考えているのだろうかと疑う。

国の財政が赤字ということで、カットしやすいところをカットする。
気が付かないうちに、国の形が変わっていくのである。
国民の教育費用は決してカットすべきではない。
また、学ぼうとする人々にはチャンと予算をつけて補助すべきと考える。
そんな費用に比べれば、他にカットしてもいい費用など沢山ある。

アビバは、1990年代の代表的ビジネスであった。
それが、つぶれるということは、その時代の国政が失敗したことと
同じだと考えるべきである。

私も、アビバほど大きな規模ではないが、パソコン教室のオーナーである。
何とか、国がこの業界を守ってやろうと考えて欲しい。
すなわち、まだまだ、公的なIT講習会をやって欲しいという人々は沢山いる。
50歳、60歳、70歳の人々が、高い費用を出してパソコン教室には通えない。
だから、私は、ゴーゴー(55歳)パスを発行してやって欲しいと思っている。

パソコンを勉強したい人は、市区町村にパスをもらいに行き、
そのパスを持っていけば、パソコン教室で、安くパソコンを勉強できるというもの。
意欲ある国民には、国が支援をしてやる。
それでこそ、未来が明るくなるというもの。

政治家の皆さん、アビバの倒産をもう少し真剣に考えてもらいたいものである。