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…… 池 千之助   信州ありふれた普通便 ……。

         信州・長野県長野市から、お気楽で無駄な記事を載せています。

長野・善光寺御開帳の回向柱は松代から・・・・・・

2015年04月10日 | イベント・コンサート
  4月に入り、杏や桜の花が、例年より早めに、一気に咲き始めました。また、5日(日)から長野・善光寺さんでは、数えで7年目の「善光寺御開帳」が5月31日迄の期間始まりました。で、この御開帳の期間中、「国宝・善光寺本堂」前と、仲見世通り途中の東側「世尊院釈迦堂」前に建立される二本の「回向柱」は、信州・真田十万石の城下町「松代」が毎回寄進しています。

  今回も、当然ながら、二本の回向柱は、先月29日(日)の午前中、早朝から松代町内を巡行し、午後からは、末広町より長野・表参道(中央通り)を善光寺に向けて、大行列が、絢爛豪華に歩を進めました。

  で、今日はその長野での行列の動きと、国宝・善光寺本堂前での奉納式での写真を並べたいと思います。


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回向柱は、真田十万石行列のしんがりを勤めています。 この写真では分かりずらいのですが、この柱の両側には2本の長い綱があり、老若男女の皆さんが、数百人規模で、その綱を引っ張りながら、進んでいます。

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 ここには、松代藩のお殿様、真田家十四代御当主・真田幸俊さんが乗っておられます。地元で行事がありますと、東京からいつもお越しになられ、我われにそのお姿を拝謁させて下さいます。

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 そして、善光寺仲見世通りの難関、ほぼ直角の90度に大回向柱が通過しているところです。この大回向柱は、太さ45センチ角、長さが10メートルありますので、周りの見物人の皆さんにもはけていただきながらの状況です。

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こちらは、「世尊院釈迦堂」前に建立される小回向柱です。30センチ角で8メートルですので、先ほどの大回向柱とは大違いで曲がれます。


 で、国宝・善光寺本堂前に到着した大小二本の回向柱は、善光寺さんの大本願御上人様と大勧進大貫主様の両御住職、また一山御住職の皆さんの見守る中、厳かに回向柱奉納式が執り行われました。(尤も、善光寺さん側からみますと、回向柱受入式になります。)


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 この日、天気予報では、あまり良い天気ではなかったのですが、全ての行事が終わりに近付いて来た頃、雨がぽつりぽつりとあたってきました。

 でも、松代からの「回向柱奉納」が無事に行われ、善光寺御開帳のシンボルとして、その期間中700万人とも予想される参拝者に触れられていきますので、大役を果たしたと思います。

 で、今月3日(金)に、この回向柱の建立式が行われ、国宝・善光寺本堂前に、しっかりと建立されました。

 この後、近いうちに時間を見つけて「回向柱」に触れて来ようと思います。


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