雑文の旅

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猫爺のコラム「人生とは」

2015-09-30 | コラム
 「人生とは?」宗教家は、とかく物事を難しく説いて、信者を集めようとする。それが商売なのだから当然だろう。
 物書きは、別にどうでもよい事でもネタにして本を出版する。これも、商売なのだから当然だ。
 商売でなくても、当たり前のことでも、とかく人間というものは理屈を捏ねたがるものだ。

 今朝も、宗教関係のチラシが、講演会への参加を呼び掛けていた。「人生とは何か?」を、説いてくださるそうである。

 お偉い識者には必要なのかも知れないが、ド凡人の猫爺はこう考える。

 人生とは、偶々生まれてきて始まるもので、一生懸命に生きて、一生懸命に終わる。その過程が人生であって、どう社会に貢献したか、人の為になったか、苦楽を共にした家族を守ったか、どう死んでいったか、そんなことを考えようと考えまいと、人生は快く過ぎ去っていくものなのだ。
 悔い無き人生であろうと、悔いばかり残る人生であろうと、真面目に一生懸命に駆け抜ければそれで良いではないか。

 「人生とは」と、考えないのは、決して投げやりなのではない。「人生とは」と、考えない人生を一生懸命に駆け抜けてきたのだ。


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