雑文の旅

猫爺の長編小説、短編小説、掌編小説、随筆、日記の投稿用ブログ

宇宙と幽霊

2012-10-21 | 日記
 宇宙の超未来は、どうなるのだろう。 そんなことを想像するのは楽しいものだ。 今、宇宙はものすごい勢いで膨張しているのだそうで、このまま延々と膨張し続けると、銀河と銀河の間はどんどん広がり、宇宙はスカスカになってしまう。 星々はすべて燃え尽き、新星も誕生することなく、宇宙は素粒子とブラックホールだけの暗黒になるだろう。 では、この時点の神や仏や幽霊はどこに疎開するのだろう。 天国だの地獄だの、あの世だのこの世はどこへ移転するのだろう。 

 どこかで膨張が止まり、こんどは収縮に転じたとしたらどうだろう。 銀河と銀河の間は縮まり、宇宙の温度は高まって、星々は蒸発し素粒子に分解され、一点に集められ収縮する。 やがて宇宙の誕生当時のように再びビッグバーンが起こり、リサイクルの新宇宙が誕生する。 

 人はいつの日か絶滅するだろうが、宇宙に終りはないと思う。 無の揺らぎから有へ、有から無の揺らぎへのサイクルを永遠に続けるのだろう。 

 神や仏や幽霊、天国だの地獄だの、あの世だのこの世は、どうなるか? それは、人間の絶滅とともに消え去ってしまうのだ。  


 (これは、個人のゲーム的感覚の空想であり、事実を保障するものではありません) (・・;)

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