雑文の旅

猫爺の長編小説、短編小説、掌編小説、随筆、日記の投稿用ブログ

居直る、開きなおる

2013-07-20 | 日記

 ネットで調べてみても、いまいち違いが分からない。 私は、こう理解していたのだが・・・

   ◇ 舞台は50年程前の、新婚家庭の玄関先 ◇

 新妻がひとり、掃除、洗濯を終え、お茶を入れて一息ついていると。 「ピンホーン」玄関チャイムである。
   「はーい只今、どなた様ですか?」
   「警察の方(ほう)から来ました」
   「はいはい、ご苦労様です」 玄関ドアを開けると、横縞のシャツに作業ズボンの男。
   「奥さん、パンツのゴム紐買ってくれませんか?」
   「あらっ、警察の方(かた)ではありませんの?」
   「警察の前を通って来ました」
   「そうだったの? ゴム紐は間に合っています」
   「では、このタワシなど、どうですか?」
   「それも間に合っています」
   「コンドームなんかも持っていますが」
   「要りませんっ」
   「わたし昨日、刑務所から出てきまして、仕事が無いんですよ、何かひとつ買って貰いませんか?」
   「本当に要らないです」
   「助けると思って、何かひとつでいいから買ってくださいよ」
   「あんまりしつこいと、警察を呼びますよ」

 ・・・・・・・・・居直る・・・・・・・・・

   「おう、呼べるもんなら呼んでみろ、このドスが目に入らんか」
   「あーっ、強盗」
   「銭はどこに置いとるんや、銭を置いとる場所に案内せえや」
   「お願いです、止めて下さい」
   「あかん、銭や銭や、銭持って来ーい」

・・・・・・・・・開き直る・・・・・・・・・

   「おいこら、おとなしくしとったら勝手なことぬかしやがって、わしを誰や思てるのや、元は女番長、浪速の虎姫や、そんなチンケなドスを恐れるほどやわやあらへんで」
   「あ、はい、お見逸れしました、えらいすんまへん」
    

  違うかな?