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「追憶のかけら」貫井徳郎

2018年07月01日 15時15分15秒 | 読書とか

「追憶のかけら」貫井徳郎 2006実業之日本社JOY NOVELS(2004単行本)

半世紀前に自殺した小説家の手記
人助けのつもりの人探しが、気付かないうちにその人を追い詰めて~
身に覚えのない仕返しを~

その手記を受け取った松嶋にも~身に覚えのない仕打ち~

 

読者が突っ込みを入れるところを、どんどん拾って解決していく。すぐに気付かないのは主人公だけ。
2度3度おいしい作品。そうだったのか。そうだよね。と。

まあ結果として、志水の母親(永美子)さんが原因だな。あんたね、息子が結婚をしない(できない)のは、あんたの存在のせいだわ。松嶋(主人公)を咲都子さんが選んだのは、永美子さんの存在を疎んだからじゃないかね。なるほど、主人公がすべての原因のように書きながら、実はそうじゃなかったと。

後半は休憩をとるのも忘れて一気に読んだ。ハッピーエンドだな、ママはもういないけど。

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