20140110

2014年01月10日（金）　NHKニュース7

• 横浜地裁神奈川支部から逃走（07日）の男、複数の友人が逃走の手助けか
• アルツハイマー期待の研究（巨費投入国家プロジェクト）ずさんな実態
• 厳しい冷え込み　来週にかけても続く
• windowsXPサポート打ち切りを目前に、windows7などの偽物販売（当然サポートなし）
• ビール系飲料出荷量年々減少、付加価値の高い高級路線へ　アルコールそのものはどうなんだ？
• 沖縄県議会　辺野古移設断念求める
• マルハニチロ冷凍食品農薬検出問題　従業員の靴に農薬が付着していた
• 子供の教育費　公立500万、私立1677万
• 全トヨタ労働組合連合会中央委員会開催、ベースアップ統一して要求提案
• シーシェパード妨害活動　ぷっ、まだやってんの・・・
• スキージャンプ　あすからW杯

「往復書簡」湊かなえ

「往復書簡」湊かなえ　2010幻冬舎
『パピルス』Vol．27～30＋書下ろし

• 「十年後の卒業文集」
• 階段で転んで顔に怪我をしたちーちゃんは、行方不明になんかなっていなかった。
• 「二十年後の宿題」
• 先生が彼にかつての教え子6人の様子を調べて欲しがった理由。
• 「十五年後の補習」
• 十五年前に死んだ二人の同級生と火事の原因

「二十年後の宿題」は予想できてしまったが、始まりの手紙を最後に持ってくる構成が素敵。
ちなみに「北のカナリアたち」の『原案』とされたわけだが、形の良く似た全く別物であった。
やっぱりね、いい話にしようとした映画よりも、人の業を描いた「二十年後の宿題」の方が好きだ。
「北のカナリアたち」も悪くないが、心に入ってくるのは「二十年後の宿題」だ。

「十年後の卒業文集」はすかされて、「十五年後の補習」は書下ろしだけに騙された。
『違ったのか―！』『え、やっぱりそうだったのか』『でもそういう形か』

ただ、やっぱり追い込まれ感のどきどきは長編だな。

「夜行観覧車」湊かなえ

「夜行観覧車」湊かなえ　2010双葉社
『小説推理』2009年08月号～2010年03月号連載、加筆、訂正

事件は家庭で起こっているんだ！

コミュニケーション不足

事件（問題）の根源は３軒とも妻にあった。
やっぱり女性は業が深いのよ。

解決なんかできないと思っていたが、同じ方向で動いたり相手と話をして顔を見たりするだけで、ハッピーエンドにはならないものの、将来への不安は減らすことができた。

どうしようもないようで、ハッピーな物語（？）

 

※2014年01月02～04日、3日連続アンコールドラマ放送（CBC（TBS））
宮迫かい！
去年の1月からのドラマですか。ほお、早い再放送（集中）ですね。
4話から見ていましたよ。（初日見逃していた）

ドラマとテレビでいくつか変更点はあるみたいだが、特に違和感はない。
マー君が帰ってきているかどうかなんて、小島さんの嫌がらせの動機として納得だし。
（ドラマが「いい話」にしようとしている場面はさすがに気持ち悪いけれど）

「Ｎのために」湊かなえ

「Ｎのために」湊かなえ　２０１０東京創元社
『ミステリーズ』2009年02月号～10月号

彼も彼女もＮ
あいつもこいつもＮ
ぼろアパートもＮ

安藤が真相を知ったならば、「お前らは変態か！」「余計なおせっかいしてんじゃねーよ！」って思うだろう。
ああ、世の中は変態と余計なお世話でできているのかもしれない。
登場人物たちの意識や認識からすると、この世も『余計なお世話』なルールで固められているのかも。
はっ！そういう意味でタイトルをとらえると、Ｎ＝変態？！（ごめんなさい！）

ちなみに、115ページまで安藤が男だと気付きませんでした。杉下希美と沖縄にまで遊びに行く友達だから女だとばかり・・・だから、野口と安藤が不倫をしているのではないかなんて思いながら読んでいたのに！

杉下希美はね、高島ちさ子でイメージしてみました。見た目はいいのに男前（がさつ）で外（遠く）への憧れとか。

まだまだ嘘や隠していることはあるのかもしれない。
ああ、モノローグで構成される湊さんの作品は、実は隠れている嘘を探す作品なのかもしれない。なんてね。